
フィンカ・ラ・エスコンディダ マルベック 2012
FINCA LA ESCONDIDA MALBEC 2012
アルゼンチン:クージョ地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:マルベック
セブンイレブンで、500円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:少し落ち着いた色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:落ち着いた、力ない感じ
【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ケミカル、なめし革、動物香、フローラル、カラメル、ブルーベリー、スパイス
香りの印象:香り弱め、ややケミカル
【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:フレッシュ、大人しい
バランス:スマート、流れるような
タンニン分:控えめ、収斂性が残る
アルコール度:弱め
余韻:短め
【フレーヴァー】
ケミカル、ミネラリー
【評価】
ライトでスマート、ドライ。 後味はタンニンがキツめで乾く。
【供出温度】
11-14度
【グラス】
小ぶり
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
2011年が美味しかったこのワイン、2012年が出たので買ってみました。
2011年は「香りはあまり良くないが、口に含むとフルーツのフレーバーが広がって、ほんのり甘い飲みくちと相まって充実感が広がる。」という評価でしたが、2012年はちょっと違うみたい。
まず、華やかさがないですね。
辛口で、フルーツ感が弱め、後味に渋みが強く残ります。
2011年の印象が良かったので、ちょっと「あれっ?」って感じの味わい。
外観は、どんよりした地味な印象。
2012年なのにこんなに若々しさが無いのはちょっと不思議なくらい。
香りは、ケミカルで硫黄の印象が強め。
ちょっと「粘土」のようなミネラル感もあります。
香りはまったくダメですね。
味わいは、ライトなアタックで、そこで終わり。
舌全体に渋みだけが、じわーっと残る感じです。
何だか、期待して買ったのに、これはちょっと・・・
温度が高めなのかも原因かも、ちょっと冷蔵庫で冷やしてみよう。
カレーに合わせると、地味ながら、一生懸命働く感じ。
カレーの脂分に、ワインのタンニンが美味く馴染みます。
冷蔵庫で少し冷やすと、フルーツ感が出てきて、ワインがイキイキしてきました。
香りが抑えられるのも、ポイントかも。
なるほど、安いワインは温度低めにして、アラを隠す、というのが基本かも。
温度低めだと後味の渋みも気になりません。
ピスタチオにも、温度高めだと渋みが気になるけど、温度低めにしたら、問題なし。
ピーナッツチョコレートに合わせてみても、温度高めだと、地味でうつむいた印象だけど、温度が下がると、急に溌剌とした印象になります。
全然合う感じですね。
2011年のときに感じたほどの良さはありませんが、冷やすと、そこそこいいかも。
ひょっとしたら、ワンコインワインのレベルが、全体的に上がってきている事も要因かもしれません。
香りもボディも弱くて、バランスがイマイチなんですが、フィニッシュはそれほど悪くないですね。
手軽に手に入る、価格が安い、という点ではリピートする確率はとても高いと思います。
■関連リンク(セブンイレブンのワイン)
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