2010/10/10

アンバーヒル カベルネ・ソーヴィニヨン 2004(ブラインドテイスティング:外す)

(1)メルロー(豪:サウス・オーストラリア州:08)\1827(12本セット@831円で購入)
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:コルチャグア・ヴァレーDO:08)\1659(12本セット@831円で購入)
(3)ガルナッチャ(スペイン:ナバラ州:ナバラDO:05)\1590
(4)モナストレル(スペイン:バレンシア州:アリカンテDO:03)\1260(12本セット@831円で購入)
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ:カリフォルニア州:04)\999

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アンバーヒル カベルネ・ソーヴィニヨン 2004
【外観】
濃く黒いガーネット。
底光りするような輝きがある。
色はほとんど黒だが、フチは少し落ち着いたルージュ。
粘性は中庸。

【香り】
アルコールの印象。
スミレのようなフローラル。
ドライフルーツ。
グラスを回すと干し肉くらいの動物香。
少し熟成感を感じる。
アルコールなのか、ケミカルなのか、少し刺激的な要素がある。
香りはそれほど強くないが、厚みがあり、複雑性もある。

【味わい】
なめらかな、とろけるようなアタック。
ミディアムからフルボディ。
酸味は優しいがしっかりしている。
タンニンはなめらかで、控え目、やや弱め。
優しいバランスでまとまっているが、アルコール度は強い。
ただ、後味はあまり乾かず、しっとりとしている。
余韻は短い。

【判定】
やや落ち着いた濃い外観からは、2004年のカベルネ・ソーヴィニヨンが候補。
あとはガルナッチャ、モナストレルもある。

香りは、ボルドースタイルの華やかでフローラルな印象。
単純に考えるとカベルネ・ソーヴィニヨンだが、スペインのナバラ州はボルドーにも近いのでここも怪しい。

味わいは、びっくりするくらいまろやか。
とろみを感じる、ネクターっぽいまろやかさ。

このサービス精神旺盛の味わいは、アメリカっぽい。

酸味と渋味の尖った部分を丸く削り落として、スルっと喉に入る感じ。

後味もキレイで、でもなんかジュースっぽい?

カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴を探ると、香りにはカベルネ独特なグリーン香を感じる。

ちょっと待った。
チリの2008年のカベルネ・ソーヴィニヨンもちょっと候補かも。
価格の印象は1500円レベルくらい。

いやいや、ちょっと待て。

香りの中に独特な収斂性のある酸味を感じる。
これは、モナストレルかガルナッチャの可能性浮上。

モナストレルは、鉄サビが特徴と個人的に思ってるが、このワインは・・・う~ん、微妙。

この柔らかさは、ガルナッチャの方かな~。

ファイナルアンサーで、スペインのガルナッチャ
で、ブー

うう、アメリカのカベルネ・ソーヴィニヨン・・

【総評】
アンバーヒル カベルネ・ソーヴィニヨン 2004
AMBERHILL CABERNET SAUVIGNON 2004

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、999円で購入。

散々迷った挙句に外してしまう、最悪のパターン。。
やはり第一印象が重要ってことですね。

このワイン、ちょっと評価に困りますね。

一瞬、メドックのグラン・クリュ?って思わせるような要素がありますね。
なめらかな口当たりと、グラスのワインが少なくなっても強く香る、ボルドースタイルの香り。

口当たりが弱いので、さすがにメドックのグラン・クリュとは思わないでしょうが。

なめらかで飲みやすくて、美味しいのですが、何かちょっとひっかかる味わい。

飲み進んでも最初の印象から変わりません。
さらに温度が上がっても変わらない?

何だかとっても人工的で、整形美人って印象?
キレイなんだけど、表情が無い、みたいな。

ボルドーワイン風アルコール飲料って感じなんですよね~。
我が家的にはイマイチかも。

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