まるき ベーリーA 2015
Marquis Bailey A 2015
日本:山梨県産ぶどう100%
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:マスカット・ベーリーA
リカーランドトップで、税抜き1290円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいが少し黒っぽい色調の、明るいルビー
濃淡:淡い
粘性:やや弱め
外観の印象:透明感がある、若々しい
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>キャンディ、ぶどうジュース、イチゴ
<香辛料・芳香・化学物質>エーテル、フォクシーフレーバー、少しセメダイン
香りの印象:第1アロマが強い、開いている
【味わい】
アタック:かなり軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、なめらかな
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:じわっと続く
【フレーヴァー】
キャンディ、イチゴ、スパイス
【評価】
ライトでスッキリした味わい、チャーミングな果実感とスパイシーさがある
【供出温度】
10-13度 軽いので温度低めが良さそうだけど、あまり冷やし過ぎると良さが出ない
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観はかなり淡く、若々しいけど少し黒っぽい色調の明るいルビーで、輝きがあります。
香りは、フォクシーフレーバー、キャンディ、エーテル、ぶどうジュース、普通だと悪い要素のオンパレードですが、スパイシーさもあり不思議と悪くないです。
味わいは、かなり軽いアタックから、チャーミングな果実感と甘みが広がり、ぶどうジュースのような印象ながら穏やかな味わいで、スパイシーな印象や旨みもあり、そのままジューシーなフィニッシュ。
やはりマスカット・ベーリーAなので、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーとかと同じ土俵にはのりません。
日本の固有品種として、ひいき目で見る感じになりますが、個人的には嫌いじゃないですね。
ただ世界で戦えるかというと、さすがに微妙。
まずもってフォクシーフレーバーといわれる、食用ブドウの香りがあるのでワインとしては特殊な分野になりますね。
飲み進むと、いろいろ気になってきたかも。
ぶどうジュースのような印象が強く、えぐ味とキレの悪い重い後味がありますね。
今日の晩御飯は「酢豚」。
このワイン、ジュースっぽいけど穏やかな味わいなので、食事には馴染みやすいですね。
和食全般で結構いけそうです。
「380日熟成生ハム」「24ヶ月熟成コンテ」「ポートワインダービーチーズ」に合わせると、全部ワインが完全に負けてしまいますが、そこはかとなく存在感を残しますね。
「ピスタチオチョコレート」に合わせると意外とフィット。
パーティ的な合い方ですね。
マスカット・ベーリーAのワインの中では、コストパフォーマンスは抜群に良いと思います。
ただ、一般的なワイン規格で考えるとなかなか微妙。
ブラインドで飲んだら北海道のキャンベル・アーリーと間違えそうですね。
とても頑張ってる感はありますが、品種の限界というか・・・
リピートしたい感じではないかも。
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