2016/05/31

ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV (2016年購入)

ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV
ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン NV
YOSEMITE ROAD CABERNET SAUVIGNON NV

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

セブンイレブンで、615円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若さのある鮮やかな色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強い
外観の印象:若々しい印象で、底が見えるくらいの透明感がある

【香り】
第一印象:やや鼻を突く印象
特徴:
<果実・花・植物>黒い実の果実、茎っぽいグリーン香
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、ケミカル、重い動物香
香りの印象:ケミカルで重い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、控えめ
バランス:軽くて、やや痩せた印象
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的な果実感とアルコールの印象が残る

【評価】
ライトだが人工的でジュースっぽく、全体に鈍調な重さがある。

【供出温度】
10度以下 ちょっとバランスが悪いので冷やしてごまかして飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい鮮やかな色調の濃いルビーで、少し輝きがあります。

香りは、ケミカルで人工的、茎っぽさや、重い動物香、キャンディっぽい果実感など、全体的にどんよりした印象。

味わいは、ライトなアタックから、人工的な果実感と酸味があり、作りものっぽいボディでチグハグしたバランスのまま、アルコールが浮いた印象でフィニッシュ。

魂の抜けた人造人間みたいな、何かをごまかして作ったような・・
国産ワインのような、ジュースっぽくて飲みやすいタイプなので好きな人も多いと思いますが、このあたりは好みの問題ですね。

今日の晩御飯は、コンビニ弁当の「ロコモコ丼」。
合わせると、食事とは完全に並行線で、馴染みもしないし邪魔もしない。

ジュースやカクテルを合わせているような印象で、ワインっぽくないですね。
甘みも強めで、それが重さにつながってるように感じます。

おつまみで、「生ハム入りプロセスチーズ」に合わせると、なんだかお互いの欠点を暴き合うような合い方。

アメリカの安いワインはファストフード的ですよね。
工業で造られた食品のイメージで、ナチュラルさがなくて、ちょっと堅苦しい感じでしょうか。

個人的にはあまりリピートしたくない感じですが、また来年くらいに飲んでみようかな。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/05/29

タロン ブランコ 2013

タロン ブランコ 2013
タロン ブランコ 2013
Taron Blanco 2013

スペイン:北部地方:D.O.Ca.リオハ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ビウラ100%

ワインショップ マリアージュの通販で6本セット5,890円、1本あたり982円で購入。
参考価格は、1440円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:弱め ※温度低いからかも
特徴:
<果実・花・植物>リンゴ、洋梨、ナッティ、アカシア、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香・化学物質>ミネラル、バター、ウッディ
香りの印象:木樽の印象、第2アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:強い、爽やか、少し酸化の印象
苦味:穏やかな
バランス:溌剌とした、強さがある
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
青りんごやシードル、ちょっと酸化の印象

【評価】
しっかりした酸味で爽やかな味わいながら、木樽熟成のしっかりしたベースがある。

【供出温度】
11-14度 しっかりした造りなのでちょっと温度高めの方が良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、若さがあるけど少しオレンジがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、木樽熟成のしっかりしたベースがあり、青りんご、ミネラル、アーモンド、バタークリームなど、ワンランク上の印象です。

味わいは、やや強めのアタックから爽やかな果実感としっかりした酸味が広がり、細身ながらしっかりしたボディで、スーッと流れるようにジューシーなフィニッシュ。

個人的には、木樽の印象が強すぎるのが気になりますが、第一印象では2,000円超クラスのイメージがありますね。
木樽の印象が強いワインは、時間が経つと「お化粧」が剥がれてくる事があるので、もう少し飲み進んでみたいと思います。

グラスを口に持ってきた時の香りが安いワインとは違い、久しぶりに良いワイン飲んでる感じ。

今日の晩御飯は、海老のチリソース。
ワインが樽の印象が強いので、和食や中華はちょっと合わなさそうですね。

ハーブやスパイスを効かせたソースの白身魚やチキン料理でしょうか。
家庭料理だと、ちょっと合わせる料理が難しそうです。

おつまみのアーモンドは、大人な組み合わせで良く合います。

カミさんの意見は、「軽くて酸っぱいけど、まずくない。」という意見。。。
確かに3年前の白ワインなので、やや酸化してますかね。

ワインセットで安く買ったこともあり、今回は飲み頃を過ぎてしまっていましたが、元々のベースは悪くないと思うので、コンディションの良いヴィンテージなら美味しいのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

白ワイン Taron Blanco タロン ブランコ 750ml 極旨 知る人ぞ知る 逸品 プレゼント ギフト 専門店 輸入ワイン 直販 ワイン屋さん 人気ワイン【酒類】

※サイトより引用
フレッシュでやや酸味があり、花の香りが心地よいワインに仕上がる”ビウラ種”
ビウラ種は、主にスペイン北部で栽培されている品種です。カタルーニャでは、”マカベオ”、リオハなどでは”ビウラ”など地方によって呼び方が異なります。
特徴的は、豊かな芳香があり、また骨格をワインに与え、かすかな苦味が風味に現れるブドウ品種です。また若飲み用にも長期熟成にも耐える高級品種とされています。
口の中で広がる果実味と程よい酸味が特徴的な白ワイン
リオハを代表するビウラ品種から造られた白ワイン。フレッシュかつマイルドな果実風味にあふれ、口の中で広がる果実感と程よい酸味が特徴的です。スッキリ爽やか系ですが、華やかさやフレッシュさも感じられます。
マリアージュ:お寿司(スズキ、ハマチ、イカ)、焼き鳥(鳥皮)、天ぷら(魚、イカ)など
1000~2000円のおすすめワイン

2016/05/28

M.シャプティエ ペイ・ドック シラー コレクション・ビオ 2013 (2回目)

M.シャプティエ ペイ・ドック シラー コレクション・ビオ 2013
M.シャプティエ ペイ・ドック シラー コレクション・ビオ 2013
M.Chapoutier Collection Bio Syrah 2013

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー

リカーランドトップで、税抜き1090円で購入。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:まだ若いが少し落ち着いた色調お、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カシス、ブルーベリージャム、
<香辛料・芳香・化学物質>血液、赤身の肉、チョコレート、少し薬箱っぽいスパイス
香りの印象:すこし還元的、これから変わってきそう

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:軽めながら収斂性がある
バランス:スマートながら、芯の強さがある
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めでスマート、ナチュラルな印象ながら、しっかりしたタンニンと芯の強さがある

【供出温度】
10-13度 軽めなので少しヒンヤリしているくらいが良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さがあるが少し落ち着いた色調の濃いガーネットで、輝きとツヤがあります。

香りは還元的で、血液や赤身の肉、カシスやブルーベリージャム、薬箱っぽいスパイス、少しチョコレートなどで、これから変わってくるかもしれません。

味わいは、スムースで軽めのアタックから、落ち着いた果実感としっかりした酸味が広がり、ナチュラルな甘みのあるミディアムボディで、えぐ味と渋みが出て収斂性のある締まった印象でフィニッシュ。

まだ開いてないのか、還元的な印象がありますね。
ただ素性はとても良く、チャーミングな味わいに酸味とタンニンがアクセントを加えて、伝統産地らしい品のあるまとまりになってます。

温度高めで飲み始めたので冷蔵庫で冷やしつつ飲んでますが、ちょっと温度高めの方が穏やかで飲みやすそうですね。
スーッと体に入っていく感じがとてもナチュラルです。

今日の晩御飯はトマトの酸味が強めの、自家製「バターチキンカレー」。

合わせてみるとワインが負けますが、最終的な余韻でワインが出てきます。
鶏肉だけに合わせると、ワインが完全に勝ちますが、味わいが穏やかなので自然体な勝ち方ですね。

バターチキンカレーを純粋に味わいたい人には向きませんが、ワインがあるとアクセントになって食事にリズムが出ます。
カレーが「Aメロ」、ワインを入れることで「Bメロ」、サビは食べ物を飲み込んでまたワイン、ってとこでしょうか。(分かりにくくてすみません)

おつまみで「ミックスナッツ」に合わせると俗っぽい感じで「堅揚げポテト」は塩気がケンカしてイマイチ。

やはりちゃんとした食事に合わせたいタイプですね。
煮込み系の肉料理、ビーフシチューとかチキンのトマト煮込みとかが良さそう。

時間が経っても香りはなかなか良くならず、ちょっとビオ臭のような印象も出てきたかも。

2015年の9月に一度飲んでますが、そのときの印象は、
口当たりはとても優しいのですが、タンニンはしっかりしていて、全体の印象を締めている。
カジュアルな印象ですが、ニューワールドのようなシンプルな味わいではなく、ハーブやスパイスの印象が深みを加えている。
今回もほぼ同じだけど、何だかなかなか心を開いてくれず、内にこもってる感じ。

ひょっとするとデキャンタージュすると良くなるタイプかもしれませんね。

M.シャプティエのワインとなると過度な期待をしてしまいますが、1000円くらいのワインなのでまあ大目に見てあげましょう。
もちろん、コストパフォーマンスは高いと思います。

人に例えると、自然体で清楚な女性だけど、なかなか心を開いてくれない、みたいな?

