2008/04/02

ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー65%、カベルネソーヴィニヨン20%、カベルネフラン15%(仏:ボルドー)\1600
・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768
・カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ)\525

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 ボトル ラベル
【外観】
深い透明感のある濃い色合い。
底がギリギリ見えるくらいの透明感。
赤みが強く、若々しい印象。
粘性は強く、大量の脚が現れる。

【香り】
すみれの香り。
ヴァニラの香り。
焦げ臭。
チェリーくらいのフレッシュなフルーツ香。
ややいろいろな要素がアンバランスに入っているように感じる。
鉄っぽい印象や動物香もあり、とても複雑な印象。
さらに香りもとても強い。
グラスを回すと、焦げ臭と生っぽい動物的な香りがとても強くなる。

【味わい】
フレッシュでフルーティなミディアムボディ。
香りの印象とは全然違うフルーティさ。
酸味がしっかりしているので、べたべたした感じは無く、すっきりとした飲み口。
余韻は心地よく長く残る。

【判定】
色合いではどれも候補になるが、透明感の感じからは、スペインとボルドー。
香りの第一印象は、ボルドー?
でもだんだんと野趣っぽい印象に変わってくる。
かなり複雑な香りだがまとまりがいまいちな印象は少し低価格な印象がある。
飲み口はすっきりとフルーティ。
このフルーティさは、カベルネ・ソーヴィニヨンでもボルドーでも無いのでは。
なんともスペインっぽい感じを受ける。
スペインとなると、シラーだが、時間とともに感じる香りはまさに黒コショウを振った肉の印象。
これは決まりかな。

ファイナルアンサーで、ボバル、シラー
で、ブーーー

えー、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン・・・

【総評】
ネブリナ カベルネ・ソーヴィニヨン 2007
neblina CABERNET SAUVIGNON 2007

チリ:
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

テスコエクスプレスで、2本よりどり1050円、1本あたり525円で購入。

いままで、チリカベチリカベってやや軽く見ていましたが、この価格でこの品質は恐れ入りました。

スパイスと感じていたのは、どちらかというと強い茎のニュアンスで、まさにカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴だったようです。
ややスモーキーさを感じるグリーンのニュアンス。

それにしても、ややシラーとカベルネ・ソーヴィニヨンの差が曖昧になってきました。
飲み進むと、フルーティさはやや薄れてきて、硬質で辛口な印象が強くなってきます。
若干、重くてくどい(と思っている)チリカベのイメージも出てきますが、あくまで飲み口はクールです。

このワインコストパフォーマンスがとても良いです。

【カミさんのコメント】
このワイン割といい。
値段は780円くらい?

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