・グロ・マンサン50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%(アラン ブリュモン:ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ)\1200
・シャルドネ(シチリア:マンドラロッサ)\1100
・トレッビアーノ、マルヴァジーア(メリーニ:エスト!エスト!!エスト!!!)\1000
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
彩度の強い、やや濃いめの黄色で、少しグリーンがかっている。
ちょっと黄緑って感じ。
粘性はしっかりあり、ディスクも厚く、脚も複雑に現れる。
艶もあり、きらきらしていて、とろとろしている感じ。
【香り】
ほとんどフルーツ香。
柑橘系からカリン、トロピカルフルーツのような香り。
シロップ漬けのような甘い印象もある。
ちょっと熟しすぎた果実から発する香りのようなニュアンスもやや感じる。
フルーツ香は抜けていくタイプではなく、やや抵抗感をもって感じるタイプ。
重いフルーツ香というのかな。
やや樽の影響を受けているのかな、という気もするが、ほぼフルーツ香なので樽由来の香りは見つけにくい。
あえて言えば白い花、蜜、といった感じかな。
※樽は全く使わず、ステンレスタンクで熟成しているみたい
【味わい】
ボリューム感があり、ふくらみがあり、なめらかなアタック。
余韻も長く、後味にやや苦味を感じる。
アルコール度が強い時に感じる、独特の甘さを感じる。
13.5%以上あるんじゃないだろうか。
シェリーとかの酒精強化ワインくらいのアルコール度のイメージ。
【判定】
色合いで、エスト!エスト!!エスト!!!は消える。
香りはフルーツ主体で、ややトロピカルフルーツのような印象はソーヴィニヨン・ブランかと思われるが、ソーヴィニヨン・ブランのバラエタルアロマを感じないので、やや怪しい。
対してシャルドネと考えると、当てはまる点がいくつかある。
やや重い、抵抗感のあるフルーツ香。
品種の独特な香りを感じず、アロマティック品種ではなさそうな点。
ちょっと飲み口にとろみを感じる、ネクターのような飲み口。
なんとなくシャルドネっぽいなー、これは。
ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン
こってり系のシャルドネですが、嫌味はなく、よくまとまってます。
【総評】
セッテソリ マンドラロッサ シャルドネ 2006
Settesoli Mandrarossa Cardonnay 2006
イタリア:シチリア州:IGT
アルコール度:14%
レ・シ・ピ 青葉台で、1100円で購入。
フルーツとシロップ、クリームのような印象があり、洋酒の利いたフルーツケーキのような印象の香り。
口当たりはなめらかで、とろみががあり、しかも力強い。
我が家的にはもうちょっと酸がきりっとしているタイプが好みだけど、ワインとしてはとても良く出来ている印象をうけます。
クリーミーでとろっとしているシャルドネが好きな人はいいのでは。
樽を使わずに熟成しているとの事ですが、これで樽のニュアンスが入ったらベタベタで重くなってしまいそうなので、ステンレス醸造で正解なんでしょうね、きっと。
コストパフォーマンスはべらぼうに高いのではないでしょうか。
千円後半くらいの印象がありますね。(好き嫌いはともかく)
ちなみに料理は、チキンカツによく合いました。
強いアルコール度とこってりした印象が鶏肉料理によく合いそうです。
そういえばこれって、ワインエキスパート二次試験に出た日本のシャルドネにちょっと似てる?色といい、香りといい。
次にまた買うかというと・・・ちょっと難しいかな。
うちの好みではないですね。
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