・ユニ・ブラン50%、コロンバール50%(フランス:南西地方:コート・ド・ガスコーニュ:07)\890
・シャルドネ(フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:NV)\819
・カタラット、グレカニコ、インツォリア(伊:シチリア州:IGT:07)\680
・シャルドネ、シュナン、ヴィオニエ(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\680
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
中庸な黄色。
複雑な色調でムラのある感じ。
ややオレンジっぽさがある。
ちいさな気泡がグラスにつき、炭酸を含んでいると思われる。
粘性は中庸。
【香り】
厚みのある果実香。
やや加熱したような印象。
蜜のような、シロップのような印象もある。
爽やかというよりは、やや重い感じ。
アルコールのニュアンスも少しある。
グラスを回すとややヴァニラなどの樽熟成由来の香りを感じる。
白い花のようなフローラルさもある。
香りは強めで、アロマティック品種が混ざっているようなイメージ。
【味わい】
セックながら、ほんのり、わずかに残糖を感じる。
酸味が強く、後味に強い酸っぱさが残る。
炭酸が多く含まれているようで、スパークリングのような味わい。
ボディはかるく、スレンダー。
後味はやや炭酸飲料を飲んだあとのよう。
アルコール度は低く、やや酸味や飲み口が荒っぽい。
【判定】
なかなか難しい4本。
外観は色味にムラのある感じで、複数の品種のブレンドかと思われる。
ほんのりオレンジを感じるが、グリーンの方が強いかな。
この段階では、候補絞れず。
香りは厚みがあって、強い。
しかもアロマティック品種が入っているようなイメージ。
そうなるとシュナンとヴィオニエが入っているアルゼンチンか。
ところが味わいは酸味が主体。
ボディも薄く、サバサバしたドライな感じ。
そうなるとシュナン、ヴィオニエとはイメージが違う。
さらに炭酸の印象がとても強い。
そうなるとイタリア?
でも香りの印象はちょっと違って、ちょっと厚ぼったい。
シャルドネって事も考えられるが、単一品種とも思えない。
そうなるとユニ・ブラン、コロンバールだが、ちょっとフルーティさが強い。
どれも印象が違っている。
決め手が無いので、全体的な印象で決めるしかないが、飲み口の印象が新世界っぽく無いので、アルゼンチンは消す。
さらにこの炭酸の印象で考えられるのは、イタリア?
フランスの2本はちょっと違うかな。
ファイナルアンサーで、カタラット、グレカニコ、インツォリア(イタリア)
で、 ブー
ユニ・ブラン、コロンバールでした。
【総評】
シュヴァリエ・ド・ラック・ブラン 2007
CHEVALIER DU LAC 2007
フランス:南西地方:コート・ド・ガスコーニュ
アルコール度:11%
ブドウ品種:ユニ・ブラン50%、コロンバール50%
リカーランドトップで、890円で購入。
いつもの事ながら、ネタバレしてみるとユニ・ブランって感じもちょっとある。
香りの重い感じとかが、ユニ・ブラン、コロンバールっぽいのかな。
アルコールのニュアンスが出るのも特徴かも。
ユニ・ブランとコロンバールのワインといえば、ピア・ドール。
近いところでカルロ・ロッシ。
ピア・ドールよりはまだ美味しいかな。
カミさんに価格を聞いたら、880円。
わずか10円違いでした。
ほぼ価格なりの品質って感じでしょうか。
ユニ・ブラン、コロンバールを使ったワインの中では良い方だと思います。
酸がきつくて、やや昔風な感じがしますが、ノスタルジックな感じは悪くありません。
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