・ソーヴィニヨン・ブラン、ユニ・ブラン(仏:ヴァン・ド・ターブル)\525
・シャルドネ(豪)\525
・グルナッシュブラン60%、ユニブラン20%、クレレット10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール)\525
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
淡い黄色で、グレーがかっている。
とても艶と輝きを感じる。
しかも小さな気泡あり。
粘性は高く、脚がいつまでたっても下りてこない。
グラッパくらいのイメージ。
【香り】
ティオペペの香り。
えー、って感じ。
もし、選択肢の中にティオペペが入っていたら、迷うことなく選ぶ。
あまりにこの香りが強く、品種の特定は困難。
【味わい】
当たり前だが、ティオペペよりはライトでやや甘い。
アルコール度も香りの印象よりは弱そう。
でも13%くらいあるんじゃなかろうか。
バランスは悪く、ややアルコールのアタックが強い。
【判定】
淡い外観からはリースリングが優勢。
でも香りにいたっては判定不可能。
熟成香が強すぎる。
ティオペペのようでもあるし、焼酎のような和風の酵母のニュアンスも少しある。
飲み口もややアルコールのアタックが強くて、ひょっとしてこれって酒精強化ワインでは。。。
とにかく、この4本の中では日本のワインしか選択肢は無い。
ファイナルアンサーで、日本のリースリング
で、ピンポン
飲むとちょっとびっくりしますが、そんなに悪いワインじゃないですね。
【総評】
美味しい 米沢のぶどう酒 しろワイン NV
日本:山形県:米沢
アルコール度:11%
ブドウ品種:リースリング系
テスコエクスプレスで、598円で購入。
以前これと同じような香りのする日本のワインを飲んだ事あるよなー、と古い記憶をたどっていくと確か、グレイスワインの「周五郎のヴァン」だったような気がします。
でも「周五郎のヴァン」ってマディラタイプだったので、酒精強化ワインなんですよね。
しかも赤なんですよね。やっぱり違うかな。
シェリー独特な香りは、熟成中に出来る「フロール」と呼ばれる酵母の膜がこの香りの要因で、良くナッティーという表現をされていますが、それだけだとこの独特な香りは表しきれませんね。
エステルというか、アルコールの印象が強くて、少しケミカルで、独特な酸の印象も混ざってますよね。
というか、完全にティオペペとして香りを嗅いでいますが、これは米沢のリースリングです。
今日の晩御飯は、豆腐と鶏ひき肉のハンバーグ。
つくねみたいなものですね。
それに大根おろしをつけて食べるという、およそワインには合わないメニューです。
でもこのワインならひょっとして、いけるかもと思って合わせてみました。
大根おろしとワインを合わせると普通は臭みが強く感じるのですが、このワインは問題ありません。
しかも、大根おろしの甘さとワインの甘さが何ともシンクロして良いハーモニー。
焼酎の方が合うのは間違いないですが、このワインもなかなか良い味を出しますね。
リースリングは和食に合うと言われていますが、さらにそのリースリングのフルーティさをそぎ落として、独特な熟成香をつける事で、より和食にあうワインに仕上げている。
そんなコンセプトを感じてしまいました。
しかし、こういった和食に良く合うタイプを飲むたびに感じるのですが、残念ながらいわゆるワインらしさが弱いんですよね。
大根おろしに合わせてのんでいると、フルーティな日本酒を飲んでるようです。
しかも、酸味のちょっと強いポテトサラダに合わせると、水っぽくなってしまいました。
和食に合うけど、洋食に合わない??
とはいえ、このワイン、個人的には大好きです。
世界中のワインが没個性化してるなかで、和食にあうワインとして、世界デビューなんてどうでしょう。
和食ブームと言われてますが、その波に乗ったら意外といけるんじゃないでしょうか。
このワイン個人的にはおすすめなんですが、かなり条件付きです。
癖のあるワインが好きで、多少外しても笑って済ませられる太っ腹な人にはおすすめします。
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