2011/01/01

ドメーヌ・ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ 2008

 
ドメーヌ・ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ 2008ドメーヌ・ルフレーヴ マコン・ヴェルゼ 2008
Domaines Leflaive Macon Verze 2008

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCマコン・ヴェルゼ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

町田の蔵家さんで、3580円で購入。

【外観】
少しグリーンがかった、中庸な濃さのレモンイエロー。
透明感のある輝きを持っている。
色は均等で、フチまで色がついている感じ。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
濃厚な果実香。
熟した果実や、蜜のような印象。
そこに爽やかさを感じる、ミネラルやハーブの要素が入る。
グラスを回すと果実香がさらに濃厚になる。
熟して柔らかくなった、痛むちょっと前くらいの甘い香り。
さらにユリに近いような、強い花の印象もある。
複雑で、豊かな香り。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ただ、フルーツ感とアルコールの強さで、甘い印象はある。
酸味はしっかりしていて強い。
やや荒っぽさのある、若々しい酸味。
苦みは少なく、後味はとてもスッキリしている。
バターリィなボリューム感のあるタイプではなく、シャープで爽やか系の印象だが、ボディは厚みを持っている。
余韻は長く続く。
とても素敵な、爽やかでチャーミングな余韻。

【総評】
ドメーヌ・ルフレーヴといえば、世界一の白ワインを造るドメーヌですね。

赤ワインは意外と安いのですが、白ワインは、庶民にはとても買えない値段がします。

ところがそのドメーヌ・ルフレーヴが、マコン地区の畑を買って、お買い得ワインを造ってくれたのが、このワイン。

お店で値段を見て、即買いしてしまいました。

ドメーヌ・ルフレーヴのピュリニー・モンラッシェを飲んだことが無いので、比較は出来ませんが、第一印象はとても素性の良さを感じるワインです。

張りのある、芯のしっかりしたボディで、スッキリと飲みやすく、ひんやりしたクールな口当たり、上品な果実香はものすごくセンスを感じますね。

ボリューム感のある、リッチなテイストではありませんが、爽やかでライトな、お金持ちのデイリーワインって印象です。

高級なフレンチのコースで、前菜で出てきそう?

まず最初に口を潤すのにちょうどいい感じですね。

カミさんに値段を聞いたら、3980円。
我が家的に3000円を超えるワインってなかなか無いのですが、ずっしり重い感じがそれくらい、との評価。

私はもっと重いワインをイメージしてたので、爽やかでライト、と感じましたが、そういう前提の無いカミさんは、かなり重いワインと感じたみたいです。

今日は元旦なので、おせち。

あれこれ合わせてみましたが、黒豆とか栗きんとんのような甘いものが、相性がいいみたい。

甘いもの以外で、意外と合ったのが、なます。
三杯酢の、甘酸っぱさがワインの酸味と融合して、フルーティななます、みたいな面白い合い方をします。

あと、パルミジャーノ・レッジャーノとコンテに合わせてみました。
とてもベーシックな美味しさがあるので、チーズやパンには良く合いますね。

ちなみにコンテは、オーダーチーズ・ドットコムで買ったのですが、ほとんど塩気がなくて、茹で落花生みたいな味わい。
コクはあるのですが、ちょっと何か足りない感じ。

でもこれが、粒マスタードと合わせるとグッと美味しくなります。
チーズに粒マスタードって普通は合わせませんが、塩気の少ないチーズにはバッチリ合うんですよね、面白いですね。

このワイン、飲み進むと、ちょっと飲み口が荒れてきました。
でも後味はとてもいいんですけどね~。

さすがにドメーヌ・ルフレーヴで、シールキャップやコルク、ボトルの質感は高いです。
ワインってイメージが大事ですからね。

まあ、良い点、悪い点、いろいろあります。

ドメーヌ・ルフレーヴのワインは機会があったら飲んでみたいですが、このワインはリピートしたいとは思わないかな。

■楽天ショップへのリンク
マコン・ヴェルゼ[2008]ルフレーヴ 税込 2,940 円 送料別
※サイトより引用
ドメーヌ・ルフレーヴと言えば、イギリスの『デキャンタ誌』で…『世界の白ワイン10傑』の1位に輝いた!という、誰もが認める、世界TOPクラスの生産者。
そのワインは、ブルゴーニュ好きならずとも、《憧れの存在》ですが、その品質、人気ゆえ、お値段も相当なもの…(;^^)
でに、数年前、そんな『憧れの的』ルフレーヴに、ビック・ニュースが!
なんと…『2千円台で買えるルフレーヴ!』という信じられないようなワインが、リリースされたのです♪
初リリースの前年、超大御所、アンヌ・クロード・ルフレーヴ氏ご本人が来日された際の事。
『マコンをリリースする事になりました。』
その時までは、静かな語り口で話していた彼女が、口元をほころばせ、意気揚々と嬉しそうに語ったその表情を、私は見逃しませんでした♪
同じく大御所の《コント・ラフォン》や、《オリヴィエ・メルラン》など、マコンのトップを走る生産者達に助言を求め、満を持してリリースした1本は、期待を裏切らない出来栄え!
デイリーでルフレーヴを飲むなんて、贅沢気分ですね♪とにかく、ブルゴーニュ好きなら、6本くらいまとめて買って頂きたい!

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