2013/02/23

イル・パッツォ ヴィニエティ・ザブ 2011 (ブラインドテイスティング:当てる)

イル・パッツォ ヴィニエティ・ザブ 2011
(1)ネレッロ・マスカレーゼ、ネーロ・ダーヴォラ(伊:シチリア州:IGTネレッロ・マスカレーゼ・シチリア:11)\1590
(2)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:よく熟した、色付きが良い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、チョコレート、タバコ、硫黄、ミネラル、赤身の肉、メントール
香りの印象:やや閉じ気味、木樽のニュアンス

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:肉厚な、心地良い
タンニン分:控えめ、サラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)

【評価】
濃縮感があるが、マイルドなまとまり

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
とても濃い外観でほぼ透明感が無い。
普通だとピノ・ノワールは外れるが、最近のニューワールドのピノ・ノワールはとんでもなく濃いのがあるので、まだ外せない。

香りは、硫黄由来のミネラル感と、木樽の印象。
やや青っぽさはあるが、カベルネ・ソーヴィニヨンのような強いグリーン香は無い。
シンプルな印象で、ボルドーっぽくは無い。

飲みくちは、ほんのり甘みがあって、タンニンが弱く、飲みやすい、ジュースっぽいタイプ。
ニューワールドの印象。

なかなか品種の特定は難しい。
イメージは完全にニューワールドなんだけど、ピノ・ノワールって感じじゃないし。
この甘い感じは、いままで飲んだことのないタイプかも。

ファイナルアンサーで、ネレッロ・マスカレーゼ、ネーロ・ダーヴォラ
で、ピンポン

独特なチャーミングな果実感がありますね。

【総評】
イル・パッツォ ヴィニエティ・ザブ 2011
ilpasso VIGNETI ZABU 2011

イタリア:シチリア州:IGTネレッロ・マスカレーゼ・シチリア
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネレッロ・マスカレーゼ、ネーロ・ダーヴォラ

リカーランドトップで、1590円で購入。

温度が低いせいか、香りはなかなか立って来ませんが、もともとあまり香りが強いタイプでは無さそう。

味わいは、ほんのり甘い果実感がとても心地よいのですが、タンニンも弱めで、ワインとしてはちょっと物足りないタイプでしょうか。
ジュースっぽいというか。
濃厚な、しっかりした味わいなので、時間が経つと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯はハッシュドビーフと、温野菜のサラダ。
ハッシュドビーフにはよく合って、温野菜のサラダにも良く馴染みました。
ジュースっぽいけど、意外と食事に合わせやすそうですね。

ココアパウダーをまぶしてある、生チョコレートトリュフに合わせると、最初は良い感じで合いますが、ココアパウダーとワインの渋みが重なって、後味が苦くなりますね。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン、割と美味しいね。1280円くらい?」という感想。
高評価ながら、価格感はちょっと下め。

飲みくちはトロッとしたジューシーさがあるのですが、後味がドライで乾く感じなので、何がつまみが欲しくなるタイプですね。
グラスに残り少なくなると、樽の印象が強めに出てきます。

濃厚な果汁感が魅力的なのですが、バランスがイマイチかな。
我が家的にはリピートするタイプではないかも。

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※サイトより引用
乾燥させたブドウをすでに醸造させたワインに加えて、再度発酵するという、アマローネの造り手が「リパッソ」を造るときに用いる手法を採用。これをシチリア産のネレッロ・カップッチョでやってしまうという画期的な醸造で造ったのがこの「イルパッソ」。とてつもないアタックのあとには極上のチョコレートのような滑らかな甘さが口の中に広がります。乾燥ブドウならではの独特な風味は他のシチリアワインと一線を画しています。
口の中に広がるたっぷりとした果実味のボリューム感。柔らかいタンニン。そして高級チョコレートのような甘さの中に存在する上品な苦み。成熟を迎えたブドウを、房から10cmのところで枝を切って、そのまま畑に10日間ほどぶら下げることでシチリアの強い太陽と、北アフリカからの風(シロッコ)により、ブドウは徐々に水分を失い、糖度が増す。そして30%ほど乾燥させたところで収穫。その干しブドウを、すでに発酵させていたネロ・ダーヴォラとメルローのタンクに入れ、再度発酵させる方法で造られる。

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