2008/04/04

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006(ブランドテイスティング:外す)

・シラー、マルベック(アルゼンチン)\1974
・メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:プルミエ・コート・ド・ブライ)\1390
・ピノ・ノアール(チリ:コルチャグア・ヴァレー)\1100
・ボバル、シラーズ(スペイン:バレンシア)\768

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006 ボトル ラベル
【外観】
明るく透明感のあるルビー色。
赤みの強い紫。
粘性は中程度で脚の現れ方も少ない。

【香り】
なめし革のような動物香。
ややスパイシーな印象。
少しキャンディのようなフルーツ香。
イチゴからチェリーくらいか。
ちょっとグリーンっぽいハーブ香。

【味わい】
セックで硬質な印象の飲み口。
フルーティさやフレッシュな印象は少なく、ドライな印象。
ミディアムボディで酸味も効いているので、重さは無い。
軽やかでドライ。
余韻は細く長く続く。

【判定】
見た目はピノ・ノアール。
かなり明るい。
香りもなめし革の印象はピノ・ノアール。
ややスパイシーさや茎の印象を感じるのはチリだから?
飲み口はドライで、甘さをほとんど感じないのでシラーは消える。
いわゆるボルドーっぽい印象でもないので、やはりピノ・ノアールか。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノアール
で、ブーーーー

えー、スペインのボバル、シラーでした。。。

【総評】
ガンディア・マルケス・デ・トゥーリア(赤)2006
Marques del Turia Tinto 2006

スペイン:バレンシア地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ボバル、シラーズ(シラーじゃないんだ?)

グルメシティで、768円で購入。

完全に外観で誘導されましたね。
明かりの真下で見たからより透明感を強く感じてしまったみたい。
見た目でピノ・ノアールと思い込んでから、香りをピノ・ノアール軸で特定してました。

とはいえ、ネタばれしたあとでも完全にピノ・ノアールじゃない、という要素が見つけられないんですよね。

逆にシラーっぽい要素を捉えると、肉系、スパイス系、ってところなんですが、最近、スパイスぽいからという理由でシラーを選んで、実はメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンってパターンも多く、シラーらしいスパイスという捉え方がなかなか難しいところです。

時間が経つと、カラメルのような甘い香りが出てきました。

とはいえ、相変わらずベースは張りのある動物香。
なめし革のようなニュアンスで、やっぱりピノ・ノアールっぽい。

このワイン去年の12月に飲んでいるのですが、随分コメントが違います。
前回のコメント
ワイン自体の力が落ちた?
それとも、その日の体調や気分でこんなに変わるんでしょうか?

このワイン、おいしいんですが、最近の景気後退で、我が家のワイン価格帯がぐっと下がった今では、前ほどのお買い得感はありません。

やはり硬質でまじめで、やや地味な印象を受けてしまうところが欠点でしょうか。

辛口なので、料理との相性は悪くないのですが、フルーティさやフレッシュ感はあまり感じられないので、いわゆる酒好きじゃないと受けが悪いかもしれませんね。

とまあ、いろいろ文句は言ってますが、基本的にはとても良いワインだと思います。

3度目の正直で、また飲んでレポートします。

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