2017/06/04

アラス・デ・ピルケ カルメネール 2016

アラス・デ・ピルケ カルメネール 2016
アラス・デ・ピルケ カルメネール 2016
HARAS DE PIRQUE CARMENERE 2016

チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カルメネール85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%

エノテカの通販で12本セット10,800円(送料込)、1本あたり900円で購入。
参考価格は、1,296円。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:若々しいマゼンタ色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:とても濃い
粘性:強い
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ブルーベリー、赤い果実、メントール、フローラル
<香辛料・芳香・化学物質>血液、肉、シナモン
香りの印象:若々しい、開けたては還元的

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、円みのある
タンニン分:軽め、サラサラした、収斂性がある
バランス:スマートな、流れるような、しっかりした
アルコール度:高め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
スパイシーで辛い

【評価】
ライトでクール、上品な果実感と優しい甘みがあるが、後半タンニンとアルコールが強めに出てくる。

【供出温度】
14-16度 クールに味わいたいならこれくらいだけど、渋みが強めに感じるので、もう少し高くてもいいかも

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
ちょっと固くて閉じている感じなので、飲む直前にデカンタージュすると開いてくるかもしれない

【総評】
外観は濃く、若々しいピンクマゼンタ色の濃いガーネットで、輝きとツヤがあります。

香りは閉じた印象の中に、カシス、ブルーベリーのようなフレッシュな果実、血液や赤身の肉、メントールやシナモンのようなスパイスなど、これからどんどん変わっていきそう。

味わいは、ライトでクールなアタックから、優しい果実感と甘み、穏やかな酸味がふわっと広がり、スマートな印象が続いた後にタンニンが強く締めて、乾く印象でフィニッシュ。

クールな飲み口と、上品で優しい果実感がとても良いのですが、後半に強い渋みが出てきます。
ただ、これから時間が経って馴染んでくると後味の渋みは気にならなくなりそうなので、第一印象はなかなか良い感じです。

カルメネール主体のワインって、熱さを感じるタイプが多いような気がしますが、このワインはクールな印象で私の中では初めてかも。

時間が経って温度が上がってきたら、果実感と甘みが強めに出てきて、少しカジュアルな印象になってきました。

今日の晩御飯は「ローストビーフ丼」。
わさびが添えてあったので、ワインとの相性はイマイチでしたが、味の方向性は合っていました。

食事と合わせるには、この果実感と甘さがポイントになりますね。

「広島名物コリコリホルモンせんじ揚げ」に合わせると、ジュースっぽく合います。

最初はクールで上品な印象でしたが、飲み進むと甘みが少し重い印象に変わってきましたね。

人に例えると、ほんわか穏やかで、スイートな印象の女子みたいな感じ?

香りは青みが強めで、あまり良くないですが、幸せ感のあるスイーツみたいな味わいはカルメネールらしい印象です。

コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか
また違うビンテージを飲んでみたいワインです。

■楽天ショップへのリンク

[2015] アラス・デ・ピルケ カルメネール / アラス・デ・ピルケ チリ マイポ・ヴァレー / 750ml / 赤

※サイトより引用
サラブレッド飼育とワイン造りへの情熱が融合したワイナリー。
アンティノリと造り出す絶妙なチリワイン。
フルーティ、シンプル、クリアなスタイルを目指したカルメネール。
アラス・デ・ピルケは、チリ・アンデス山脈のふもとに広がるマイポ・ヴァレー、ピルケ南西部に位置し、600ヘクタールの敷地で牧場とワイナリーを経営しています。
「アラス」とはスペイン語で「馬牧場」という意味。
1892年に設立された、チリで最も歴史あるサラブレッド牧場でもあります。
サンチャゴの南、アンデス山脈を起源とするヴァレ・デル・マイポ川を有するマイポ・ヴァレーは、今や「ラテンアメリカのボルドー」という異名をとるほど、条件に恵まれたワイン産地として知られています。
この土地に魅せられ、2002年にチリでの高品質なワイン造りを目指していた、スーパータスカン、ソライアを有するイタリア名門ワイナリー、アンティノリがアラス・デ・ピルケとジョイントべンチャーでワイン造りを始めました。
アンティノリを牽引するエノロゴ、レンツォ・コタレッラ氏により現在イタリアとチリのエッセンスが融合した他にはないユニークなワインが生み出されています。
アラス・デ・ピルケはアンデス山脈北側、マイポ川の南、海抜550~750mに位置しており、火山の噴火により発生した崩積土で、粘土質主体に様々な特質の土が混ざり合う変化性に富んだ土壌です。
アンデス山脈に隣接している影響により、雨の少ない地中海性気候ですが、同時に、開けた渓谷を通り抜ける太平洋高気圧の影響も受け、双方の特徴を有する独特な気候条件を持っています。
また、地形による昼夜の寒暖の差は20℃にもなり、この温度差により、ブドウがゆっくりと時間をかけて成熟し、品質の高い果実の収穫を可能にしています。
栽培形式はVSPシステム(ブドウの芽を垂直に仕立てる方法)を採用し通気性の良さ、日照が確保され、管理が行き届きやすくしています。
さらに、ブドウの状態を細かく把握し、選別できるよう、収穫は手摘み、容量15kgの小箱を使用することにより、鮮度を落とさず本来の品質が発揮できるよう完璧な状態でワイナリーに搬入されます。
ワイナリーの名前を冠する、こちらのアラス・デ・ピルケシリーズはブドウのポテンシャルを最大限に引き出すことに重点をおき、フルーティ、シンプル、クリアなスタイルを目指し造られたスタンダードライン。
アラス・デ・ピルケ カルメネールは自社畑のブドウを手摘みで収穫後、50%を5日間低温浸漬させたのち、28~30℃に保たれたステンレスタンクで発酵後、
フレンチオーク樽で10カ月間熟成させます。
深みのある濃いスミレ色。
赤系果実、スパイス、タバコの芳醇な香りに包まれた、柔らかで心地よい舌触り。
ジューシーで、飽きのこない、なんとも親しみやすい味わいです。
リゾット、パスタ、ピザといった料理だけでなく、
バーベキューにも最適で、脂の乗ったサーモンやマグロにもよく合います。
難しいことは考えずデイリーにお楽しみ頂きたいワインです。

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