新しいヴィンテージが出たらまた買ってみたいワインです。

■楽天ショップへのリンク

【6本〜送料無料】ペイ ドック シラー コレクション ビオ 2013 M.シャプティエ 750ml [赤]Pays d'Oc Syrah Collection Bio M.chaptier

※サイトより引用
畑は小石、砂、泥土質土壌。 ステンレスタンクにて発酵、熟成。パーカーポイント100点の常連M.シャプティエが シラー品種で造る、リーズナブルな有機ワイン。 明るい紫色。フレッシュなブラックチェリーのような果実の香りや、スミレの香りが印象的です。なめらかなタンニンを持ち、熟した赤い果実の風味が心地良く、フレッシュでかつエレガントな味わいが楽しめます。「エコセール」と「ユーロリーフ」の有機ワインの認証を取得しています。日本限定商品。
1000~2000円のおすすめワイン

2016/05/26

ゴーアーズ シャルドネ NV (2016年購入)

ゴーアーズ シャルドネ NV
ゴーアーズ シャルドネ NV
Goers Chardonnay NV

オーストラリア:地理的表示無し ※おそらく日本でボトリング
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ主体

サンクスで、598円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カリン、パイナップル、南国系果実
<香辛・芳香・化学物質>バタークリーム、ハチミツ、シナモン、石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:やや収斂性がある
バランス:溌剌とした、やや厚みがある
アルコール:やや強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
熟した果実

【評価】
果実感たっぷりで、爽やかさとボリューム感があるけど、ややバランスが悪い

【供出温度】
8-10度 酸味が強烈でふっくらしたボディなのであまりキンキンに冷やさない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観はやや淡い、グリーンがかったイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、カリンやパイナップル、南国系の果実、石灰のようなミネラル、バタークリーム、ハチミツ、ちょっとスパイシーさもあります。

味わいは、やや軽めのアタックから濃縮感のある果実とシャープな酸味が広がり、ふっくらしたボディが続いて、えぐ味と収斂性のある苦味が出てきた後に酸味の残るジューシーなフィニッシュ。

このワイン、強い酸味がポイントですね。
シャルドネらしいたっぷりした果実味がありますが、シャープな酸が主張して、えぐ味やアルコールの印象もあり、まとまり感のない印象です。

それなりに美味しくて品質良さそうですが、何かコンセプトがブレてるというか、掴みどころの無い「?マーク」がつくような味わいですね。
飲み進むと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、コンビニの「ボンゴレビアンコパスタ」。
合わせると、果実味が強くて料理より前に出てくるけど、そんなに悪くありません。

ワインだけで飲むとギクシャクした感じだけど、食事に合わせるとバランスが取れるようですね。

果実味が強いので、和食は合わなさそうで、カジュアルなピザとかパスタのイメージです。
まあ、食事と合わせるというよりは、パーティワインでしょうね。

おつまみで「揚塩ピー」に合わせると、スナック的な水割りとナッツのような合い方で、だし塩味のおせんべい「しゃり蔵」に合わせると、まったく絡まないけど、適当な社交辞令でごまかすみたいな感じ。

基本的には悪くないと思いますが、、でもちょっと荒っぽい感じが気になるかも。
個性の範囲と考えれば、コストパフォーマンスは悪くないと思います。

■関連リンク(サークルKサンクスのワイン)


2016/05/24

ヨセミテ・ロード シャルドネ NV (2016年購入)

ヨセミテ・ロード シャルドネ NV
ヨセミテ・ロード シャルドネ NV
YOSEMITE ROAD CHARDONNAY NV

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ主体

セブンイレブンで、615円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:かすかにオレンジっぽい、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、単調な色付き

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>熟した果実、やや傷んだ果実の印象もある
<香辛料・芳香・化学物質>バタークリーム、ハチミツ
香りの印象:弱い、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:しっかりした、ちょっと酸化の印象
苦味:コク(深み)を与える
バランス:人工的で、ちょっとバランスが悪い
アルコール:やや強め(に感じる)
余韻:短い

【フレーヴァー】
酸っぱい柑橘系、ちょっと酸化のイメージ

【評価】
味のバランスが悪くてギクシャクした印象

【供出温度】
7度以下 バランスが悪いので冷やしてごまかす

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、少しオレンジがかったイエローで、輝きは弱めの単調な印象。

香りは、熟した果実、グラスを回すとちょっと傷んだ果実の印象、バタークリーム、ハチミツ、ちょっとフローラル。

味わいは、ライトなアタックから、熟した果実感と酸化した印象がふわっと広がり、ややぽってりしたボディで、えぐ味と酸化の印象が残るフィニッシュ。

管理が悪くて、さらに少し傷んだ果実が入ってるような印象もあって、ギクシャクしたバランスで、あまり良くない第一印象です。

アメリカワインの、ファストフードみたいな分かりやすい味わいが好きじゃないのですが、果実感と甘みのバランスは良くて飲みやすいので、このへんは好みの問題ですしょうね。

このワインで一番気になるのは、グラスを口に運んだ時にふっと香る腐臭のような傷んだ系の香りでしょうか。
グラスに入れた時に出てきますが、時間が経つと無くなってきます。

飲み進んでくると、だんだん丸くまとまってきてフルーティで甘いまとまりになってきました。

今日の晩御飯は、コンビニの「ボンゴレビアンコパスタ」。
合わせるとワインのフルーツ感と甘みが強めに出て我が道を行く感じで、裏方に回ったり歩み寄る感じはありません。
ただ、果実味も甘みもうまく抑えてあるので、合わなくはないですね。

おつまみの揚塩ピーに合わせると、パーティ的にとても良く合いました。

最終的にはとても飲みやすいタイプという感想に落ち着きました。
また1年くらい経ったら飲んでみたいと思います。

このワイン評判いいのですが、ラベルデザインが最悪なんですよね。
家庭用ではいいけど、持ち寄り飲み会とかには持ってくには見栄えがイマイチ。
最近流行りの、動物柄の可愛いラベルのワインの方が女子ウケしますよね。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/05/22

ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ 2015

ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ 2015
ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ 2015
Natale Verga Nuare Pinot Nero 2015

イタリア:ロンバルディーア州:IGTプロヴィンチャ・ディ・パヴィア
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)

リカーランドトップで、税抜き890円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいが大人しい色調の、明るめのルビー
濃淡:淡め
粘性:強め
外観の印象:底がしっかり見えるくらいの明るさ、美しい輝きがある

【香り】
第一印象:弱め
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、キャンディ
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、ちょっとヴァニラ?
香りの印象:温度低めのせいか、香りが立ってこない

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多めの残糖
酸味:爽やか、はっきりした
タンニン分:サラサラした、控えめ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ジュースっぽい果実感

【評価】
甘くて軽い、ジュースのような味わい

【供出温度】
10度以下 軽くてジュースっぽいので冷やして飲むタイプだけど、温度が上がったらどうなるか気になる

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、底が見るくらいの透明感の、若々しい色調の明るいルビーで、ツヤと美しい輝きがあります。

香りは、温度が低めのせいかほぼ感じられず、キャンディや赤い果実、なめし革、かすかにヴァニラっぽさもあるような。

味わいは、軽くて甘いジュースっぽい味わいで、飲んだ瞬間にすべての味わいがあって、すぐにえぐ味を残したフィニッシュ。

このワイン不思議でのですが、ボトルがやたらに重く、5000円クラスくらいの重量があって、しかもピノ・ノワールで、でも価格は890円。
掘り出し物なのか、出来が悪かったから安く売らざるをえなくなってしまったのか、とても興味がありました。

