2010/04/11

デルタ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2008

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)ピノ・ノワール(NZ:マールボロ:08)参考価格2510円(6本セット10500円)
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デルタ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2008
【外観】
深い透明感のある黒っぽいルビー。
輝きがあり、黒く底光するような印象。
色味は、青みが強く、若々しい。
ディスクは少しある。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
ベリー系の果実。
なめし革。
グラスを回すと、生っぽい、赤身のような動物香。
香りはそれほど強くないが、厚みがある感じ。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
アルコール度は強いが、ボディはミディアム。
酸味は柔らかく、しっかりしている。
タンニンは少なく、わずかに舌の中心が乾くような印象。
後味はジューシーながら、やや収斂性がある。
余韻は長めに続く。

【判定】
深く透明感のある外観は、コルビエール以外はありそう。
ピノ・ノワールにしてはやや濃い。
香りは、なめし革、ベリー系の香りでグルナッシュかな?って感じ。
グラスを回すと出てくる生っぽい動物香はシラーっぽい。
味わいは、ニューワールド系の甘さを残したまとまり。
グルナッシュかな、と思っていたが、ここでいきなりピノ・ノワールが急浮上。
あらためて香りを嗅ぐと、なめし革、ドライフラワーのようなピノ・ノワールテイスト満載。
口当たりの柔らかい、誰にでも受け入れられる、ニューワールドのピノ・ノワール。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

ブルゴーニュのピノ・ノワールとはまったく違う品種みたい。

【総評】
デルタ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2008
DELTA PINOT NOIR 2008

ニュージーランド:マールボロ地区
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

株式会社ミレジムの通販で、6本セット10500円で購入。(参考価格2510円)

口当たりも優しく、神経質なところは全然なく、誰にでも愛想を振りまく、みたいなピノ・ノワール。
とてもバランスよくまとまっていて、力強さもあって、美味しいワインだと思いますが、微妙に納得できないところがあります。

ブルゴーニュが絶対的に正解とはいいませんが、なんというか・・・人工的とでもいいましょうか。
品種の個性が若干、失われてるような気がします。

フルーティで飲みやすいので、すいすい無くなります。
そういう点では、とても美味しいワインなんですけどね。

飲んだ時にピリっと感じる、スパイスの印象がアクセントになっています。
そういう点では魅力もありますね。

ちなみにカミさんに価格の印象を聞いたら、1680円。

今日の晩御飯はチキンのグリル。

軽い飲み口なので、ちょうどいい感じ。
塩コショウだけのチキンに合わせると、フルーツのソースをつけて食べているような印象になります。

付け合せの、ジャガイモをふかしてソテーしたものにも合いました。
食事との相性は幅広そうですね。

でも案の定、飲み進むと飽きてきます。
だって印象が変わらないんだもの。

我が家的には好みじゃないですね、このタイプ。
2000円超えてる事を考えると、このワインをまた買う事はないでしょうか・・・

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