2009/10/18

小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)アルバリーニョ、シャルドネ(スペイン:カタルーニャ州:コステルス・デル・セグレDO:05)\1680
(3)品種不明(日本:長野県:小布施:08)\1260
(4)リースリング(豪:南オーストラリア州:07)\1050

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 純国産ワイン 2008 ヴァン ド ターブル ド ジャポン
【外観】
ややグリーンがかったやや明るめのレモンイエロー。
わずかに濁りがある?
ワインが冷たく、グラスが曇っているので、いまいち分からない。
輝きがあり、キラキラとした印象。
粘性はわりと強めで、脚が長く残る。

【香り】
南国系のフルーツ香。
パッションフルーツ?
香りは弱めで、少し生っぽい香りが混ざってる?
グラスを回すと、酵母のような印象が強くなる。
ご飯のような匂いというか、食べ物のような匂いというか。
かすかにハーブ香。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
酸味はしっかりしている。
少しネクターを思わせるとろりとした口当たり。
アルコール度はしっかりありそう。
爽やかさやすっきり感は少なく、やや鈍調で、穏やかな飲み口。
余韻はわずかに残る。

【判定】
品種不明の小布施のワインは、恐らく濁りがある。
ワインに濁りがあればそこで決定。
でも今回は明確な濁りは感じない。
色合いは若さを残しているので、03のアリゴテは消える。
香りの印象では、少なくともリースリングでは無い(と思う)。
飲み口も穏やかでやや鈍調なので、まず違うだろう。
そうなると消去法で、スペインのアルバリーニョ、シャルドネ。
何となくイタリアワインっぽい香りのまとまりなんだけど、スペインというのもありそう。
アルバリーニョの特徴が分からないが、洋ナシやモモのような果実感が、グローバル品種とちょっと違う雰囲気を出しているのでは。

ファイナルアンサーで、アルバリーニョ、シャルドネ
で、ブー

なんと小布施のワインでした。

【総評】
小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 純国産ワイン 2008 ヴァン ド ターブル ド ジャポン
Obuse Winery No label Wine for captive use Dry 2008 Vin de Table Vin de Table de Japon

日本:長野県:国産ブドウ使用
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明

小布施ワイナリーで、1260円で購入。

日本のワインとは思いませんでした。
香りの段階ではやや酵母の印象が強く、日本のワインっぽい感じがあったのですが、飲み口はしっかりとしていて、イタリアかスペインって印象を受けましたね。

このワインは無清澄なので、酵母の沈殿物があるのですが、それが旨みを出しているようです。
その酵母の香りが、最初に感じた、生っぽい、食べ物っぽい感じだと思います。
そこで気が付かないとダメですねー。

もちろん、高品質なワインっていう感じではありまえせんが、朴訥とした、味わい深さがあります。
ワイナリーで買ってきたから特にナチュラルな感じを受けますね。

でもそんな事はお構いなしのカミさんは、「カルピスっぽい後味が嫌い。新酒っぽい。」と辛口評価。

まあ、洗練されて完成されたワインでは無いので、ワイナリー直売の無清澄、生瓶詰めの味わいを楽しむタイプでしょうかね。
そうそう、どぶろくのような感じとでもいいましょうか。

それにしても日本のワインによく感じるこの日本酒っぽさは何なのでしょうか。
酵母の問題?

このワインは鍋ものに合いそうですねー。
今日の中華のソースの白菜に良く合ってました。
トリの水炊きなんかいいのでは。

食事に合わせるとますます日本酒っぽさが強くなるのですが、なるほど、「ヴァン ド ターブル ド ジャポン」です。

※裏ラベルの記述
小布施ワイナリー ノーラベル 自家消費用ワイン 辛口 純国産ワイン 2008 ヴァン ド ターブル ド ジャポン

2008年の小布施ワイナリーは千円台の商品が夏を前にすべて完売してしまったため、この自家用「ノーラベル」ワインを特別に発売することにしました。
イタリアの田舎みたいですね(笑)。
ノーラベルは小布施ワイナリー自家消費用ワインとしてボトリングした白ワインです。
表のラベルがないので「ノーラベル」という名前なのです。
小布施の白はすべて欧州系ワイン葡萄で造られています。
その底辺の白ワイン「ソガペールエフィス ブラン」でも選ばれしワインのみがボトリングされます。
そこから漏れたワインが自家消費用ワインとなるのです。
マロラクティック醗酵による熟成と穏やかな酸化熟成により柔らかい味わいがお楽しみいただけます。
カジュアルな雰囲気の中でご家庭用としてご利用ください。
<注意>
ご贈答などの御利用には遠慮していただきますようお願いいたします。
このワインは無清澄化、生瓶詰めしてしているため、酵母の沈殿物がございます。
品質に問題はございませんのでご安心してお召し上がり下さい。

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