で、実際に飲んでみると、まあ価格なりの味わいというか、ブラインドで飲んだら輸入果汁を使った国産ワインと答えそうな、500円台のワインの感じですね。

でもまあ素性はいいというか、すっきりまとまっていて悪い要素は感じないので、これから変わってくるのを期待して飲んでみます。

今日の晩御飯は、「シンガポールチキンライス」と「冷奴」。
赤ワインだとやや軽めのメニューですが、このワインは赤でも軽いタイプなので、パワーバランスはいい感じ。

ワインの甘みが、穏やかに食事とのつなぎになっていて、受け入れてくれます。

人に例えると、ただの可愛い女の子だと思っていたら、周りに配慮の出来るしっかりした考え方を持っている女性だった、みたいな。

醤油をかけた冷奴にも合いますね。
ジュースっぽさが出るかと思ったら意外とそうでもなく、すーっと後ろに引いて食事を立てるみたいな合い方をします。
おつまみのミックスナッツも、程よい距離感で社交的に合わせてきます。

ちょっと特殊な味わいで、ワイン通の人には受け入れられないと思いますが、不思議な魅力を持っているワインだと思います。

ニューワールドっぽいけどチャーミングで品が良くて、ピノ・ノワールらしさは無いけど、ワインとしてはカジュアルで魅力のある味わいではないでしょうか。

ただ、ワインだけになるとやはりちょっと物足りないんですよね。
ここまで持ち上げておきながら、個人的には好んでまた買おうとは思わないかな~。

■楽天ショップへのリンク

ナターレ・ヴェルガ ヌアレ ピノ・ネロ Natale Verga Nuare Pinot Nero イタリアワイン/赤ワイン/ミディアムボディ/750ml【イタリアワイン】

※サイトより引用
ナターレ・ヴェルガ  Natale Verga
品質と価格のバランスに優れたワイン造り
1895年エンリコ・ヴェルガにより創業されたこのワイナリーは、現在4世代により引き継がれ、現在も創業当時と変わることない想いの下、ワイン造りを行っています。現在の経営者であり、社名にもなっているナターレ・ヴェルガ、そして彼の父であるジャンカルロ、妹のクリスチーナ、ローラとともに家族経営ながら、品質を重視したワインを生み出すため、最新鋭の機器を整え、今日ではイタリア国内のみならず、世界中にて高い評価を受けています。
より多くの人が気軽に飲める高品質ワインを常に目指しており、品質と価格のバランスに優れたワイン造りで国内外の市場で成功を収めました。 豊富な品揃えも魅力でイタリアにおけるワイン市場のリーダー的存在と言えるでしょう。イタリア各地を代表する品種からコストパフォーマンスに優れたワインを造り、イタリア国内の多くの愛好家はもちろん、世界各国へ輸出され幅広い支持を集めています。
8か月の樽熟と4か月のビン熟を経て出される、北イタリアのピノ・ノワール。口当たりの良いイチゴなどベリー系の果実味と柔らかいタンニンが調和し、酸味とのバランスも良好。
1000円以下のおすすめワイン

2016/05/21

マルキ・ド・シャス リザーヴ ブラン 2014

マルキ・ド・シャス リザーヴ ブラン  2014
マルキ・ド・シャス リザーヴ ブラン 2014
Marquis de Chasse Reserve blanc

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン50%、セミヨン50%

町田の蔵家さんで、税抜き1100円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>カリン、アカシアのはちみつ、メロン、グリーン系のハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>白い小石のようなミネラル、クリーム、白木
香りの印象:爽やかで上品、甘い印象

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:強烈、爽やか
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌とした、主張が強い
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
レモンのような柑橘系の印象

【評価】
フレッシュで爽やか、ドライでシャープな味わい

【供出温度】
11-14度 強烈な酸味があってしっかり冷やして飲むのが王道と思われるが、温度高くなってからも期待出来そう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、金属質な輝きがあります。

香りは、カリンやハチミツのような甘い果実、メロンのようなちょっと揮発性のある印象、クリーム、ミネラル、ハーブなど、上品で甘い印象があります。

味わいは、いきなりドカンと強い酸味がきて、舌の両脇を締めるように酸っぱさが続きながら、フレッシュな果実感や、苦味や旨みなどが重なってきて、ジューシーな印象でフィニッシュ。

こんなに酸っぱいワイン、最近はあまりないですね。
マロラクティック醗酵してない印象ですが、輸入元の重松貿易さんのサイトを見ても詳しい情報はありませんでした。
http://www.shigematsu.jp/search/detail.html?seq=72404114

とにかく、このワインの味の中心は酸味ですね。
強い酸味を軸として味の構成が成り立っていますが、最近のボルドーブランらしいクリーンで品の良い印象でまとまっていて、素性の良さを感じます。

今日の晩御飯は「アジの竜田揚げ」と「あさりの酒蒸し」。

あさりの酒蒸しはワインでやっているので、相性は悪くないですが、ワインがちょっと上品なので、もう少し繊細な食事に合わせたい感じ。
アジは青魚の生臭さが出るのであまり合いません。

強い酸味が後味にも残るのですが、果汁を加えたような印象があります。
フレッシュフルーティなドイツワインを、過去一大ブームにした、ズースレゼルヴってやつですね。

飲み進むとやっぱり不思議なバランスで、果汁が混ざってるようなイメージがあって、このあたりは好みが分かれそうです。

個人的には好きなタイプなので、またビンテージ違いを飲んでみたいですね。

1000~2000円のおすすめワイン

2016/05/20

コスタネラ カベルネ・ソーヴィニヨン 2015 (2回目)

コスタネラ カベルネ・ソーヴィニヨン 2015
コスタネラ カベルネ・ソーヴィニヨン 2015
COSTANERA CABERNET SAUVIGNON 2015

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

まいばすけっとで、499円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい色調の、紫色のフチをした濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
第一印象:少し鼻を突く印象
特徴:
<果実・花・植物>ブルーベリー、メントール、針葉樹
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、ケミカル、なめし革、赤身の肉
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、軽め
バランス:スマートな、少し痩せた
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトですっきり、シャープな果実味でドライな味わい

【供出温度】
10-13度 ドライで甘みが少ないので、あまり冷やし過ぎるとキツくなりそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいピンクっぽい紫色のフチをした濃いガーネットで、輝きとツヤがあります。

香りは、最初に硫黄やケミカル、黒い果実、メントール、針葉樹、揮発性のあるスパイス、赤身の肉、などがあります。

味わいは、軽めのアタックから、すっきりした果実感と爽やかな酸味が広がり、辛口でスレンダーなボディで、軽くえぐ味が出てきて乾く印象でフィニッシュ。

最初はちょっと素っ気ない感じがしますが、すっきりとまとまっていて意外と悪くないですね。
針葉樹のような爽やかな香りもアクセントになってて、雨の日の森のような雰囲気です。

ドライなので食事にも幅広く合いそうですね。

今日の晩御飯は、冷凍食品の「ボロネーゼ生パスタ」と「チーズつくね」。

合わせると、さっぱり洗い流してくれる感じで合うのですが、なんだか後味が良くないですね。
ちょっとゴムっぽいというか。

照り焼き味のチーズつくねはワインの辛さが反発してイマイチ。
照り焼きのソースが甘いので、ワインが辛く感じるんですね。

食事に合わせるとワインの辛さが強く出るみたいで、和食系にはちょっと合わせにくそうです。

おつまみのミックスナッツはワインが勝ち気味ですが、そんなに悪くありません。

温度が上がってくると、穏やかな味わいになって飲みやすくなりますね。

前回の2013年のときは
香りはイマイチながら、フレッシュフルーティで飲みやすく、タンニンが効いたワインらしい味わいが好印象。
フルーツ感と甘みで、ハツラツとした陽気な印象があって、そこがいいところですね。
という感想でしたが、今回はだいぶ違いますね。
陽気というよりは真面目、フレッシュな印象はあるもののフルーツ感も抑えめで、キャラクターがだいぶ違ってます。

