2010/05/02

ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)メルロー主体(仏:ボルドー地方:コート・ド・カスティヨンAC:02)\1450
(3)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180
(4)シラー、グルナッシュ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ 2009
【外観】
若々しい外観の、深い透明感のある濃いルビー色。
全体は黒に近い紫。
フチは赤味の強い紫。
底がうっすら見える位の透明感。
雫に色素が残る。
粘性はやや弱く、脚が出来るが早めに消える。

【香り】
イチゴキャンディのような果実香。
炭酸の印象なのか、ヌーボーっぽい感じ。
カラメルのような焦げ香。
グラスを回すと、フローラルな印象や、ドライフルーツが出てくる。
華やかで、複雑性を感じる香り。
厚みはないが、しっかりした印象。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
ライトボディ。
酸味はしっかりとあるが穏やか。
タンニンはキレイに溶けていて、ロゼくらいの印象。
かすかに渋みを感じる程度。
すっきりとした軽やかな飲み口。
後味はキレイに消える。
とても上質な口当たり。


【判定】
濃いながらもしっかり透明感があり、しかも若々しいという点ではガメイが一番近い。

香りはいきなりボージョレ。
キャンディやヌーボーを感じる。
フローラルな印象もあり、いかにもジョルジュ・デュブッフ。

味わいもとてもライトでクリーン。
上質なガメイの印象。
このまとまりはさすがジョルジュ・デュブッフ。
他に選択肢は考えられない。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

この軽さがまた家庭料理にあうんですよね。

【総評】
ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ 2009
Georges Duboeuf Beaujolais Villages 2009

フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

リカーランドトップで、1180円で購入。

ヌーボーじゃない、ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヴィラージュ。

普通ボージョレ・ヴィラージュだと、2000円近くするんですが、このワインは、1180円というちょっと信じられない価格。

カミさんに価格感を聞いてみたら、2480円。
確かに、ジョルジュ・デュブッフのボージョレ・ヴィラージュって、2000円くらいじゃなかったかな?

しかもこのワイン美味しいですね~。

ガメイという品種をを受け入れるかどうかで、随分と印象が違ってくると思いますが、ボージョレの中では最高レベルにあるのでは。

上品で優しいというか、とにかく後味がキレイです。

1000円ちょっとでこの味わいってのは、かなりバーゲンプライスだと思います。

今日の晩御飯は唐揚げとレタスとトマトのサラダ、それに静岡名物黒はんぺん。

唐揚げは、周りの衣の部分は苦味がケンカしますが、鶏肉だけだととても良く合います。

サラダは唐揚げの皮を、細く切ってトッピングするといい感じ。

で、黒はんぺんは、当たり前ですが、まったく合いません。
納豆に並んで、赤ワインに合わない食材トップクラスですね、黒はんぺん。

いわしを丸ごとすり潰して入っているような練り物で、かなり魚の匂いが強いですよね。
白ワインでも普通合いません。

チャレンジでちょっと合わせてみたら、口の中がパニックを起こしました。
魚の生臭さが口いっぱいに広がって、ひぇ~ってなりますね・・

このワイン、軽い味わいなので合わせられるメニューが多そうです。

ちょっとロゼに近い感覚でしょうか。
中華でもOKかもしれません。

ちょっと残念なのは、ヌーボーっぽい味わいがあるので、初夏に飲むと違和感を感じる事でしょうか。
ヌーボーって個性的な味わいがあって、さらに季節感があるので、その時期以外に飲みたくないタイプのワインですよね。

とはいえ、とてもコストパフォーマンスの高いワインであることは間違いありません。
オススメの1本です。

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【送料無料】5月5日までのGW特別特典!!ジョルジュ・デュブッフ・ボージョレー・ヴィラージュ 2009 税込 1,764 円

※サイトより引用
かつては地元のガブ飲み用のワインでしかなかったボージョレー地区の素朴な地酒を、たった一代で、世界の名ワインにまで磨きあげた[ジョルジュ デュブッフ]。
その卓越した鼻と舌で今日のボージョレーワインの理想的な味わいをつくりだし、1970年代からは、自らのヌーヴォーを世界に紹介、ボージョレーワインのステイタスを築き上げた名醸造家です。
彼が理想とするのは「一口飲むだけで心がおどりだすような楽しいワイン」。
その一代の偉業に敬意をこめて、あらゆる国のワイン愛好家たちが「ボジョレーの帝王」という呼び名を捧げています。
今回ご案内いたしますのは、まだヌーヴォーの記憶も新しい超大当たり2009年ヴィンテージ!!
その出来につきましてはデュブッフさん自らも、『ここ50年のうちで、最も素晴らしいヴィンテージのひ
とつ!!』と語っているほど!!
改めて味わってみますと・・
『赤い果実や花の香りが美しく凝縮され、味わいも生き生きとしたフルーティさの中に感じられる心地よい深みは、軽く冷やしてお楽しみいただければ、まさにこれからの季節に最高の一本です。』

■関連情報(ボージョレ・ヌーヴォー/ヌーヴォー)

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