2011/07/28
トロ マドレガーレ ロッソ 2009(ブラインドテイスティング:外す)
(1)ツヴァイゲルトレーベ(日本:岩手県:花巻市大迫町:07)\3570
(2)モンテプルチアーノ(伊:アブルッツォ州:IGTテッレ・ディ・キエーティ:09)\648
(3)シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:03)\598
(4)テンプラニーリョ主体(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:NV)\523
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しさを感じる、濃いガーネット。
色あいはほとんど黒に近いが、フチは落ち着いたバイオレット。
わずかに透明感があるが、底は見えない。
粘性は中庸。
【香り】
パンのような酵母の香り。
黒いフレッシュな果実。
茎っぽいグリーン香。
グラスを回すと干し肉っぽい動物香。
香りはそれほど強くないが、鼻を突く刺激的な印象がある。
香りが落ち着くとフローラルな印象。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
かなりの辛口。
ミディアムボディ。
酸味はややとげとげしく、収斂性を感じる。
アルコール度は高めに感じる。
タンニンは控えめで、舌の真ん中が少し乾く程度。
口に含んで膨らみはなく、ボソボソしたような乾く感じ。
余韻は少し続く。
【判定】
若々しい色調からは、2009年のモンテプルチアーノか、NVのテンプラニーリョ。
香りは弱めで、品種を特定する要素が少ない。
テンプラニーリョというよりは、モンテプルチアーノ。
香りは弱めながら、フローラルな印象があり、ちょっとイタリアっぽい?
味わいはかなりのドライ。
ボディは痩せぎす。
味わいからも、品種と生産国の特定は難しい。
ちょっと時間が経つと、テンプラニーリョっぽい野趣のある動物香が出てきたような。
何となく、ボルドーよりのスペインって感じもある。
ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ
で、ブー
モンテプルチアーノの方でした。
【総評】
トロ マドレガーレ ロッソ 2009
Madregale Rosso 2009
イタリア:アブルッツォ州:IGTテッレ・ディ・キエーティ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:モンテプルチアーノ
リカーランドトップで、648円で購入。
確かにこのドライさ加減はイタリアって感じ。
でも相当硬派な感じの、地味な印象のイタリアワインですね。
まずまったくジュースっぽくありません。
フルーティでもありません。
ほんのり甘い、なんてこともありません。
何か暗い過去を背負っているような印象?
麻婆豆腐に合わせると、軽いところで何とかつじつまが合いますが、基本的にはお互い受付ない感じ。
野菜の煮物があったので、試しに合わせてみると、甘い部分にまったく合いません。
パウンドケーキもまったくダメ。
社交性ゼロで、ひとり浮いてる感じ?
カミさんに価格感を聞いたら、780円。
スパイシーなところがイタリアっぽくないって言ってましたが、確かにスパイシーがこのワインの特徴かも。
他の人の意見は参考になりますね。
悪くないんですよね。
ガーリックトーストにはバッチリ合います。
和食には合わないけど、ちゃんとワインに合う食事には美味しそうです。
でもちょっと素っ気ないもしれません。
何というか、もうちょっとサービス精神が欲しいんですよね。
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