2015/11/29

マス・ド・ドマ・ガサック ガサック・クラシック・ブラン 2013

マス・ド・ドマ・ガサック ガサック・クラシック・ブラン 2013
マス・ド・ドマ・ガサック ガサック・クラシック・ブラン 2013
Moulin de Gassac Classic 2013

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ド・レロー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、クレレット、ヴェルメンティーノ

ワインショップ サン・ヴァンサンの通販で6本セット6,000円、1本あたり1000円で購入。
参考価格は、1166円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、やや大人しい印象

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>梨、青りんご、柑橘系、菩提樹、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:軽い
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
酸っぱい梨や柑橘系のフルーツ

【評価】
フレッシュで爽やか、チャーミングな果実感があるが、ひとクセ持ってる感じ

【供出温度】
8-10度 あまり温度が高いとダレてしまいそうだけど、冷やし過ぎるとワインの良さが出ない感じ

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、グリーンがかったレモンイエローで、金属質な輝きと液面のツヤがあります。

香りは、酵母っぽい印象があって、石灰のようなミネラル、青りんごや梨、柑橘系のフルーツ、グリーン系のフローラルやハーブ、時間が経つとまだ開きそうな印象。

味わいは、フレッシュで優しいアタックから、爽やかなフルーツと甘み、しっかりした酸が広がり、ちょっと独特なクセというか深みを持っていて、軽いえぐ味のあるジューシーなフィニッシュ。

このワイン、独特な世界観を持ってますね。

品種は南仏で良く使われているクレレットとヴェルメンティーノに、なぜかソーヴィニヨン・ブランというちょっと不思議な組み合わせ。
通常の南仏ワインだと、グルナッシュ・ブランになるところです。

ワインに少し緊張感みたいなものがあるのはそのせいでしょうか。

クレレットはフランス南部や南アフリカで栽培されている白ワインの補助品種ですが、以下のサイトに詳しく紹介されてますね。
http://www.vindefrance-cepages.org/ja/encyclopedie-des-cepages-de-france-clairette-11

ヴェルメンティーノは元々スペインの品種で、フランスのラングドック・ルーシヨンや、イタリアでも北部のリグーリア、ピエモンテ州、中部のトスカーナ州、南部のサルデーニャ州で栽培されています。
果実味のある若飲みワインを作る、とソムリエ協会の教本には書かれています。

でも以下のサイトではイタリア原産となってますね。
http://www.vindefrance-cepages.org/ja/encyclopedie-des-cepages-de-france-vermentino-35#titre-page
どちらが本当でしょう??

なんか不思議なバランスで、飲むたびに「?」って感じになります。

たぶんグルナッシュ・ブランが入ると柔らかさを加えてくれるのでしょうが、このワインはソーヴィニヨン・ブランがさらに酸味を足して、緊張感を与えているような印象でしょうか。

などといろいろ言ってますが、普通に美味しいワインだと思います。
ワインだけでドンドン飲めますね。

今日の晩御飯は、親子丼と味噌汁。
このワイン、一番大事なところで合いません。

まあ食事の邪魔をするようなことはありませんが、ワインがじれったい感じ。
ちゃんとした料理に合わせろよ、って要求してきます。

パスタとかピザだったら特に問題なく合うと思いますが、もうちょっとフィットさせようと思ったら、香草を使ったチキン料理とか、白身の魚のグリルとかが良さそうですね。

素性のいい感じで、信頼できる味わいです。
ワインだけでも上品なフルーツ感があって美味しいのですが、何か合わせるものが欲しくなるタイプでしょうか。

人に例えると、穏やかに微笑んでいる、肌が白くて頬がほんのり赤い、素朴なファッションの白人のお嬢さんって感じ?

えぐ味が強くて酸っぱくてクセはありますが、でも全体的には良いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

土壌はボルドーのグランクリュ!ムーラン・デ・ガサック・クラッシック・ブランmoulin・de・gassic

※サイトより引用
フランス、イギリスを始めとする世界中のワインジャーナリストならびに愛好家から「ラングドックのグランクリュ」と称され、高い評価を受ける マス・ド・ドマ・ガサックのギベール・ファミリー。
ドマ・ガサックは、1970年に、エメ・ギベールがラングドック・アニアン村に設立したワイナリー。
シャトー・マルゴーの再建に尽力したボルドー大 学のエミール・ペイノー教授の助けを得て、ラングドックにボルドーのグランクリュにも比肩する素晴らしいワインを産み出す偉大なテロワール があることを世に知らしめました。
映画にも登場!世界的に超有名な生産者です。
映画『モンドヴィーノ』で、南仏の恵まれた自然をアメリカの巨大資本から守るために立ち向かう当主であるエメ・ギベール氏の姿が鮮明に描かれています。
ミネラル感溢れる鉱物香、そしてまだ青いレモンのような果実香が、ほろ苦くも爽快で、何とも心地よく鼻孔をくすぐります。
味わいは若々しく、とにかくフレッシュ。
ふくよかで厚みのある酸とミネラルが美しく溶け合っています。
後口はほんのり甘く、優しいアフターフ レーバーを楽しめます。
サービスは10℃以下までよく冷やしてどうぞ。

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