(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)ガルガネーガ(伊:ヴェネト州:DOCソアーヴェ・クラッシコ:10)\1980
(3)甲州(日本:山梨県産甲州ぶどう100%使用:NV)\1380
(4)甲州(日本:山梨県甲州市勝沼町:11)\1180
(5)グリッロ100%(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\982
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:かすかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや厚め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル(小さな気泡がグラスの内側に多く付着)
外観の印象:若い、よく熟した
【香り】
豊かさ:それほど強くない
特徴:洋ナシ、蜜、リンゴ、バタークリーム、フレッシュ感のあるハーブ、柔らかいミネラル
香りの印象:上品で穏やか、第2アロマが強い
【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:シャープな、フレッシュな
バランス:ライト、スリム、溌剌とした
苦味:強め、後味の印象を強める
アルコール:やや弱め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)
【評価】
ライトで、スリムでシャープ。フレッシュ感を楽しむ。
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり
【判定】
ややオレンジかがった若い感じは、特殊な品種の印象。
輝きも強めで、上質感がある。
香りはあまり強くないが、優しい果実感や穏やかな木樽熟成の印象が上質感を持っている。
2000円に近いクラスの印象。
味わいは、香りの印象とは違い、軽くて、やや荒い感じ?
ボリューム感が微妙。
最初の飲み口は安い印象だけど、しっかりと味が残る。
この軽さは上質なワインが持つ軽さ?
この中ではイタリアの2本で候補を絞っているが、そのうちでも1980円のクラスの印象かも。
時間とともに、味わいに厚みが出てくる。
ひょっとして、プイィ・フュイッセの可能性もある?
改めて香りと味わいを確かめるが、口に含んだ時のボリューム感と後味の強い苦味はシャルドネでは無さそう。
ファイナルアンサーで、ガルガネーガ
で、ピンポン
軽めの品種を、上品に仕上げた、って印象ですね。
【総評】
ソアーヴェ・クラッシコ 2010 サン・ミケーレ
SOAVE CLASSICO 2010 SAN MICHELE
イタリア:ヴェネト州:DOCソアーヴェ・クラッシコ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガルガネーガ
イトーヨーカドーで、1980円で購入。
カミさんに価格感を聞いたら、880円。
1980円っていうと、えーっ?という反応。
このワイン、ちょっとマニアックなのかも。
評価が高いみたいですが、ガルガネーガにしては頑張ってるから応援してあげよう、みたいなエールを感じます。
日本のワインをちょっとひいき目に見ちゃうみたいな感じ?
一般消費者の感覚だと、このワインの1980円は高いんじゃないでしょうかね?
ただ、上質なワインを飲んでる、という満足感はあります。
香りや味わいを分析的に飲むと、このワインの良さが分かるのですが、フツーに飲むと、なんでこんな高いの?って感じになります。
ブドウ品種自体が力のない品種なので、そうなっちゃうのかも。
しっかり造られた印象はありますが、冷やした方が美味しいですね。
最初、え~って言ってたカミさんも、温度が下がると、これは美味しいって飲んでました。
軽さと、上質感の良いバランスですね。
シャルドネのような押しの強さが無いのが、このワインの良さだと思います。
最初軽く感じるけど、1本終わる頃が一番美味しいタイプかも
爽やかさもあって、夏向きの1本ですね。
1580円くらいだと、お買い得なんですけどね。
2000円弱だと、まあ価格なりって感じでしょうか。
ただ、魅力を持っているワインであることは確かですね。
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