2013/03/02

カサーレ・ヴェッキオ ペコリーノ 2011 (ブラインドテイスティング:外す)

カサーレ・ヴェッキオ ペコリーノ 2011
(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(2)ペコリーノ(伊:アブルッツォ州:IGTテッレ・ディ・キエーティ:11)\1820
(3)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(4)チャレッロ、ガルナッチャ・ブランカ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
(5)シャルドネ(豪:南オーストラリア州:11)\788

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きが弱め

【香り】
豊かさ:やや弱い
特徴:ミネラル、柑橘系のフルーツ、クリーム、青草っぽいハーブ
香りの印象:弱い、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):控えめ
酸味:シャープ、フレッシュ
バランス:軽めで、弱い
苦味:弱い
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(熟した印象)

【評価】
ライトでシンプル。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【判定】
明るめの色調で、輝きは強い。
グリーンっぽいが、ちょっとオレンジが入っているような複雑な色味。
この段階では分からない。

香りはとても弱い。
花粉症で鼻が効いてないのかも。
印象としては、ラムネのようなミネラル感があって、イタリアっぽい。

味わいもライトでやや頼りない感じ。
価格も安そう。
だけど、イタリアの2本は2000円近い価格なので、これはどうだろう。

スペインの可能性もあるが、これも特売で買ったやつなので、元値は2000円近い。

というか、飲んだ印象は完全にイタリア。

そうなると、コルテーゼかペコリーノ、ガヴィかIGTテッレ・ディ・キエーティ。
これはまったく分からない。

ペコリーノはモダンなワインを作る生産者で、ガヴィはフォンタナフレッダ。

何となく伝統的な生産者のような気がする。

ファイナルアンサーで、コルテーゼ
で、ブー

ペコリーノの方でした。

【総評】
カサーレ・ヴェッキオ ペコリーノ 2011
CASALE VECCHIO PECORINO 2011

イタリア:アブルッツォ州:IGTテッレ・ディ・キエーティ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ペコリーノ

リカーランドトップで、1820円で購入。

香りは弱く、力のないアタックに、水っぽい後味で、第一印象はあまり良くありませんね。
ただ、優しい感じがあって、飲みやすいので、これから印象が変わってくるかも。

今日の晩御飯はひき肉の入ったオムレツ。

ワイン自体にあまり主張が無いので、食事の邪魔をしません。
サラダにもよく合います。

白ぶどうのレーズンに合わせたら、最初はしっかりからんで、その後完全にレーズンに持っていかれます。
ドライマンゴーに合わせると、ワインの酸味が加わって、いいバランスで美味しくなります。
この取り合わせはいいですね。

ココアパウダーのかかった生チョコトリュフに合わせると、口に含んでいるときは何となく馴染むけど、後味が苦くなります。
割とドライなタイプなので、苦味をフォローしきれないみたい。

時間がたっても香りは立って来ませんが、飲みくちは良いですね。
アルコール度が13%もあるのに、クイクイ飲んでしまって、あっという間に酔っぱらう、危険なパターンです。

このワイン、冷やし過ぎない方が良さが出ますね。
ちょっと温度高めの方が、ジワッと美味しさが出てきます。

ペコリーノというマイナー品種なので、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランと比べるのは難しいですが、しっかり個性のあるタイプで存在感を持っているのではないでしょうか。

飲み進んで美味しくなってくるタイプですね。
控えめな味わいで品質感が良いので、有機野菜のソテーとか、上品な味わいの食事に合いそう。

良いワインですね、オススメです。

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カサーレ・ヴェッキオ・ペコリーノ[2011]年CASALE VECCHIO 2011 PECORINOあのフォルネーゼが古くからのブドウ品種ペコリーノ種100%ですご〜いワインを造っちゃったぁ〜!
※サイトより引用
畑はカルシウムが豊富な土壌で、葡萄の樹齢はとても高くなっています。ペコリーノは、この地域の古くからの品種で、多くはトレッビアーノに植え替えられてしまいました。葡萄は9月初めに、葡萄がとてもよく熱した状態で手摘みにします。80%をスチールタンクで、残り20%を大きなオーストラリア産の木樽(40hl)で、温度管理の下、発酵させます。ワインは、照りのある黄金色、複雑なアロマがあり、驚くほど濃い味わいですが、しっかりとした酸も感じられ、ボディとのバランスがとれています。果実の甘さの香る余韻があります。食事と共に飲むのに最適です。どちらかというと、フレッシュな味わいを楽しむタイプのワインです。
もっちりとしたボディとしっかりとした凝縮感はたまりません。
<ペコリーノとは>
ギリシャから、カラブリアに入り、アペニン山脈を伝わって広がったと言われているこの品種、広めたのはアペニン山脈に住む大勢の羊飼いだと言う。彼らがチーズを町に売りに行く時、ペコリーノの苗木も売っていたのだ。そうしてプーリア、マルケ、アブルツォ、ウンブリアと広がっていった。1876年頃のことだ。このブドウは中程度のシリンダー状、粒は濃い黄色。主な栽培地区はアスコリ・ピチェーノ県やピッソを中心とするマチュラータ県で、ここではピッサネーロと呼ばれている。 
中川原まゆみ『イタリアマイナー品種探訪』より

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