コストパフォーマンスは良いと思います。
また新しいビンテージを飲んでみたいワインですね。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/05/19

セップドール シャルドネ レゼルヴ 2012

セップドール シャルドネ レゼルヴ 2012
セップドール シャルドネ レゼルヴ 2012
LE CEP D'OR CHARDONNAY RESERVE 2012

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティのワゴンセールで、元値980円を540円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった鮮やかなイエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:酸化した印象ながら、輝きとツヤがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>熟した果実、キンモクセイ、
<香辛料・芳香・化学物質>バタークリーム、ハチミツ
香りの印象:第1アロマが強め、酸化熟成が進んでいる

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):多め残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:しっかりした
苦味:穏やかな
バランス:まろやかな、少し厚みがある
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟した果実とスパイス

【評価】
まろやかで果実味豊かな味わいで、カジュアルながらリッチさを持っている

【供出温度】
8-10度 口当たりがまろやかでボリューム感もあるのであまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、酸化をイメージさせるオレンジがかった色味の強いイエローで、輝きがあります。

香りは、熟した果実やキンモクセイ、バタークリーム、ミネラル、硝煙など、リッチ系のシャルドネの印象。

味わいは、トロ味のある穏やかなアタックから、充実した果実感と甘みがじわっと広がり、優しい酸味とふっくらしたボディが支えて、えぐ味が出てきてちょっと乾く印象でフィニッシュ。

ワゴンセールなので全然期待してませんでしたが、これは意外と美味しいですね。
ちょっと酸化しているようなイメージはあるものの、ベースがしっかりしているので、うまく熟成したのかもしれません。

・・・あれ?
開けて時間が経つとどんどん酸化が進んできたかな?

今日の晩御飯は「ひき肉のカレー」と「イワシの煮物」。
青魚はさすがに合いませんが、ひき肉のカレーはワインが負けずに渡り合って、フルーツ感を加えてくれて、いい感じで合います。

カレーに合う白ワインというと、香りが強くて果実味のあるゲヴュルツトラミネールが代表的ですが、このワインもそれに近い感覚ですね。

それにしても、やはり後半酸っぱくなってきましたね。
しっかりしたワインですが、店頭での4年熟成には耐えられなかったようです。

やはりワゴンセールのワインは買わない方がいいですね~。
普段飲みのワインはせめて2年前くらいの生産年のものを選ぶ事をオススメします。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/05/17

セップドール ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2012 (2回目)

セップドール ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2012
セップドール ソーヴィニヨン・ブラン レゼルヴ 2012
LE CEP D'OR SAUVIGNON BLANC RESERVE 2012

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

グルメシティのワゴンセールで、540円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:少し熟成感がある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、アプリコット、ミント
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル、ヴァニラ、クリーム
香りの印象:木樽の影響を感じる

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:ややキツめで、ちょっと酸化している
苦味:穏やかな
バランス:ドライでフラット、痩せた印象
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
酸化したリンゴやシードルの印象

【評価】
酸化が進んでいて、酸っぱくてドライな味わい

【供出温度】
7度以下 酸っぱいので冷やしてごまかす

【グラス】
小ぶり

【総評】
ワゴンセールで980円→540円になっていたものですが、同じワインを2年前に飲んでるので、その間売れずにずっと店頭にあったやつでしょうね。
どこまで傷んでるかがポイントですね。

外観は、グリーンがかったイエローですが、ちょっと熟成感が出ています。

香りは、甘いアプリコットのような果実、ミネラルやハーブ、ヴァニラやバタークリームのような印象もあります。

味わいは、軽めでドライなアタックから、フレッシュな柑橘系の果実感と酸化したキツい酸味が広がり、痩せた収斂性のあるボディで、えぐ味と苦味を残した辛いフィニッシュ。

いやー、ワゴンセールで買ったので期待はしてなかったのですが、完全に酸化してますね。

ちなみに2年前は
ソーヴィニヨン・ブランの見本のようなまとまりですね。
フレッシュ感もあって、ワインだけでも飲みやすく、これはいいですね。
という評価。

2年後の今は、ちょっと切ない場末の酒場みたいになってます。
とはいえ、飲めないレベルではありません。※あくまで個人の感想です

あれ、このワイン、飲み進むと酸化した感じが良く思えてきましたね。
渋みのある中年男性みたいな、ひとクセある良さと言うか。

昔のボルドーの白って酸化した印象のものが多かったですが、このワインも古いボルドースタイルのような印象になってきました。

冷蔵庫で冷やしてワインの温度が下がってきたので、飲みやすくなったのかもしれません。

今日の晩御飯は「鶏皮焼き」「鶏天」「さつまいも天」。

酸化したワインって食事の馴染みが良いケースがありますが、このワインも食事をガッチリつかみます。

ただまあ、あまり幸せ感のある感じではなくて、ちょっと絡まれてるくらいの印象でしょうか。
鶏皮焼きは居酒屋的な合い方ですね。

基本的に良いワインなので、酸化してても品がありますね。
見た目が悪かったりしてあまり売れなかったのかもしれませんが、ベースはとても良いと思います。

人に例えると、フレッシュで希望に満ちた新人営業マンが、現場で2年間鍛えられて、やさぐれちゃった、って感じ?

新しいビンテージが出たら買ってみてもいいですが、きっともう出ないんでしょうね。
イオンの通販でももう売ってないので、このシリーズは終了だと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/05/15

カルヴィソン・レ・ヴィニュロン セレクシオン ソーヴィニヨン・ブラン 2013

カルヴィソン・レ・ヴィニュロン セレクシオン ソーヴィニヨン・ブラン 2013
カルヴィソン・レ・ヴィニュロン セレクシオン ソーヴィニヨン・ブラン 2013
Calvisson Les Vignerons Sauvignon 2013

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

町田の蔵家さんで、税抜き1000円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:色付きが弱め、小さな気泡が見られる、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、青りんご、ややシードル、青草香
<香辛料・芳香・化学物質>クリーム、ハチミツ
香りの印象:第1アロマが強め、若干酸化のイメージ

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:旨みをともなった
バランス:スムースな、ねっとりした
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
モモのような甘い果実感が残る

【評価】
トロ味のある穏やかな飲み口で、全体的にマイルドにまとまっている。

【供出温度】
8-10度 まろやかな味わいなので、あまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観はやや淡く、グリーンがかったレモンイエローで、金属質な輝きがあります。

香りは、柑橘系や青りんご、ちょっとシードルのような酸化のイメージ、青草香、クリーム、甘い蜜のような印象があります。

味わいは、とろ味のある穏やかなアタックから、チャーミングな果実感と甘み、優しい酸味がふわっと広がり、ふっくらしたボディが少し続いて、軽いえぐ味を伴ったジューシーなフィニッシュ。

ソーヴィニヨン・ブランっぽくない、トロトロしたマイルドな味わいで、とても幸せ感があります。
グルナッシュ・ブランとかローヌの白品種のようなイメージでしょうか。

しっかり冷やすとフレッシュでグリーン系の香りが強いソーヴィニヨン・ブランらしい味わいで、温度が上がってくると、とろ味が出て穏やかな味わいになるという、2度楽しめるワインみたいです。

ランチ女子会で、最初はしっかり冷やしたフレッシュな味わいで乾杯、おしゃべりして時間が経つとまろやかな味に変わってきて幸せな時間が楽しめる、なんてシーンが想像できますね。
なかなか素敵なワインじゃないでしょうか。

そうそう、ラベルデザインがゴールドなんですが、自己主張の強い外観と、穏やかな味わいにちょっとギャップがあって、そこも面白いポイントですね。

フレッシュ&フルーティでワインだけで十分に美味しいですが、上品で抑えめな印象なので、食事にも合わせやすそうです。
後味が良くて、とても心地よい果実感が残るので、またグラスに手が伸びます。

今日の晩御飯は、チキンカツ。
マスタードでワインに馴染ませる作戦です。

合わせてみると、果実感と酸味が浮いてピッタリフィットはしませんが、特に邪魔もしませんね。
思ったより、食事との相性は難しいかも。

ミックスナッツは特に問題無く、アーモンドが一番馴染みがいいですが、ちょっと辛さというか苦味が浮くのが気になります。

時間が経つと樽の印象が出てきて、酸味がちょっと尖ってきました。
ソーヴィニヨン・ブランらしくない味わいですが、ワインとしては美味しいと思います。

開けてからの時間とか、温度によってイメージがどんどん変わるので、個性がつかみづらいワインではあります。

人に例えると、洋服やシーンによってイメージが全然変わるけど、それぞれのシーンで魅力的に振る舞う女性って感じ?

コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

カルヴィソン・レ・ヴィニュロン セレクシオン ソーヴィニヨン 750ml【楽天24】

※サイトより引用
「カルヴィソン・レ・ヴィニュロン セレクシオン ソーヴィニヨン 750ml」は、樹齢・選果にこだわったセレクシオンシリーズのワインです。この銘柄の樹齢は15-25年。柑橘系ハーブの爽やかな香り、豊かな果実味と上品で穏やかな酸味、フレッシュな旨味が特徴的な爽快テイストです。

2016/05/14

カルト・ノワール コート・ド・プロバンス 2014

カルト・ノワール コート・ド・プロバンス 2014
カルト・ノワール コート・ド・プロバンス 2014
Carte Noire Cotes de Provence Rose

フランス:プロヴァンス地方:A.O.P.コート・ド・プロヴァンス
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、サンソー40%、ティブラン10%

町田の蔵家さんで、税抜き1314円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった色調の、サーモンピンクのロゼ
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが弱め、輝きがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>白い花、リンゴ、梨、グリーン系のハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル、炭酸の印象?、硝煙
香りの印象:第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、優しい
タンニン分:ロゼとしては強め
バランス:なめらかで、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
スパイシーな赤い実の果実

【評価】
なめらかな味わいでチャーミングな果実感、バランス良くまとまっている

【供出温度】
8-10度 温度低めの方がカジュアルに楽しめるが、温度が上がってもトロトロした飲み口で美味しく飲める

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、オレンジがかったサーモンピンクの淡めののロゼで、美しい輝きがあります。

香りは、白い花、リンゴ、梨など白ワインをイメージするものと、硝煙やグリーン系のスパイスなど、タンニンをイメージする要素が混ざって、深みを与えています。

味わいは、とろ味のある穏やかなアタックから、チャーミングな果実感と甘み、優しい酸味がふわっと広がり、ふっくらしたボディが少し続いて、軽く渋みとえぐ味のあるジューシーなフィニッシュ。

カジュアルだけどワインらしさをしっかり持っていて、とろとろした飲み口とチャーミングな果実感、程よい甘み、すべての要素がバランス良くまとまっている、とても幸せ感のある味わいです。
しっかり冷やして、リゾートやピクニックでランチから飲みたいタイプですね。

今日の晩御飯は「肉じゃが」と「冷奴」で、リゾート感ゼロ。。

肉じゃがは、新じゃがなのでちょっと青っぽさがありますが、このワインちょっと控えめなので和食でもケンカしません。
冷奴でも意外と大丈夫でした。

おつまみの「レバーペースト」は良く合いました。

開けてから時間が経っても、ワインがしっかりしているのでダレてきませんね。

人に例えると、見た目や言動は可愛らしいけど、実は生活力があって考え方がしっかりしている若い女子、みたいな?

コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

【6本〜送料無料】カルトノワール コート ド プロヴァンス ロゼ 2014 メートル ヴィニロン 750ml [ロゼ]Carte Noire Cotes de Provence Rose Les Maitres Vignerons

※サイトより引用
背の高いワインボトルがおしゃれなプロヴァンスワイン。黒葡萄を破砕せずバットに一昼夜寝かせ、自然にあふれ出たフリーラン果汁のみを使用。 フルーティな酸味としっかりした骨格のあるサッパリとした辛口タイプのワインです。

2016/05/13

ジェイコブス・クリーク クラシック ピノ・ノワール 2014

ジェイコブス・クリーク クラシック ピノ・ノワール 2014
ジェイコブス・クリーク クラシック ピノ・ノワール 2014
Jacob's Creek Classic Pinot Noir 2014

オーストラリア:サウス・イースタン・オーストラリア
アルコール度:13.1%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

成城石井で、1285円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しいが少し落ち着いた色調の、やや明るいルビー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、透明感がある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、キャンディ、ドライフラワー、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、エーテル香
香りの印象:まだ開ききってない感じ

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:サラサラした、緻密、収斂性がある
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
スパイシーでちょっとフローラル

【評価】
スッキリした味わいながら、凛とした強さを持っている

【供出温度】
10-13度 ほんのり冷えてるくらいが気持ちよく飲めそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若いけど少し落ち着いた色調の濃いルビーで、透明感と輝きがあります。

香りは、まだ閉じている印象で、赤い実の果実、キャンディ、なめし革、少し時間が経つと香水っぽいフローラル、さらに時間が経つとカラメルやコーヒーっぽい感じも出てきます。

味わいは、軽めのアタックから上品な果実感と爽やかな酸味がゆっくり広がり、穏やかで芯の強いボディが少し続いた後に、軽いえぐ味と収斂性のある渋みが出てきて、乾く印象でフィニッシュ。

実に品が良くて、それでいてアイデンティティがしっかりしてる安定感のある味わいは、さすがにジェイコブス・クリークですね。

最初はちょっと辛い印象ですが、飲み進むと絶妙なバランスで、ニューワールドでありがちな飲み飽きる感じは無く、じわじわと世界観に引きこまれていくような深遠さを持っています。
わりと辛口ですが、ワインだけでじっくり美味しく飲めます。

今日の晩御飯は、コンビニの「ミートソースドリア」と「枝豆」。

「ミートソースドリア」に合わせるとワインが完全に消えたまま復活せずに終わる感じですが、食事を飲み込んでから合わせると、口をさっぱりとリフレッシュしてくれます。
「枝豆」は意外と赤ワインに合うのですが、このワインはいいところを削がれてしまうような感じでイマイチ。

食事と合わせると意外と頼りなく、凛としたイメージがなくなってしまいますね。
ニューワールドのピノ・ノワールによくある、ただ飲みやすいだけでのジュースっぽい味わいになってしまいます。

とはいえ、ワンコインのようなレベル感ではないので、ワインとして安心して飲める品質感はしっかり持っています。
お土産の「揚げ饅頭」に合わせるとピッタリフィットしました。
デザート系の方が合うかもしれません。

食事が終わってワインだけになると、また最初のドライで真面目な印象になります

人に例えると、就職活動を始めたら急に真面目で大人になった、しっかりした学生さんみたいな感じ?

ピノ・ノワールっぽさはあまり無いですが、また次のビンテージを試してみたいワインです。

1000~2000円のおすすめワイン

2016/05/12

オートリタス メルロー 2015

オートリタス メルロー 2015
オートリタス メルロー 2015
AUTORITAS MERLOT 2015

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

ドン・キホーテで、税抜き598円で購入。

【外観】
清澄度:濃くてわからない
輝き:やや強め
色調:若々しい紫色のフチをした、黒に近い濃いガーネット
濃淡:かなり濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
第一印象:少し鼻を突く印象
特徴:
<果実・花・植物>ブラックベリー、茎っぽいグリーン香
<香辛料・芳香・化学物質>赤身の肉、グリーン系スパイス、ケミカル
香りの印象:ややケミカルで、ちょっと鼻を突く感じ

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか、なめらか
タンニン分:やや強めで収斂性がある
バランス:固くて、辛くて、乾いた印象
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ケミカルで茎っぽいグリーン香が残る

【評価】
濃くて強い飲み口ながら、雑で荒っぽいまとまり

【供出温度】
10-13度 あまり冷やし過ぎると飲みにくくなりそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色のフチをしたほぼ黒に近い濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは、黒い果実、茎っぽいグリーン香、赤身の肉、スパイスなどで、ややケミカルで鼻を突く感じ。

味わいは、強めのアタックから、濃縮感のある果実感と柔らかな酸味が静かに広がり、痩せたボディに強い渋みとえぐ味が出てきて、辛くて重い印象のフィニッシュ。

どんよりと重い感じのワインで、華やかさとか、気分が上がる感じがないですね。
しかめっ面してるおっちゃんみたいな、無口で楽しくない感じがします。

ちょっと絞りすぎた感じもあって、品質感もあまり良くないかも。

今日の晩御飯は自家製の唐揚げ。
合わせるとワインの腰が砕けてしまって仕事をしませんね。

濃縮感があって強い印象があるのですが、いざとなったら情けないやつみたい。

カミさんは「う~ん、ジュースにアルコール混ぜた感じ、まだワインになりかけの新酒みたいな味。」という感想ですが、アルコールとタンニンの強さでジュース感をごまかしているようにも感じます。
細かくて舌に残る収斂性のある強い渋みとか、果実感がチャーミングな感じなどはメルローらしいかも。

時間が経つと、全体的にまろやかになってきましたが、後味のどんよりと重い印象は変わりません。
人に例えると、暗くて面白みもない、暗い事務所でため息つきながら仕事してる、中年のおっちゃんみたいな感じ?

