2010/01/02

クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール ジュリエナス 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(3)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:06)\1590
(4)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール ジュリエナス 2006
【外観】
やや落ち着いた色調の透明感のあるルビー色。
底がはっきり見えるくらいの透明感。
輝きがあり、キレイなルビー。
色味はやや落ち着きがあるが、まだ紫っぽい。
粘性は弱く、さらっとしている。
と思いきや、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
キャンディ。
フローラル。
いちご。
それほど香りは強くないが、華やかな印象。
グラスを回すとほんのりなめし革。
フローラルの印象が強く華やかさが続く。

【味わい】
ミディアムボディ。
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はしっかりしていて、支配的。
タンニンは細かく控えめで。
酸味中心の味わいで、フルーティさは上品。
余韻は少し続く。

【判定】
明るい外観は、ピノ・ノワールかガメイ。
香りはキャンディっぽいさがあり、これはガメイ。
フローラルな印象もいかにもクリュ・ボージョレ。
味わいもボディが軽く、力強さは無いが、とても上品にまとまっている。
しかもとても華やかで、いかにもボージョレらしい。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

すっきりと上品なガメイです。

【総評】
クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール ジュリエナス 2006
CHRISTOPHE PACALET ET MARCEL LAPIERRE Julienas 2006

仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナスAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

町田の蔵家さんで、2380円で購入。

ガメイとピノ・ノワールの違いは、香りではキャンディ香、味わいではボディの軽さでしょうか。
フローラルの香りの違いでいくと、ピノ・ノワールはドライフラワーのような感じがありますよね。
ガメイは生花の印象ですね。
とても華やかです。

ガメイは力が弱く、さらに香りもカジュアルなので、好き嫌いがある品種だと思いますが、クリュ・ボージョレクラスになると、ひとつのジャンルとして完成してますね。

このクリュ・ボージョレは、後味もすっきりしていて、フィネスを感じます。

カミさんに値段を聞いたら、3800円!

ボージョレ・ヌーボーが2500円くらいするので、それ以上の値段をつけたらしいのですが、それを考えると、ボージョレ・ヌーボーってやっぱ高いですね。

今日はおせちの残りなので、どれもこれも合いませんでしたが、すっきりしていてクリーンな印象が強く、そのままで十分美味しいワインです。

繊細な味わいなので、トマトとモッツァレラのパスタとか、シンプルなピザとか良さそうです。

ロゼに近い印象もあるので、豚肉料理なんかも意外といけるかも。
あとはチキンカツとか。

クラッカーにウォッシュチーズとトマトを乗せたおつまみは良く合いました。
やっぱりトマトがありますね。加熱したトマト。

少しオリがありましたが、最後の一滴まで美味しく飲めました。
ワインを飲み干したあとに残る、フルーティなカラメル香りも最高。

すっきりした上品な味わいが素晴らしいですね。
いままで飲んだガメイで一番美味しいかも。

■楽天ショップへのリンク

ジュリエナ[2006]年・ドメーヌ・クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール・高級ロウ封印キャップ・自然派・有機ワイン・ビオディナミ
Julienas [2006]

※サイトより引用
太陽の光と大地の恵みをワインに変える造り手、有機農法の先駆者、マルセル・ラピエール。
・補糖しない。(葡萄の糖分が足りない時に糖分を加える事をしない。)
・培養酵母ではなく、葡萄の皮に付く天然酵母で発酵させる。
・除草剤を一切使わないで葡萄を育てる。
・酸化防止剤を加えない。
・ろ過せずに瓶詰めする。
ボージョレ地区の中でマルセル・ラピエールはひと際、傑出した生産者であると同時に、有機農法(ビオデナミ)ワインの実践者です。
マルセル・ラピエールは労を惜しまず彼のワイン造りに情熱を捧げて、素晴らしいワインを造り出し、太陽の光と大地の力を液体に変えると言われています。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事