ボタルクラ カヤオ 2008
Botalcura CAYAO 2008
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、マルベック、シラー
ベルーナの「運だめし! 夏のワイン宝くじ」で、5400円で購入。
【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強い
色調:若々しさのある紫かがったフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:若々しさがある、強い輝きと液面のツヤがある、色付きが良い
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カシス、ジャム
<花・植物>華やかなフローラル、杉や針葉樹
<香辛・芳香>なめし革、麝香、チョコレート、カラメル
<化学物質>強めのエーテル香
香りの印象:第2アロマが強め、華やかで強い
【味わい】
アタック:強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:はっきりした、シャープな、ちょっと酸化した印象
タンニン分:力強い
バランス:力強いがちょっと痩せた印象がある
アルコール度:強い
余韻:長めに続く
【フレーヴァー】
酸味の強い黒い果実、スパイシー
【評価】
香りがとても良くボディも強いが、やや酸化してギスギスした味わい
【供出温度】
17-20度、ちょっと酸化したような荒い口当たりで、さらにアルコールが強いのでかなり温度高め方が良さそう
【グラス】
大ぶり
【デカンタージュ】
やや口当たりが悪いので、デカンタージュした方が良さそうな印象
【総評】
外観は、若々しさのある紫色のフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、強い輝きと液面のツヤがあります。
香りは、華やかなスミレのようなフローラル、カシスやジャムのような果実、グラスを回すと麝香やなめし革のような動物香がむっと出てきて、スパイスやチョコレートのような複雑な印象。
味わいは、ちょっとギスギスした強めのアタックから、控えめのフルーツ感としっかりした酸味が広がりますが思ったほどボリューム感は無く、酸化したようなややギスギスした印象がちょっと続いて、アルコール強めの乾く印象でのフィニッシュ。
外観と香りはとても良かったのですが、味わいがイマイチですね。
酸化したザラザラしたような味わいというか、ただ強いだけのワインって感じ。
グラスに少なくなると、ちょっとブショネっぽい香りも出てきた??
コルクがちょっと黒ずんでいたんですよね~。
このワイン、ベルーナさんのワイン通販「My Wine CLUB」運だめし! 夏のワイン宝くじ 1口1本5400円(税込み)で当たった(というか外れた)ワインなんですが、中身も外れだったのかも。
これから開いてくるかもしれないので、もうちょっと飲み進んでみます。
2杯目でブショネ疑惑がさらに高まってきました。
ちょっと鼻を突くようなカビっぽい感じがあります。
グラスを回せば回すほど香りはケミカルでかびっぽさが強くなります。
う~ん・・・
ブショネじゃなくても、ちょっとケミカルな印象が強くて、これはあまり良くないですね~。
今日の晩御飯は、タコライス。
ワインが強いので、ピッタリ合わないけど、そこそこ問題ないって感じ。
ピスタチオはワインの強さがあまるのもの、よく馴染みます。
食事と合わせるとフルーツ感が強めに出ますね。
カミさんに価格感を聞いたら、なんと780円。
やたらアルコールが強めなので、ちょっと迷ったそうですが、良くても2000円弱、という評価。
私もまったく同じで、良くて1800円って感じ。
同じチリワインでも、モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン 2011の方がまだ美味しいですね。
バジル入りウィンナーをパンで挟んで、チリコンカンを乗せて合わせると、これが一番合いました。
香りがあってカジュアルな洋食が合いそうですね。
なんだかんだ文句言いながらも1本飲み終わってしまいました。
後半、だんだん良くなってきましたね。
これは本来の良さを引き出すのが難しいタイプかもです。
あと20年くらい経ってから飲んだ方が良かった?
人に例えると、ものすごく才能を持っているんだけど、なかなか人に分かってもらえず、軽く見られてしまう人みたいな。
現在飲んだ感想では、5000円は高いですね。
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