バルバレスコ ミラーニ 2008
BARBARESCO MILANI 2008
イタリア:ピエモンテ州:D.O.C.G.バルバレスコ
アルコール度:14%
ブドウ品種:ネッビオーロ
リカーランドトップで、税抜き1696円で購入。
【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:強め
色調:オレンジが差した落ち着いた色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強い
外観の印象:熟成感がある、色付きが良い、輝きがある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>プルーン、干しぶどう、
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>赤身の肉、オリエンタルスパイス
<化学物質>なし
香りの印象:熟成感がある、開いている
【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:はっきりした、優しい
タンニン分:強めでやや粗い
バランス:やわらかい口当たりだが、渋みが強く収斂性がある
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
ジャムのような加熱された濃縮感のある果実感
【評価】
熟成感があり優しい口当たりだが、渋みが強烈で乾く後味
【供出温度】
14-17度、熟成感があり渋みが強いので温度高めが良さそうだが、やや軽いのであまり温かいとダレそう
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
デカンタージュすると開くかもしれないけど、早めに酸っぱくなりそうな印象
【総評】
外観は、熟成感のある落ち着いた色調の、濃いガーネットで、輝きもあります。
香りは、プルーンやジャム、干しぶどうのような果実香、ドライフラワー、オリエンタルスパイス、赤身の肉や干し肉、ポートワインやマディラのような印象もあります。
味わいは、柔らかい優しいアタックから、熟成感のある果実味と穏やかな酸味がじわっと広がり、ふわっとふくらみのあるボディで、その後強い渋みが出てきて乾く印象のフィニッシュ。
熟成感があるのですが、ちょっと酸っぱいのでバルバレスコのステータス感はありませんが、1000円台後半の熟成ワインとしては、まあまあ?
飲み進むとどう変わってくるかがポイントですね。
温度低めで飲み始めたのですが、温度低いと渋みが強烈ですね。
温度高めの方が穏やかな印象になるかもしれません。
おっと、時間とともに香りが立ってきました。
バルバレスコの本領発揮って感じでしょうか。
今日の晩御飯はフツーのルーのチキンカレー。
合わせると、ワインが大人なので社交的に合います。
熟成感のあるワインは合わせる食事の幅が広いですよね。
ただ、ぴったりフィットって感じではありません。
おつまみのビーフジャーキーはイマイチ。
北海道産のまろやかなブルーチーズ(小林牧場物語)に合わせると、何となくいい感じなんだけど、ちょっと距離感がある感じ。
なかなか合わせる食事が難しそう。
・・・
残ったワインを次の日に飲みましたが、ちょっと酸っぱくなってるものの、まだ大丈夫そうです。
ただ穏やかになってるかというとそうでもなくて、しっかり後味の渋みがあってマイルドさはありません。
香りも良くなってる感じじゃないですね。
7年前のワインでこんなに熟成感があるのも珍しいですね。
澱が結構多くて、粒の大きなタイプなので、澱を除く目的でデカンタージュしてもいいかも。
人に例えると、考え方の古い意固地なお年寄りって感じ?
バルバレスコが2000円弱で飲めるというのは貴重ですが、あまりオススメ出来るようなワインじゃないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