最後まで香りも良くならず、これはリピートはないですね~。

1000円以下のおすすめワイン

2016/05/10

キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2015

キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2015
キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2015
QUINTA LAS CABRAS CHARDONNAY 2015

チリ:セントラル・ヴァレー地域:ラペル・ヴァレー地区:カチャポアル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、税込み514円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡め
粘性:やや強め
外観の印象:ちょっと酸化の印象?、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかり感じられる
特徴:
<果実・花・植物>南国系の果実、ちょっと傷みかけたくらいの過熟した果実、ナッティ、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル、バタークリーム、ハチミツ
香りの印象:第1アロマが強め、やや過熟した果実の印象

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し多めの残糖
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、ねっとした、厚みがある
アルコール:強め
余韻:少し続く印象

【フレーヴァー】
熟した果実

【評価】
ボリューム感のある果実味たっぷりの味わいながら、ちょっと荒っぽいまとまり

【供出温度】
8-10度 カジュアルなので冷やした方が楽しめそうで、温度が上がるとちょっとアラが出るかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡めの、少しオレンジがかったイエローで、輝きは強めです。

香りは、過熟した果実、ミネラル、バタークリーム、ハチミツ、キンモクセイなど、シャルドネらしい印象。

味わいは、ボリューム感のあるアタックから、熟した果実と甘み、しっかりした酸味が広がり、その後をすぐに追いかけるように強めの苦味とアルコールの辛さが出てきて、少し乾く印象でフィニッシュ。

リッチタイプのシャルドネで、この価格なら十分な品質感ですが、少しささくれたような後味の荒さがちょっと気になります。

今日の晩御飯は、コンビニパスタの「ほうれん草とチキンのペペロンチーノ」。
合わせると、ワインの苦味がちょっと浮いてしまう感じ。

ワインが強いので料理に勝ってしまって、味わいを全部持っていってしまいます。

ワインを落ち着かせてくれる、クリームやチーズ系の食事が良さそうですね。
チキングラタンやドリア、チーズハンバーグとか。

揚げせんべいの「つぶごたえ」と「薄皮付きピーナッツ」にはパーティ的な合い方で、意外と社交性があるみたいです。

人に例えると、仕事は出来て社交性もあるけど、言動がちょっと荒っぽい若い社員みたいな感じ?

固くて荒い感じが少々気になるものの、コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/05/08

アルバストレレ メルロー 2013

アルバストレレ メルロー 2013
アルバストレレ メルロー 2013
Albastrele Merlot 2013

モルドバ:南部
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー100%

町田の蔵家さんで、税抜き1500円で購入。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、少し濁りがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ブルーベリー、ヴェジェタル
<香辛料・芳香・化学物質>赤身の肉、なめし革、黒胡椒
香りの印象:温度が低すぎてイマイチ香らないが、温度が上がると華やかさが出てきそう

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し多めの残糖
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:控えめながら、最後にしっかり締める
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めで甘みのある味わい、爽やかな酸味があってスッキリとまとまっている

【供出温度】
10-13度 軽めでカジュアルなので温度低めが良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は少し濁りがある、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、深い透明感と輝きがあります。

香りは、冷えているので少し閉じた状態ながら、ブルーベリーや茎っぽいグリーン香、赤身の肉やなめし革、かすかにフローラル、温度が上がってくるとカラメルのような甘い印象と香水っぽいフローラルが出てきました。

味わいは、軽めのアタックから、チャーミングな果実感と甘み、爽やかな酸味がじわっと広がり、スマートなボディが流れるように続いて、軽いえぐ味と苦味を残してフィニッシュ。

このワイン、甘みがポイントですね。
ニューワールドのワインはフルーツ感を伴った甘みが特徴的ですが、このワインは残糖の甘さが主張しています。

辛口のワインが好きな人には甘さが少し気になるかもしれません。

モルドバのワインって初めてなのですが、下記サイトに詳しく紹介されていますね。

モルドバワイン専門ショップ
http://www.moldovawine.jp/html/page17.html

紀元前30世紀頃からワイン造りをしている歴史のある産地ですが、2度の大戦などでワイン造りは停滞、1991年旧ソ連からの独立後にワイン産業が回復したそうです。

今日の晩御飯はフツーの豚肉カレー。
合わせると食事の邪魔をしないで何となく馴染みます。

穏やかで甘みのある感じが和食にも良く合いそうですね。
角煮はドンピシャで、焼き鳥のタレとか、筑前煮も合いそう。

デザートの「塩キャラメルのエクレア」もうまく合わせてくれました。

このワイン悪くないのですが、いまどきの1500円ではちょっとコスパ良くないかもしれません。
まあモルドバという産地の珍しさだけでも価値はあるかもしれませんが。

人に例えると、美人じゃないけどチャーミングで可愛らしく、社交的で気を使ってくれる良い人、みたいな。

■楽天ショップへのリンク

【モルドヴァワイン】アルバストレレ メルロー 2013

※サイトより引用
生産国:モルドバ共和国
タイプ:赤 辛口
味わい:ミディアムボディ
生産者:アルバストレレワインズ社
品種:メルロー100%
飲み頃の温度:16℃~18℃
栓:スクリューキャップ採用
料理:赤肉料理
香り豊かでマイルドなメルローです。 ブラックチェリー・バニラのまろやかな香りでほのかなスパイシーを感じます。ソフトで厚みもあるが若いタンニンがきれいに一筋に伸びていきます。
【TV・雑誌で紹介されました】 ※12月5日発売のワイン王国 「1000円台で見つけた究極のお値打ちワインを探せ!」にて(4ッ星)特選ベストバイワインとして選ばれました。

2016/05/07

ヘイ・メーカー マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2014

ヘイ・メーカー マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2014
ヘイ・メーカー マールボロ ソーヴィニヨン・ブラン 2014
HAY-MAKER Marlborough Sauvignon Blanc 2014

ニュージーランド:南島:マールボロ地区
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、税抜き1150円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱め

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>グレープフルーツ、柑橘系、白い果実、青草香
<香辛料・芳香・化学物質>貝殻のようなミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、しっかりした
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、フラットな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
グレープフルーツのような苦味の残る柑橘系

【評価】
スッキリさわやかな柑橘系の味わいで、後味は若干重い

【供出温度】
7度以下 しっかり冷やして飲むのが一番だけど、温度上がっても楽しめそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、ほぼグレーに近いグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、ソーヴィニヨン・ブランらしい柑橘系と爽やかなグリーン香で、ハリのあるミネラル、シロップのような甘い印象もあります。

味わいは、スッキリしたライトなアタックから、爽やかな柑橘系の果実感と甘みがパッと広がって、しっかりした酸味とコクのある苦味が支えて、ややえぐ味の残る重いフィニッシュ。

爽やかなソーヴィニヨン・ブランらしい味わいで、期待通りというか、想像通りですね。
コストパフォーマンスは高くて、第一印象は良好。

魅力的な果実感があるのですが、後味がちょっと重いのが気になるかも。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランって、少し前は2000円くらいしましたが、最近だいぶ安くなってきましたね。

時間が経つと後味の重さも気にならなくなってきました。

爽やかでチャーミング、後味も心地良くて、サクラアワードのゴールド受賞というのもうなずけます。

今日の晩御飯は「アジの南蛮漬け」と「とろろ芋」。
どちらもワインに合わないメニューですが、このワイン、意外と問題ありません。

ちょっとチューハイっぽさもあるので、合わせる食事の幅は広そうです。

おつまみで、「アボカドオイルをかけるポテチ」に合わせると、ちょっとワインがもったいない感じ。
チューハイっぽいと思ったけど、しっかりしたワインなので、ちゃんとした食事を要求してきますね。

