(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレーDO:08)\1659(12本セット@831円で購入)
(2)マルベック(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレーDO:08)\1659(12本セット@831円で購入)
(3)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(4)モナストレル(スペイン:バレンシア州:アリカンテDO:03)\1260(12本セット@831円で購入)
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
ほぼ黒に近い、濃いガーネット。
透明感はほとんど無い。
色はほとんど黒。
フチに薄くバイオレット。
色合いは若々しい。
粘性はやや強く、脚が長く残る。
雫に色素が残る。
【香り】
濃厚な果実香。
スパイス。
タバコのような焦げ臭。
ジャム。
厚みがあり、ボリューム感を感じる香り。
グラスを回すと、生っぽい動物香が出てくる。
茎っぽいスパイス香。
スモーク。
【味わい】
残糖をほとんど感じ無いセック。
酸味は優しいがしっかりしている。
タンニンは細かいがどっしりしている。
フルボディ。
それでいてフルーティ。
アルコール度は高く、後味がかなり辛く、乾く印象。
ただ全体に柔らかさがある。
余韻は長めに続く。
【判定】
ものすごく濃い感じは、ひと昔前のチリカベ。
アメリカのカベルネ・ソーヴィニヨンも考えられるが、2004年産なので若々しさの印象が違う。
香りの印象もチリカベ。
濃いフルーツ香にスモーキーなグリーン香。
濃厚ながらシラーとは違う感じ。
ただこの選択肢の中ではマルベックもあるので注意。
味わいは思いのほか辛い。
カッシェロ・デル・ディアブロのカベルネ・ソーヴィニヨンも辛かったがちょうどそんな感じ?
ただ、フルーティさと、アルコールのもつ甘みがあり、不思議な清涼感がある。
香りといい、芯の強さといい、完全にカベルネ・ソーヴィニヨンの印象。
ガルナッチャやモナストレルだったらこんなに芯の強いワインは出来ないだろう。
マルベックでもない。
ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー
え~、マルベック??
【総評】
モンテス・クラシック マルべック 2008
MONTES CLASSIC MALBEC 2008
チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレーDO
アルコール度:14%
ブドウ品種:マルベック
エノテカのオンラインショップで、12本セット9975円、一本あたり831円で購入。
参考価格は、1659円。
いままでフニャフニャなマルベックしか飲んだこと無かったので、こんなにしっかりしたマルベックは初めてです。
しかもアルゼンチンじゃなくて、チリ。
日本でマッコリつくってる感じ?(全然違う!)
マルベックってアルゼンチンのイメージが強いですが、原産はフランスの南西部。
どちらかというと、このワインは、南西地方のAOC、カオールの黒ワインをイメージしているのかもしれませんね。
それにしても、このワイン美味しいですね。
アルコール度が14%もあるのに、スイスイ飲めてしまいます。
平日に開けるワインじゃないぞ、こりゃ。
明日は午前中撃沈ですね。
力強い印象でカベルネ・ソーヴィニヨンと思ってしまいましたが、飲み進んでみると、強さの中になんとも包容力のある優しさ、を感じます。
たくましいお母さん、って感じ?
マルベックってちょっと「ほわん」としたイメージがあるのですが、このワインも力強さの中に、「ほわん」とした柔らかい部分を持ってます。
そこがとても魅力になってますね。
あー、でもこのワイン、全く和食には合いません。
肉持ってこーい!って叫んでます。
ワカメともやしの酢の物があったので、ためしに合わせてみたら・・・
何だかよく分かりませんが・・・ でも、思ったほど悪くない??
今日の晩ご飯は麻婆豆腐。
カミさんいわく、陳建一さんのレシピだそうです。
合わせてみると・・・
あれー、意外と大丈夫??
このワイン、そうとうフトコロが深いみたいですね。
ステーキ以外喰わないぞ!っていう彫りの深い外人顔なのに、しゃべると大阪弁、みたいな親近感があります。
とはいえ、普通に食事に合わせてみると、やっぱりアルコール度が高いのか、料理から離れていきますね。
やっぱり、牛肉の赤身のブロックを、豪快に焼いた感じに合いそうなワインです。
食卓を見ると、子供の食べ残しのスナックに、チートスのバジル・チキン味が残ってる・・
試しに合わせてみよう。
なんでしょうね、自己主張の強い二人が、殴り合いのケンカをしてる、って感じ。
大暴れです。
こんなに香りも味も強いスナック菓子に、堂々と立ち向かえるってのはさすがですが、ワインが可哀想なのでやめておきます。
それにしても、ワインだけで飲んでると、何か欲しくなるタイプですね。
しかもしっかりとした食事。
許容範囲が広いので、レストランでも出せるし、家庭料理のハンバーグとか、焼肉でも合いそうです。
カミさんに価格を聞いたら、「1280円」
ワインだけで飲んでると、渋味がたまってきてしまうからですね。
それとちょっとマルベック独特の、気の抜けたような印象があるからかな。
火曜日なのに、すっかり二人で1本空いてしまいました。
良いワインですね。
こんどは牛肉かラムと合わせてみたいと思います。
それにしても、このエノテカのワインセット、半端なくお買い得感がありますね。
オススメです。
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