(1)アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
(2)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー)\1407
(3)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:イースト・コースト:07)\1199
(4)マカベオ(スペイン:バレンシア州:ウティエル・レケナDO:08)\750
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
明るく若々しい印象のレモンイエロー。
ややグリーンっぽいさがある。
色はやや明るめ。
粘性は弱くさらっとしている。ディスクも薄め。
【香り】
柑橘系。
石油香。
グリーン香。
ミネラル。
発酵香。
控えめな香りで、プティシャブリのような印象もある。
温度が低いのであまり香りが立ってこないが、ポテンシャルは高そう。
【味わい】
シャープで、強いアタック。
酸味はかなり強い。
セックながら、やや残糖を感じる甘みがある。
フルーティさもあり、フレッシュなフルーツの印象。
ただ、アルコール度も骨格もしっかりしている。
複雑な後味で、複数の品種がブレンドされている印象もうける。
苦味が残るが、フレッシュさを感じさせる要因になっている。
【判定】
明るい外観からは、アリゴテとソーヴィニヨン・ブラン。
香りの印象はソーヴィニヨン・ブランだが、シャルドネも怪しい。
若々しさを感じるので、アリゴテは違いそう。
口当たりも強烈な酸味ながら、ほんのりとした残糖がニューワールドっぽい。
そうなるとシャルドネかソーヴィニヨン・ブラン。
煙っぽい感じが、シャルドネっぽくもある。
全体的な印象はシャブリっぽい感じ。
温度が上がると果実の印象が強くなってくる。
このフルーティで、そつのないバランスはシャルドネかな。
ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン
チリのシャルドネですが、フランスの血を感じます。
【総評】
ロス ヴァスコス シャルドネ 2008
LOS VASCOS CHARDONNAY 2008
チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、1407円で購入。
ほんのりとした甘さがあるものの、フランスのテイストを感じさせるチリワインです。
安心して飲めるチリワインですね。
チリワインとはいっても、血統はフランスの伝統産地なので、上品なまとまりです。
カミさんに価格を聞いたら、1200円くらい。
とても安定感のある品質ですが、後味があまり良くないのと、個性が少ない感じがちょっと残念なポイントでしょうか。
バランスも良くて安心して買えるけど、これといってサプライズもない、といった感じがします。
ただアルコール度が14%と白ワインでは飛びぬけて高いにも関わらず、バランスよくまとまっているのは、技術力というか、ワインづくりのセンスというか、さすがの底力を感じますね。
グランヴァンのDNAを感じるという点では、存在感のあるチリワインだと思います。
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