チキンフライとか天ぷら、白身魚のフライとかは全般的に合いそうです。
トマトソースのパスタやピザも良さそうですね。

良いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

ヘイメーカー マールボロ ソーヴィニヨンブラン 2014白ワイン ニュージーランド

※サイトより引用
ニュージーランドでもっとも大きなワイン産地として知られている「マールボロ地区」は、250エーカーの畑と300エーカーのコントラクト・ヴィンヤードを所有。ソービニヨンブラン、ピノノワールに注力し栽培している。
うっすらと麦わら色。キウイフルーツや青い豆の風味が揉み潰したハーブやグレープフルーツの香りと共に上がってきます。デリケートな味わいのトロピカルフルーツやシトラスの風味が現れる味わい、食中酒として。各区画ごとにブドウは成熟具合を監視され、最適な状況で収穫されます。区画ごとに収穫されたブドウは果汁の低下を避けるためにできる限り早く最低限のスキンコンタクトの上、プレスされます。また、各ロットの果汁に分けられてステンレスタンクにて低温発酵にうつされます。醗酵が完全に終了後、ワインとしてブレンドされ注意深くバランスも考慮され瓶詰めへ移ります。このワインに使用される葡萄はワイラウ地区のアッパーとローワー地区、アワテレ・バレーから選別されます。地質学的にも広大なブドウ畑を所有するマッドハウスは一流の「ソーヴィニヨンブランの果実」を私達に与えてくれます。残糖度2.3g/L

2016/05/06

コッパー・エステート プレミアム シラーズ 2014 (2回目)

コッパー・エステート プレミアム シラーズ 2014
コッパー・エステート プレミアム シラーズ 2014
COPPER ESTATE PREMIUM SHIRAZ 2014

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラーズ

セブンイレブンで、645円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、底がうっすら見えるくらいの透明感がある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ブルーベリージャム、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>ややケミカル、なめし革、赤身の肉、ちょっとコーヒー
香りの印象:やや閉じた印象、ケミカル

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し多めの残糖の甘み
酸味:なめらか、やさしい
タンニン分:弱め、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
甘い果実感とアルコール香

【評価】
フルーティで甘めのカジュアルな味わいながら、ややアルコールが強く出て後味は辛い

【供出温度】
10-13度 甘みがあってフルーティなので冷やして飲みたいが、アルコールがやや強めなので冷やし過ぎないようにした方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いルビーで、底が見えるくらいの透明感と輝きがあります。

香りは、ややケミカルで還元的、ブルーベリージャム、なめし革、赤身の肉、タバコ、コーヒーなどがあります。

味わいは、軽めのアタックから、チャーミングな果実感と甘みがじわっと広がり、渋み控えめでそのまま静かにフィニッシュ。

最初はアルコールの辛さが気になりましたが、すぐに落ち着いてきました。
とても穏やかな平和な印象で、果実感も甘みも強めなので、ワインだけでどんどん飲んでしまいますね。

逆に食事に合わせるのは逆に難しそう。

今日の晩御飯は、コンビニのカレーハンバーグドリア。
この組み合わせは、とても良く合いました。

味が濃い料理に、どかーんと脳天気にぶつかっていくような合い方で、普通のワインだったら完全にブロックされるところを、無理やりこじ開けて馴染むような感じです。

かなり特殊な合い方ですが、オードブル系の味の濃いメニューには合いそうですね。
唐揚げとか餃子、麻婆豆腐とかの辛いメニューもいけそう。

家庭のカレーも合いそうですが、ジュースのように飲んでしまうので、飲み過ぎに注意です。

しかしこの味の濃い同士の組み合わせは、だんだんクドくなってきました。
ワインがサッパリさせる役目じゃなくて、ジャムをのせるような合い方なので、どんどん重くなってきます。

おつまみの「生ハム入りプロセスチーズ」には、パーティ的な合い方でこれはバッチリ。
「ブロックピーナッツチョコ」は、ようやくワインらしさが出て渋みが強調されるものの、やっぱりパーティ的な合い方です。

食事と合わせるよりも、人が集まってワイワイ飲むようなシーンが向いてますね。

人に例えると、チャーミングで明るくて、その場を仕切ってくれるマイペースな女の子みたいな。

合わせる食事にもよりますが、濃縮感のある果実感が魅力的で、また飲んでみたいワインですね。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/05/05

シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2010

シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2010
シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ 2010
Chateau Lescaneaut by Poupille 2010

フランス:ボルドー地方:A.O.C.コート・ド・ボルドー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー75%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン5%

町田の蔵家さんで、税抜き2000円で購入。

【外観】
清澄度:かすかに濁りを感じる
輝き:強め
色調:若さのあるやや紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:まだ若さのある色調で、色付きが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>スミレ、カシス、ブラックベリー、
<香辛料・芳香・化学物質>ヴァニラ、血液、肉、メントール、シナモン
香りの印象:香りが強く華やか、若干まだ還元的な印象がある

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:なめらかな、しっかりした
タンニン分:緻密でサラサラしているが、強い収斂性がある
バランス:スマートな印象ながら、アルコールが強く浮き気味
アルコール度:強い
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
華やかな香りとスッキリした飲み口ながら、アルコールが強く後味は辛い

【供出温度】
14-16度 これからどのくらい香りが開いてくるかによるけど、温度高めにして香りを立たせたい

【グラス】
中庸、大ぶり

【デカンタージュ】
最初ちょっと閉じた感じだったので、デキャンタージュしたら開くかもしれないけど、ボトル底には澱は無かったので、ボトルから大きなグラスに注いで様子を見ながら楽しんだ方が良さそう。

【総評】
外観は、まだ若さを感じる紫がかった色調の濃いガーネットで、底光りするような美しい輝きとツヤがあります。

香りは、フローラルの印象が強く華やかで、スミレやヴァニラ、カシス、ブラックベリー、グラスを回すと生肉のような印象が出てきて、メントールやシナモンのようなスパイスなど、複雑性があります。

味わいは、スッキリした優しいアタックから、抑えた果実感とドライな味わいがじわっと広がり、スマートながら芯の強いボディで、アルコールが強く出てきてえぐ味と辛さの残るフィニッシュ。

華やかでスーッと入ってきますが、メルローらしい舌全体が乾くような強い渋みと、アルコールの強さが出てきて、フィニッシュは辛く感じます。

ちょっと冷蔵庫で冷やして飲み始めたので、これから温度が上がってくると、ワインも開いて変わってくるかもしれません。

温度が低いとかなりドライな印象ですが、温度が上がってくるとほんのり甘みが出てきますね。

今日の晩御飯は、ビースステーキ。
スーパーで買ってきた、和牛A4ランクのリブロース。
子供の日のごちそうです。

塩コショウで焼いて、わさび醤油でいただきました。

ベースはしっかりと合いますが、わさび醤油だとお肉をサッパリしてしまうので、ワインがちょっと浮いてしまいますね。
オニオンベースの和風ソースとか、普通のステーキソースが良さそうです。

カミさんに価格感を聞いたら、2980円で高評価。
香りがとても良いというのが感想でした。

ひょっとしたらもう少し寝かせた方が美味しくなるのかも。

まだちょっと若いというか荒々しいというか、力を持て余しているような印象を受けますね。

人に例えると、才能はあるけど、まだ若くてうまく表現できていない若者みたいな。

2000円だったら買っておいてセラーに寝かせておいてもいいかもしれません。
ただ、うちのセラーはこわれてしまったので、今は床下収納しかありませんが・・・

たまに贅沢したいときには良いのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・レスカノ・バイ・プピーユ [2010]赤ワイン フルボディ 750mlフランス ボルドー コート・ド・ボルドー AOCコート・ド・ボルドー あのプピーユから遂に新商品登場! しかもグッドヴィンテージの2010年!

