2011/08/20

ルミエール 甲州 シュール・リー 2010(ブラインドテイスティング:当てる)

 
ルミエール 甲州 シュール・リー 2010(1)ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ロワール地方:AOCサンセール:06)\2680
(2)甲州(日本:山梨県:10)\1360
(3)トレッビアーノ(伊:アブルッツォ州:DOCトレッビアーノ・ダブルッツォ:09)\1350
(4)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(5)リースリング(独:ファルツ地方:09)\1140 (トップ)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
ほんのりピンクがかった、ロゼっぽい、グレー。
黄色味がほとんどなく、ピンクに近いベージュ。
小さな気泡が多く現れる。
粘性は弱め。

【香り】
酵母。
柑橘系フルーツ。
モモや洋ナシのような甘い印象。
グラスを回すとミネラルっぽさが強くなる。
香りはそれほど強くないが、甘い上品な印象。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
ライトボディ。
ドライだけど優しい飲みくち。
酸味はしっかりしてるが柔らかい。
かすかに炭酸を残している。
アルコール度は弱め。
余韻は少し続く。

【判定】
すでに色が特殊。
この選択肢の中で皮に色がついているのは甲州だけ。

香りもシュールリーっぽい酵母の印象や、柑橘系のフルーツなど甲州の要素。

味わいもライトで上品な印象が甲州。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

皮の色が出てる甲州って珍しいですよね。

【総評】
ルミエール 甲州 シュール・リー 2010
Lumiere Koshu Sur Lie 2010

日本:山梨県
アルコール度:11%
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、1360円で購入。

カミさんに価格感を聞いたら、1980円。
甲州だから高いかと思った、という事ですが、それにしても高い評価です。

水っぽいけど、後味に残るグレープフルーツみたいな苦みが美味しい、とのこと。

今日の晩御飯は、鶏をオリーブオイルでソテーしたもの。
ワインが軽くて負けてしまいますが、邪魔しない感じで合いました。

親戚に送ってもらった釜揚げシラスがあったので、合わせてみると、これも問題なく合いました。

普通の白ワインだと、生臭くなる事が多いですが、この甲州は大丈夫ですね。

すっきりした味わいの中に、かすかなコクがあります。
シュール・リーの酵母の印象なのか、皮の色が出てるせいなのか。

全体的にはライトで、水っぽい感じなんですが、後味とか余韻とかに何か一味、残ります。

甲州の皮の色がワインに出てる、珍しいタイプですが、普通の白ワインの造り方と違うんでしょうね。
赤ワインのように、果汁に皮を触れさせる工程がありのかな?

食事が終わって、ピーナッツとキットカットに合わせてみましたが、どれも合いません。

ワインが繊細なんですね。

ちょっと軽くて水っぽいですが、とても甲州らしい味わいです。
ドライな余韻がいい感じ。

イマドキのモダンな甲州としては、まあ標準的な品質でしょうか。

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