タコネス赤 2007
TACONES ROUGE 2007
アルゼンチン:メンドーサ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、ボナルダ
グルメシティで、398円で購入。
【外観】
濃い外観。
かすかに透明感はあるが、底は見えない程度。
色味は黒っぽいが、フチは赤味が強い。
ディクスは薄い。
小さな気泡が少し見られる。
粘性は弱く、さらっとした印象。
【香り】
コンポートのような加工した果実の印象。
黒系の果実香。
土っぽさと、やや生っぽい動物香。
香りは弱めだが、グラスを回すと、硫黄のようなというか、還元的な香りというか、ケミカルな印象がブワッと出てくる。
一度その香りが出ると、他の香りはすっ飛んでしまう。
【味わい】
収斂性のある酸味。
極端に広がりの無い味わい。
舌にやや嫌な感じが残る。
このワイン、ひょっとして痛んでる?
ちょっと舌が慣れてくると、フルーツの印象を感じるようになる。
余韻はほぼ無い。
【総評】
確か、前回評価の高かったタコネス(赤)ですが、今回のものはダメ?
同じ2007なんですが、ひょっとしてこの還元臭みたいなものが無くなると飲めるのかな?
香りに敏感な人は、この硫黄のような香りはダメかもしれませんね。
でもちょっと空気に触れて落ち着いてきたら、だんだん飲めるようになってきました。
人が慣れたのかな?
もちろん上等なワインではありませんが、398円という破格値ランクの中では、ワインらしい味わいが楽しめる方だと思います。
しかしこの硫黄臭はSO2の添加量がハンパ無いってこと?
SO2が多いと、人によっては頭痛の原因になるみたいですね。
ビオワイン以外受け付けない、って人には向かないでしょうね。
(あたりまえか)
タコネスいいと思っていたんですけど、今回はちょっとケミカルな印象が気になってしまいました。
デイリーの低価格ワイン勝負でいくと、極端にジュースっぽいメルシャン ビストロか、SO2添加多めの(すみません、証拠はありません)タコネス。
どちらを選ぶか、なかなか難しい勝負ですね。
2009/03/18
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