(1)ゲヴュルツトラミネール(仏:アルザス地方:アルザスAC:04)\2280
(2)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(3)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750
(4)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
濃く輝きの強い黄金色。
ほんのりオレンジがかっていて、わずかに熟成感がある。
濃い黄色で、輝きは強い。
粘性は強く、脚が長い間残る。
少しムラのある色合い。
【香り】
強いライチ香。
白い花の香りや、パイナップルのような印象もある。
グラスを回すと、ライチ香が落ち着き、モモや柑橘系の香りが出てくる。
どちらにせよ、フルーツ香が主体。
スパイシーな印象もある。
【味わい】
かなり残糖を感じる、中辛口くらいの、甘辛度。
なめらかでネクターのような口当たりだが、アルコール度は強い。
酸味は穏やか、後味はアルコール度が強いせいか、やや乾く印象がある。
甘さも後に残る。
嫌な甘さでは無いが、トータルの印象はデザートワイン。
ワインとしては上質。
余韻も長い。
【判定】
黄金色の外観からは、ゲヴュルツトラミネールが候補。
香りは、ライチ香。
ゲヴュルツトラミネール以外でこんな香りのある品種は知らない。
味わいも残糖が多く、デザートワインのような濃厚な印象。
他に選択肢が無い。
ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ピンポン
さすがにゲヴュルツトラミネールは外しようがないですね。
【総評】
ドメーヌ・ヴィテコーレ・デ・ラ・ヴィユ・デ・コルマール ヴァン・ダルザス ゲヴュルツトラミネール 2004
Domaine Viticole de la Ville de Colmar Vin d'Alsace Gewurztraminer 2004
フランス:アルザス地方:アルザスAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール
町田の蔵家さんで、2280円で購入。
こってりとした蜜のような甘さを感じる、上質な味わいのゲヴュルツトラミネールです。
口当たりはなめらか、夢のような味わい、って感じ?
いわゆる甘口ワインでは無く、中辛口くらいだと思うのですが、全体の印象はすっかり甘口デザートワイン。
たまにはいいですね、こういった上質な甘いワイン。
飲み口は甘いのですが、後味がすっきりとしてるので上質な感じがするんですね。
いやいや、飲みば飲むほど美味しいです、このワイン。
アルザスワインの真価を垣間見た感じがします。
とても優しくて、包容力があって、人を幸せにする味わい。
しかも意外と、合わせる食事の幅も広そう。
最初に合わせたのが、唐辛子の入ったアメリカのチーズ、ペッパー・ジャック。
とにかくこのチーズ、チリペッパーの辛さが強いのですが、優しい甘さが包み込んでくれます。
今日の晩御飯は豆腐と鶏肉のハンバーグ。
これはまた違うタイプの合い方をします。
ペッパージャックは暴れる辛さをなだめるような合い方、豆腐のハンバーグは静かに語り合うような合い方。
ものすごく懐が深いワインですね。
しかもそのまま飲んでも完璧。
とはいえ・・・家庭料理の和食にはやっぱり合わせにくいです。
ワインの香りが強すぎるんですね。
逆にパンには良く合います。
焼きたてのパンなんて最高。
ゲヴュルツトラミネールってこんなに奥深い品種だったのかー、って思うワインです。
美味しいアルザスのワイン、もっと飲みたいですねー。
でも高いんですよね、アルザスのワインって・・・
ワインの美味しさの幅広さを感じさせてくれる、おすすめの1本です。
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