2007/10/07

サンセール ドメーヌ・ドールニー 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・シャルドネ(ムルソー)\4180
・ソーヴィニヨン・ブラン(サンセール:エチエンヌ・ドールニー)\2907
リースリング(豪:イーグルホーク)\880
・セミヨン、コロンバール、グルナッシュ・ブラン(仏テーブルワイン:ガストン)\568

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング

サンセール ドメーヌ・ドールニー 2005 ボトル ラベル
【外観】
やや明るめの中庸な黄色。
緑色を少し感じる。
粘性はそれほど感じず、さらっとしている。
見た目の印象はリースリングか、サンセール。

【香り】
ミネラル、柑橘系のフルーツ、少し爽やかなハーブのような香り。
ミントっぽい揮発性があるようなハーブの香りを感じる。
そこにソーヴィニヨン・ブランであろうヴァラエタルアロマがしっかりとたっている。
リースリングのペトロール香の印象かなと思うが、これは間違いなく、ソーヴィニヨン・ブランだろう。
全体的にとても爽やかで、ほんのり甘さを感じるとろけるような香り。

【味わい】
りりしい酸味とすっきりと消える後味。
とてもキレイな飲み口。
これは一回飲んだことがある、とても好印象のワイン。
ほんのり苦味も感じるが、全体の爽やかさにとても良いバランスで影響している。
すっきりとしていて、後味もとてもキレイで、それでいて深みというか厚みのような余韻を残す。
とても素晴らしい。

【判定】
明らかにソーヴィニヨン・ブランな上に、これは飲んだことがある味わい。

ファイナルアンサーで、サンセール
で、ピンポン

このサンセール、とても素直でおいしいんです。

【総評】
サンセール ドメーヌ・ドールニー 2005
Sancerre Domaine Daulny 2005

フランス:ロワール地方:サンセール
アルコール度:12.5%

ル・ヴァン・ヴィヴァンで、2907円で購入

我が家的にはとても好みのワイン。
ソーヴィニヨン・ブラン独特のスモーキーなグリーン香がしっかりたっている。
世界的な流行では、ヴァラエタルアロマを消して、トロピカルフルーツの印象を強めたタイプが評価されていると聞いた事があるが、素性を隠さずにとても上品に仕上げているこのサンセールには強いポリシーを感じる。
と言うと、とても頑固に仕上げているワインのようだが、すっきりフルーティ、さらに上品な余韻、とてもバランスが良い。
飲んだ後の印象が梨を食べたあとみたい。フルーツを食べたあとの余韻みたいなキレイなスッキリ感があります。
そこそこ良い値段だけど、買い置きしておきたくなるワインですね。
最近の白の中では一押しかな。

【カミさんのコメント】
おいしい。
我が家好み。
酸味がとても良い。
値段は3500円くらい?

http://www.rakuten.co.jp/kobusiya/428768/430211/963488/
※サイトからの引用
ロワールのグラン・クリュ格、サンセールの地で数百年前から代々葡萄栽培を行う名門。
当主は寡黙で実直。まさに職人といった雰囲気をもつエチエンヌ氏。
サンセールはフルーティでチャーミングなタイプからミネラルの骨格が雄大な長期熟成に耐えるタイプまで、幅広いスタイルのワインを持つが、当然それを生み出す多彩で広大なテロワールを有する。
ドールニー家のあるショードネィ村は、後者を生み出す急激な斜面の麓にある。
ドメーヌの特徴は所有畑16haの殆ど全てが南向きという絶好のロケーションに位置する事、ほぼ無農薬に近いリュット・レゾヌの農法を10数年以上前から採用している事、及び、多産のこのエリアでは例外的なほどに少ない収量にある。
類い稀なる土壌に起因する完熟したソーヴィニヨン・ブランのフルーツの2要素が両立する完璧なサンセールとなる。
積極的な宣伝をしないため、無名にとどまってきたドメーヌだが、実際その生産はイギリスの愛好家の手に渡って完売という現状。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事