※サイトより引用
シャトー・プピーユ(Chateau Poupille)
ボルドー右岸サン・テミリオンのすぐ東側に位置する“コート・ド・カスティヨン”。 僅か10数年前までは高品質なワインが存在するなどとは誰も考えていなかった、このマイナーなアペラシオンから彗星のごとく現れ、そのような状況を変えたのが、この「シャトー・プピーユ」のオーナー、フィリップ・カリーユ氏です。 1990年代中頃から突如としてここカスティヨンのワインが話題となり、無名の産地であるこの地に、このような傑出したワインが存在するという驚きが渦巻きました。 彼の造り出す「濃く、絹のように滑らかなワイン」は品評会でも話題となり、専門家によるブラインド・コンテストで、最後まであの『シャトー・ペトリュス』と張り合ったこともあるという実力派です。
ワイン情報
濃く美しいルビー色。カシスやブラックベリーなどの黒果実の凝縮したアロマ。程良い樽のニュアンスに、完熟した果実のアタック。繊細でエレガント、タンニンは溶け込んでいる。調和の取れたワイン。
プピーユのフィリップ・カリーユ氏が従弟のパスカル・ブエックス氏と協力して造るカスティヨン。ブドウは有機栽培で育てられる。果実味に溢れたスタイルでカジュアルに楽しめる。
オーガニック等の情報:ビオロジック

2016/05/04

ボージョレ ロゼ シャトー・カンボン 2013

ボージョレ ロゼ シャトー・カンボン 2013
ボージョレ ロゼ シャトー・カンボン 2013
Beaujolais Rose Chateau Cambon 2013

フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.ボージョレ・ロゼ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガメイ100%

リカーランドトップで、税抜き1850円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった黒っぽい色調の、サーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては中庸
粘性:強い
外観の印象:色付きが良い、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>いちごグミ、キャンディ、ドライフラワー
<香辛料・芳香・化学物質>リキュールのようなエーテル香、カラメル
香りの印象:第2アロマが強め?独特な香ばしさを持っている

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:はっきりした、なめらかな
タンニン分:ロゼとしては強めで、やや収斂性がある
バランス:スマートだが、芯の強さを個性を持っている
アルコール度:やや強め(に感じる)
余韻:長く続く

【フレーヴァー】
酸っぱい赤い実の果実

【評価】
スマートでドライ、深い味わいとオリジナリティを持っている

【供出温度】
10度以下 冷やした方が一般ウケして、温度が上がるとマニアが喜ぶ感じ

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、オレンジがかった少し黒っぽい色調のサーモンピンクのロゼで、強い輝きとツヤがあります。

香りは、ガメイらしいイチゴキャンディのような印象ですが、深みがあってとても個性的で、レーズンのリキュール漬けのような甘い香りが中心になっています。

味わいは、スマートで素直なアタックから、抑えめの果実感とかすかな甘味、深い旨みが染みわたるように広がって、軽いえぐ味とチャーミングな果実感の余韻を残すジューシーなフィニッシュ。

ガメイの欠点をチャーミングに転換してるというか、ガメイ以外の品種では出せない味わいになっているのではないでしょうか。

ボージョレというと、不味いワインの代表のようなポジションで、確かにこのワインも王道から見るとキワモノなのかもしれません。
でもガメイを知り尽くしたというか、ガメイを愛している生産者じゃないと出さない味わいを持っています。

ロゼなので、さらにガメイの個性が際立っているのかもしれませんね。

香りは、まとわりつくような甘いキャンディと香水を混ぜたような感じで、口に含んでもその香りが残るのですが、残糖の甘みと香りがうまくバランスを取りながら相乗効果をもたらしているような印象です。

これはワインだけでどんどん飲んじゃいますね。
美味いというより、ハマる感じ。

人に例えると、美人じゃないけどチャーミングで魅力的な女性で、奥深さや陰の部分がさらに魅力を増している、って感じ?

今日の晩御飯は、自家製の唐揚げと餃子。
タイの調味料「スイートチリソース」で唐揚げはいただきました。

このワイン食事と合わせると、個性がすっと引いて、食事を引き立てる側に回ります。
唐揚げも餃子も、とても良い感じで合いました。

柚子胡椒も使ってみましたが、まったく問題ありません。

「クリームチーズ シャルドネ味」に合わせると、チーズのにせもの感が出てアウト。
ちゃんとした食事じゃないとワインがもったいないですね。

税込み2000円のワインと考えると、人によっては高く感じるかもしれませんが、とても魅力のあるワインなので、またビンテージ違いなど飲んでみたいですね。
個人的には、ハマってしまったワインです。

■楽天ショップへのリンク

【6本〜送料無料】ボジョレー ロゼ 2014 マルセル ラピエール(シャトー カンボン) 750ml [ロゼ]Beaujolais Rose Marcel Lapierre Ch Cambon

※サイトより引用
セニエ方式によって作られるロゼ。畑では、化学肥料や除草剤・殺虫剤を一切に使わずに葡萄を栽培。厳しい選果を行いながら収穫した葡萄は、天然酵母のみで発酵される。発酵が始まり2日目頃に美しいロゼ色になった時点で、木樽の発酵槽から果汁の一部を抜き出した後、発酵を続ける。やや深めの色合いのロゼ。イチゴの様なピュアな赤い果実の香り。爽やかなミネラルと共にグリセリンから来る僅かな甘みが感じられる。和食、特にお寿司などとも相性の良いロゼ。

2016/05/02

M.シャプティエ リュベロン ブラン 2014

M.シャプティエ リュベロン ブラン 2014
M.シャプティエ リュベロン ブラン 2014
M.Chapoutier Luberon Blanc 2014

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:南部地区:A.O.P.リュベロン
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、ユニ・ブラン

セブンイレブンで、1274円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:わずかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:冷えているせいか弱め
特徴:
<果実・花・植物>過熟した果実、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>スモーキー、ハチミツ
香りの印象:温度が低いせいかあまり開いてこない

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムでスムーズ、まろやか
アルコール:やや弱め
余韻:少し長めに続く

【フレーヴァー】
梨やリンゴのような爽やかな果実感

【評価】
スッキリした爽やかな果実感と、じわっと沁みる旨みがあり、ピリッとした緊張感も持っている。

【供出温度】
8-10度 軽めなので温度が低い方がすっきりと飲めそうだけど、このワインの本質を見るにはちょっと温度を上げないとダメそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観はやや淡く、ほんのりオレンジがかったイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、ちょっと過熟したような厚みのある果実感、キンモクセイ、硝煙、ハチミツ、温度が上がってくるとウッディな印象も出てきました。

味わいは、軽めでスッキリしたアタックから、上品な果実感と爽やかな酸味がじゅわっと広がり、その後に旨みが染みてきて、少し続いた後にピリッとスパイシーなフィニッシュ。

最後にアルコールの辛さが出るのですが、余韻はチャーミングな果実感が残るので、またグラスに手が伸びますね。
ベタベタしないスッキリした味わいで、とても品の良い果実感があって、ワインの奥深さも感じさせて、さすがM.シャプティエのワインです。

最初の一杯目で「今日は1本行っちゃうか!」ってくらい気分が上がりますね。

午前中まで微熱があって体調が悪いのですが、このワインはとても優しく体を癒やしてくれます。(おいおい)
病み上がりって、ワインを強く感じてしまう事が多いのですが、このワインは大丈夫。

コンビニの「チーズとトマトのパスタ」に合わせると、悪くはないけどワインがもったいない感じで、もうちょっとちゃんとした料理に合わせたくなりますね。

シンプルで素材の味を活かした「トマトとモッツァレラのサラダ」とか、質素でも家庭で作ったパスタやピザの方が合いそうです。
ワインがナチュラルなので、余計な味がついてない方が馴染みやすい気がします。

飲み進むとさらに自然体な印象が強くなってきました。

おつまみで薄皮付きピーナッツに合わせると、やっぱりワインがもったいない。
もっとピュアでナチュラルな食べ物に合わせたい感じ。

黒部渓谷の土産でもらった「ごま饅頭」に合わせると、意外と馴染みがいいですね。
デザート系は意外と合うのかも。

このワイン、チャーミングな果実感がとても良いですね。
人に例えると、ナチュラルで清楚だけど、とてもチャーミングな自然体の若い女子、みたいな。

これはいろいろな食事合わせてみたいワインですね。
コンビニワインの中では高い方ですが、とても良いと思います。

良いワインだけに、コンビニの食事と合わせにくそう、というのがちょっと皮肉な感じですね。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

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