2010/09/14

ドメーヌ・デュ・タリケ セレクション ユニ・ブラン コロンバール 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(2)ユニ・ブラン、コロンバール(仏:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ガスコーニュ:09)\920
(3)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640
(4)シャルドネ(原産国チリ:日本で瓶詰め:NV)\538

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・デュ・タリケ セレクション ユニ・ブラン コロンバール 2009
【外観】
やや淡めの、グリーンがかったレモンイエロー。
色味は薄く、少しグレーがかっている。
輝きは弱め。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
シトラスのような柑橘系。
スッキリと爽やかなイメージ。
少し青草香。
グラスを回すと石灰のようなミネラル香。
シロップのような甘い香りもある。
香りは弱めだが、上品で繊細な印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はかなり強め。
ボディはスレンダー。
アルコール度は低めだが、少し浮いたような感じもある。
後味には皮の渋みみたいなものが残る。
フレッシュな酸味のある、ライトな味わい。
酸味や苦味が強く、元気な感じ?
余韻は短い。

【判定】
色味が薄く、グレーっぽい感じは、ユニ・ブランくらいの印象。
ソーヴィニヨン・ブランもあるかも。

香りは柑橘系のグリーンっぽさでソーヴィニヨン・ブラン。
ただ、ちょっと弱く、決め手にかける。

味わいはスレンダーで、酸味が強いタイプ。
ソーヴィニヨン・ブランっぽいが、ユニ・ブランの可能性も捨てがたい。

シャルドネ2本を選択肢から外しているが、全然可能性はある。

というか時間とともにシャルドネっぽくなってきた。

そうなると、独特な華やかな香りの要素はイタリアなのかも。
イタリアワインでよくある香りの構成。
ちょっと、お菓子っぽい感じというか。

時間がたってグラスを回すとますますシャルドネっぽい。
ちょっとスモーキーな重さのある果実感というか。

ファイナルアンサーで、イタリアのシャルドネ
で、ブー

あ~、ユニ・ブラン、コロンバールでした・・・

【総評】
ドメーヌ・デュ・タリケ セレクション ユニ・ブラン コロンバール 2009
DOMAINE DU TARIQUET SELECTION UGNI BLANC-COLOMBARD 2009

フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ガスコーニュ
アルコール度:10.5%
ブドウ品種:ユニ・ブラン、コロンバール

リカーランドトップで、920円で購入。

このワイン、うまいです。

普通、ユニ・ブランとコロンバールだと、もっとアルコールっぽかったり、ギスギスしたり、粗野な印象があるものですが、このワインは高貴品種を使っているかと思わせるような上品さがあります。

しかも、シャルドネには出せない美味しさ、ってのも感じます。

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの中間みたいな感じというか、絶妙な軽やかさというか。

とっても元気な女の子をイメージさせますね。
自由奔放なオーラを感じます。

今日の晩ご飯は鶏の炊き込みご飯。
自家製なので、ちょっと薄味。

合わせてみると、ケンカはしません。
何となく馴染みますが、ちょっとワインがもったいない感じかな。

晩ご飯、もう一品は、揚げ出し豆腐。

これも同じで、せっかく持っているワインの華を、地味な方向に引っ張ってしまいますね。

ピリっとした華を感じるワインなので、ハーブの効いた、魚のグリルとか良さそうですね。

ワイン自体が軽いので、あまり強い料理には合わなさそうです。

そうそう、このワイン、野菜に合いそうですね。

とてもヘルシーな印象のあるワインなので、野菜のコースなんか良さそうです。
トマトにオリーブオイルかけただけで合いそう。

お休みの日の、ヘルシーなランチメニューに合わせられそうなワインです。

ピクニックでサンドイッチなんかも良さそうですが、ワインが辛めなので、ジューシーなソースのサンドイッチがいいでしょうね。

どんどんイメージの広がる、良いワインですね。

私の中では、ユニ・ブラン、コロンバールの最高峰です。

安いワイン専用品種を思われてるユニ・ブラン、コロンバールが、意地を見せた、って感じのするワインですね。

なんでしょうね、ランクの上のワインの雰囲気を持ってるんですよね。

街の人にすっかり馴染んでるんだけど、実は王女様、みたいな。
(ジブリの世界ですね)

まったく個人的な指標ですが、幸福度指数は、相当高いワインだと思います。

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※サイトより引用
なんと1180円という価格でありながらあのパリの三ツ星★★★レストラン『ル・ムーリス』でサービスされているんです!!

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[ドメーヌ・デュ・タリケ]のワインが卓越した品質であるという賞賛を受け続けている背景には、ある一人の男の大胆さによるものだと言われています。
その男とは、イヴ・グラッサ。ドメーヌ・デュ・タリケの2代目です。

彼はガスコーニュの地にシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、シュナン・ブランといった、当時この土地はとはかけ離れてファッショナブルなブドウとみなされていた品種を植えつけた、第一人者となりました。彼はまた、想像もしなかった品種同士のマリアージュ、たとえばシャルドネとソーヴィニョン、シュナンとシャルドネといった組み合わせのブレンドを、魔法のように成功させました。
タリケの卓抜性は、膨大な思索と経験、たゆまぬ観察、そして従来の栽培方法に逆らい彼自身の畑のブドウによって完璧なものを模索したことに表れています。

そして、1987年の【ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー】に彼は選出されたのです!!

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