2012/01/07

ディンカント キャンティ DOCG NV

ディンカント キャンティ DOCG NV
ディンカント キャンティ DOCG NV
DINCANTO CHIANTI DOCG NV

イタリア:トスカーナ州:DOCGキアンティ
アルコール度:13%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

肉のハナマサで、698円で購入。

【外観】
若々しい色調の濃いガーネット。
色味はほとんど黒に近いが、フチ5mmくらいが、青みの強いバイオレット。
かなりドギツイ感じのムラサキ。
透明度はほとんど無く、底はまったく見えない。
粘性はやや強めで、脚が多く現れる。

【香り】
赤い果実。
キャンディ?
ちょっとヴェジェタル?
グラスを回すと生っぽい動物香。
茎っぽいグリーン香。
かなり青っぽい印象。
香りはそれほど強くない。

【味わい】
残糖を少し残したセック。
ミディアムからフルボディ。
濃厚なフルーティさのあるアタック。
アルコール度は強め。
酸味は強め。
タンニンもしっかりあり、舌の表面全体が乾くくらい。
ほんのり甘みのあるフルーティなアタックから、少しボリューム感が出て、後味は収斂性のあるタンニンが残る。
やや、青臭い感じが残る。
ケミカルな印象もあって、やや後味が悪い。

【総評】
肉のハナマサワインらしくない、濃厚フルーティなタイプです。

ひと昔前のニューワールドワインみたいな濃さで、さらに青っぽさとか、人工的な香りもあって、第一印象はイマイチ。
ただ、飲みくちのフルーティさはチャーミングな印象ですね。

今日の晩御飯は、冷凍のチャーハンに冷凍の唐揚げという、節約メニュー。
体に悪そう・・・

脂っこい冷凍食品には、この濃くてタンニンの強さがよく合いますね。

おつまみでミックスナッツに合わせると、ナッツの油脂分がワインの渋みを助けてくれます。

とはいえ、なんでしょうね、果梗も一緒にワインになってるような、雑な味わい。

何か甘い匂いがすると思ったら、カラメルを通り越したキャラメルの香り。
いや、黒糖かな?
なんかとっても人工的な感じなんですよね。

このワイン、食事無しだとグラスが進みません。

食べ物にサポートしてもらわないと、飲めない感じ。
変に甘くて、それでいて荒っぽい感じが、ちょっと体に悪そうなくらいですね。

渋みがちょっとやな感じなのかな?

肉のハナマサワインは、軽めで肩の力が抜けてる感じが良かったのに、これはちょっと・・・
濃くすりゃいいってもんじゃない、って世界中で分かってきたところなのにね。

個人的にはハズレなワインかな~。

<次の日>

残ったので、次の日も飲んでみました。
マイルドになって飲みやすくなってますね。
昨日よりも美味しいかも。

2日目のものをカミさんに飲ませたら、「ちょっと甘いけど、悪くない。」という感想。
価格を聞いたら、698円でドンピシャでした。

フルーツ感があってそんなに悪くないですが、後味にのこる樽のニュアンスがやっぱり苦手かも。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

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