(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥ・メールA.C.:09)\1365
(2)ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、グルナッシュ・ブラン(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:09)\1121
(3)ピノ・グリージョ(伊:ロンバルディーア州:プロヴィンチャ・ディ・パヴィアI.G.T.:09)\1080
(4)マカベオ50%、シャルドネ50%(スペイン:アラゴン州:DOカリニェーナ:08)\1050(6本セット@997円で購入)
(5)マカベオ(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:09)\598
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
グリーンがかった、やや淡いレモンイエロー。
色味はグリーンがかっていて、若い印象。
やや淡く、グレーっぽさがある。
輝きは硬質で、ギラギラした印象。
ディスクは厚め。
粘性は強めで脚がゆっくり降りてくる。
【香り】
厚みのある熟した果実香。
バターやクリームのような乳製品の印象。
ミネラル。
グラスを回すと果実香がさらに強くなり、南国系の果実と柑橘系の果実が混ざったような印象になる。
グリーン系のハーブの印象も少し。
スモーキーさも少し。
香りはそれほど強くないが、複雑な要素を持っている。
【味わい】
残糖をほとんど感じない、セック。
ライトボディ。
軽い口当たりで、やや水っぽさを感じる。
酸味は果実のフレッシュさがあり、酸っぱい梨のような印象。
アルコール度はそこそこ強そう。
ボディはスレンダーで膨らまない。
やや頼りない。
後味は刺激的な、果実のような酸が残る。
余韻は短い。
【判定】
若々しく、少し淡めの外観からは、ほぼどれも候補。
香りは、複雑性を持っているので、複数品種のブレンドが考えられる。
樽の影響も感じられる。
口当たりはやや軽め。
少し水っぽくて、ジューシーさが強い。
飲み口にリンゴのような印象があって、ボルドーっぽい。
でも価格の印象は、1000円以下?
いやいや意外と口当たりがいいので、これから良くなってくるかも。
香りには少しクセがあるが、飲み口は上品。
これはやっぱりボルドー?
ローヌの線も考えるが、ヴィオニエの印象を全く感じない。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー
ええー、マカベオでした・・・
【総評】
ドミニオ・エスピナル マカベオ 2009
DOMINIO ESPINAL BLANCO 2009
スペイン:ムルシア州:イエクラDO
アルコール度:12%
ブドウ品種:マカベオ
リカーランドトップで、598円で購入。
確かに、軽さとか全体のまとまりは、安いワインの印象なんですが、それを上回る素性の良さ、みたいなものを感じます。
カミさんに価格を聞いたら、スペインだし見た目安そうだし680円、でも味は880円くらい、という判定。
今日の晩ご飯はホッケ。
当たり前ですが、合いません。
しかたないので、レトルトのパスタソースで、ペペロンチーノを作って合わせてみました。
このワイン、食事と合わせると、レモンを絞ったような合い方になります。
やはり高貴品種とは違う、独特な味わい、個性を持っています。
マカベオ独特のブドウの種のような香り?
ちょっとマスカットっぽいのかな?
飲み進むと価格なりで、ボリューム感はありませんが、爽やかでシャープな印象があります。
でも軽いなりにバランスがいいので、コストパフォーマンスはとても高いと思います。
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