2008/12/23

コート・デュ・ヴァントゥー フランソワ・マルトノ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

・ムールヴェードル シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォアAC:97)\1280
・メルロー90%、マルベック10%(仏:ボルドー:プルミエール・コート・ド・ブライAC:04)\1080
・グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル(仏:コート・デュ・ヴァントゥーAC:07)\990
・モナストレル60%、テンプラニーリョ40%(スペイン:D.O.バレンシア:99)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コート・デュ・ヴァントゥー フランソワ・マルトノ 2007
【外観】
濃い外観。
赤味が強く、若い印象。
深い透明感があるが、底がギリギリ見えないくらい。
粘性はやや強く、雫に色素が残る。

【香り】
フレッシュな果実香。
カシス、
グリーン系の香りもある。
ちょっと茎のようなイメージ。
タバコの葉などの焦げ臭も少し。
グラスを回すと動物香。

【味わい】
きりりとした辛口で、余韻が少し長めに残る。
少し軽やかでフレッシュな印象があるが、アルコールの印象が強い。
クールで冷ややかな飲み口。
ミディアムからややフルボディって印象。

【判定】
赤味が強い外観はグルナッシュをイメージさせる。
若々しいので、少なくとも90年台のワインは違うかな。
そうなると、ボルドーかローヌ。
香りの印象もシラーっぽい印象が強い。
飲み口がやや辛いのがちょっとローヌっぽくない?
でもボルドーは04なのでそれもちょっと違うだろう。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル
で、ピンポン

これは生産年当てでしたね。

【総評】
コート・デュ・ヴァントゥー フランソワ・マルトノ 2007
COTES DU VENTOUX FRANCOIS MARTENOT 2007

フランス:ローヌ川流域:南部地区:コート・デュ・ヴァントゥーAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル

リカーランドトップで、990円で購入。

すっきりしたクールな飲み口は洗練された印象で、品質の高さを感じさせます。
張りのあるボディでスレンダーなまとまりです。

フレッシュ感もあってなかなかいいワインですね。
1000円を切っているんですが、満足度は高いと思います。

濃厚フルーティなワインが好きな人向けではありませんが、上品でクール、オトナな辛口って感じです。

食事に合わせてみると、またまた高感度アップ。

今日の食事はオーブンでグリルしたチキンとピラフ、それにクラムチャウダー。
素揚げのポテトとプチトマトのサラダ。

まず、オーブンでグリルしたチキンにはバッチリ。
うまッ、って感じ。

ピラフも案外OK。

アサリの入ったクラムチャウダーには合わないだろうと思っていたら、予想外にOK。

素揚げのポテトもプチトマトもおいしい。

料理に合わせると、ちょっと後ろに回って料理の邪魔をしませんね。
辛口でアルコールを強く感じるので、家庭料理に合わないかと思っていたら、とても懐の深いワインです。

辛口がいい方向に効いているみたい。
スッキリ感もいいんですね。

このワイン、とてもお勧めです。

■楽天ショップへのリンク
http://item.rakuten.co.jp/aben/10003291/

※サイトより引用
プラムのような熟したフルーツとスパイスの匂い(ガリグという木の匂い)。果実味が溢れ、とてもまろやかな味わい。タンニンもソフトです。

なるほど、ガリグという木の匂いね~。
茎のような匂い、じゃないんですね。
確かに独特なスパイス香があるのですが、香木のような印象があります。
何気なく取ると、樽のニュアンスって感じなんですが、ちょっと生っぽい木の匂いなんですよね。
香りも複雑で楽しめる、とっても素敵なワインです。

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