
人類で始めてワイン造りを行った人物はノア、というのは有名な話。
ノアの箱舟の、ノアですね。
旧約聖書の歴史を、西暦に置き換えると、ノアが始めてワイン造りを行ったのは、紀元前2337年。
まあ伝説のようなものなので、正確な西暦ではありませんが、実際にはもっと昔からワイン造りは行われていたようです。
ぶどうには野生酵母があり、条件によっては自然に発酵が始まります。
その偶然に出来たワインと人の交流は、200~300万年前から始まっていたと考えられているようです。
そして文明が生まれ、自らワインを造りはじめます。
ワインを発明したのは、メソポタミア文明を生んだ、シュメール人じゃないかと言われています。
ワイン造りの遺物として最も古いのは、6000年以上前のものとされている「ロール・シール」と呼ばれるもの。
長さ2~3センチの円筒形の石で、葡萄模様などが彫ってあります。
当時は、ワインを入れた容器に布をかけ、粘土で封をして保存していました。
その粘土の封にロール・シールで模様をつけ、盗難防止や目印の代わりにしていたと考えられています。
今のラベルと同じようなものですね。
そんなワインの歴史が載っている本が、古賀 守著の「ワインの世界史」です。
ワインの世界史 (中公新書 (415))
初版は昭和50年で、ちょっと情報は古いかもしれませんが、いつも愛読してます。
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