2008/04/05

ルイ・ラトゥール アルデッシュ・シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:外す)

・ソーヴィニヨン・ブラン62%、セミヨン38%(ボルドー)\2310
・リースリング(独:ファルツ地方)\1140
・シャルドネ(仏:ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・ド・ラルデッシュ)\1040
・シャルドネ(豪)\525

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ルイ・ラトゥール アルデッシュ・シャルドネ 2005 ボトル ラベル
【外観】
中庸な黄色。
艶がある。
小さな気泡がわずかに見られる。
色はややグリーンがかっている。
粘性は中程度。

【香り】
フルーツ香が主体の香り。
すっきりとしている、やや南の印象のフルーツ。
ミントやヴァニラも感じられる。

【味わい】
厚みのある、ボリューム感を感じる味わい。
スッキリとしていて酸味が利いている。
デリケートでクリーミー。
余韻はとても長く感じる。
アルコール度も高そう。

【判定】
艶、輝きがある外観は高いワインを感じさせる。
香りはそれほど強くは無いが、洗練されている。
フルーツ香はすっきりとしていて南の果実の印象。
よく出来たソーヴィニヨン・ブランのイメージ。
飲み口は厚みボリュームがありながら、すっきりとまとまっている。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じられればボルドーなのだが、決定打が無い。
もう少し飲み進むと、香りが少し落ちて力が無くなってくる。
やや価格的には、今回のボルドーのクラスの印象とちょっと違うので、シャルドネの可能性も少し検討する。
とても上品で高品質な出来なので、あるとしたら、ルイ・ラトゥールのラルデッシュ。
でも確かこれはステンレス醸造だったような。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブーーー

あー、なんとシャルドネでした。。。

【総評】
ルイ・ラトゥール アルデッシュ・シャルドネ 2005
Louis Latour Ardeche Chardonney 2005

フランス:コンテ・ロダニャン(コート・デュ・ローヌ地方):ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・ド・ラルデッシュ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1040円で購入。

シャルドネは品種独特な個性が無いので、ヴァラエタルアロマを感じられないときはシャルドネを選ぶという鉄則を忘れていました。
何となく、シャルドネっぽさを分かっているように感じていたんですけどね、残念。

いつもの事ですが、ネタばれしてみるとこれはまさにシャルドネです。

飲み口にちょっと苦味が残る感じもシャルドネっぽいし、ボリューム感もシャルドネっぽい。
グラマーな印象ではありませんが、肉付きがいい感じのボディです。

南の、おおらかな印象のシャルドネですが、過熟したような印象や甘さが強調される事が全然ない、とても清潔感のあるキレイなシャルドネです。
さすが、ルイ・ラトゥールですね、間違いない。

少し冷やすと、甘さが強調されてきました。

やや香りがすぐ飛んでしまう感じをうけますが、底力は持っているようで、最後の1杯までおいしく飲めます。

飲んでいて感じるワインの力強さはややもの足りず、それが1000円台前半の価格設定になっている要因かもしれませんが、全体的にはコストパフォーマンスの大変高いワインです。

【カミさんのコメント】
1040円は安い。
1300円くらいでも安い。
このワイン、割といいよね。

■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/marugensake/101017/107892/1847888/#1420740

※サイトより引用
ルイ・ラトゥールは、ご存知の方も多いでしょう!
ブルゴーニュ2大白ワインのひとつ『コルトン・シャルルマーニュ』の生みの親としても知られる“コルトンの帝王”です!
とりわけ白ワインにおいては絶大なる信頼を誇っています。
一族は自社畑を徐々に拡大、更には南のアルデッシュ地方やヴァール地方でのワイン造りにも着目しました。
アルデッシュでのシャルドネを使ったワインは大成功!
それが、『グラン・アルデッシュ』と『アルデッシュ』です。
ルイ・ラトゥール社はまた、樽工場というもうひとつの顔を持っています。
創業から手作りを行っている自社樽は、現在では世界の名だたるワイナリーにも輸出されています。
『アルデッシュ』はあえて、この樽を使いません!
あえて、ステンレスタンクで醸造することで、このすっきりとしたエレガントな喉ごしが生まれるのですね~(^・^)
だから暑い季節にも素直に美味しく飲めるのです!!
けれど、当店がオススメしたいポイントはそれだけではありません!
ただすっきりとしたワインは、ともすれば物足りないものです。
しかし、このアルデッシュの余韻にはほんのりとした甘みを感じます。
この甘みはクセがなくスムースで心地良い!これが物足りなさを感じさせず、ワインの美味さを一段と上質なものにしています♪

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