(1)シャルドネ(チリ:コルチャグア・ヴァレー/カサブランカ・ヴァレー:10)\1280
(2)ソーヴィニヨン・グリ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・ブラン・セック:09)\980
(3)ガルガーネガ90%、トレッビアーノ10%(伊:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\580
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
グリーンがかった、淡いレモンイエロー。
色調は淡いが鈍い感じで、グレーっぽい。
輝きはあり、金属質な印象がある。
粘性は弱め。
【香り】
ラムネのような甘い印象。
リンゴ。
酵母。
グラスを回すと、過熟したような重い果実香。
揮発性のあるユーカリオイルのような印象もあり。
【味わい】
残糖を多めに感じる、やや甘口?
優しく穏やかなアタック。
フレッシュな梨のような酸味。
アルコール度はやや強めに感じて、後味に残る。
後味に苦味とエグ味が残る。
ボディは弱め。
甘さが強めなのがポイント。
余韻は短い。
【判定】
淡く、グレーっぽい色調は、シャルドネでは無さそう。
イタリアっぽいが、ソーヴィニヨン・グリというのもやや気になる。
香りはラムネっぽいというか、果実香でもお菓子っぽい、イタリアによくあるタイプ。
高貴品種のイメージではなく、ローカル品種によくある野暮ったさを感じる。
味わいは残糖が多めで、やや甘口。
この時点で、チリのシャルドネとボルドー・ブランは無い。
ボディは軽めで、カジュアルで飲みやすい、低価格な印象。
ファイナルアンサーで、ガルガーネガ90%、トレッビアーノ10%
で、ピンポン
こんなに甘いとは思いませんでした。
【総評】
ヴィラ・モリーノ ヴィーノ・ダ・ターヴォラ NV
VILLA MOLINO VINO DA TAVOLA NV
イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ
アルコール度:11%
ブドウ品種:ガルガーネガ90%、トレッビアーノ10%
イオンで、580円で購入。
この甘さは、人によって好みが別れるでしょうね。
うちのカミさんは風邪気味で飲めなかったのですが、多分ダメな甘さだと思います。
辛口全盛のいまどきのワインの中では、ややマイナーな分野でしょうか。
でも、580円と安いので、日常のデイリーワインとして考えると、この甘みは家庭料理には合わせやすいかも。
甘さに加えて、フレッシュな、果汁を混ぜたようなフルーツ感が残ります。
でも飲み進むと、安い国産ワインをイメージさせて、あまりいい印象じゃないですね。
今日の晩御飯はかに玉。
甘酢のタレとワインの甘さが馴染んで、悪くない取り合わせです。
つけあわせは、静岡土産の黒はんぺん。
これはワインの天敵ってくらい、合わないんですよね。
ダメもとで合わせてみると、やっぱり生臭くなって合いません。
甘さでカバーしてくれるかなと思ったけどダメでしたね。
飲めば飲むほど、安い国産ワインみたいな味わいになってきました。
なんというか、大雑把な味わいとでもいうか、全然イタリアっぽくないですね。
ボトル半分ほどで、飽きてきました。
こりゃなんだかイマイチかも。
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