2015/02/07

アバディン・ティント 2010

アバディン・ティント 2010
アバディン・ティント 2010
ABADIM TINTO 2010

ポルトガル:ドウロ、ポルト地方:D.O.C.ドウロ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ティンタ・バロッカ、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・フランカ、トゥーリガ・ナシオナル

メルカード・ポルトガルの通販で、5本セット4800円、1本あたり960円で購入
参考価格は、1,188円。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:若々しさのある紫色の薄いフチで、ほぼ黒に近い、濃いガーネット
濃淡:とても濃い
粘性:強い
外観の印象:かなり濃く、ほぼ黒で、透明感はまったくない

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>カシス、ブラックベリー
<花・植物>ちょっとフローラル
<香辛・芳香>赤味の肉
<化学物質>少し硫黄?
香りの印象:温度が低いのか、まだ香りが立ってこない

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらか、キメ細かい
タンニン分:ヴィロードのような、キメ細かい
バランス:心地よい、まろやかな
アルコール度:やや軽め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
ジャムのような甘い果実感だけど、やや傷んだ果実のような印象も残る

【評価】
柔らかくまろやかなトロトロした飲み口で、果実感や甘みも心地よく、後味はしっかりタンニンが効いているが、アフターフレーヴァーにやや難あり?

【供出温度】
14-17度 まろやかでやさしい味わいなので、少し温度高めの方が美味しく飲めそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色の薄いフチの、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、透明感はほぼ無く、輝きがあります。

香りは弱めで、若干傷んだ果実とか麝香っぽい悪臭成分があって、酒精強化ワインのような甘い印象、赤味の肉、時間が経つとちょっと華やかなフローラルな印象も出てきます。

味わいは、やわらかくマイルドな口当たりで、爽やかな果実感とほんのり甘み、おだやかな酸味で、短めでしっかりタンニンの効いたフィニッシュ。
ちょっとアフターに腐臭のような印象があるのが気になりますが、そのうち消えるかな?

やさしく、トロトロした味わいで、なんだか幸せな味わい。
まったりしてくる感じで、ポートワインみたいな熟成感があって、脱力系で、お休みの日にちょうどいいですね。

ごく親しい人と一緒に飲みたい、あるいはごく親しくなりたい人と一緒に飲みたい感じ。
おだやかで主張が弱めなので、合わせる食事の幅も広そうです。

甘みがあるタイプなので、好みはあるかと思いますが、素直に美味しいと思わせるまとまりですね。
ただ、香りはなかなか良くなってきません。

今日の晩御飯は、ちょっとピリ辛の鶏肉の酢豚風。
合わせてみると、ワインが優しく包み込むような合い方をします。
どんな食事でもそれなりに合わせてきそうな、おおらかさがありますね。

おつまみに合わせてみると、ビーフジャーキーだとワインが完全に消えて、カマンベール入りスモークチーズは、お互いに尊重しあう感じで良く合います。

カミさんに聞いたら、「思ったより重い、1280円くらい。」という感想でしたが、結構飲んでたので、悪くなかったみたい。

後半、香りも立ってきました。
グラスに少し残っても華やかな香りがあって、これはいいワインだと思います。
ひょっとしたら、デキャンタージュしても良いタイプかもしれませんね。

このワイン、オススメです。

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※サイトより引用
ドウロ川の渓谷を思わす深い色合い。これはデイリー飲みにはもったいないほど凝縮感のある辛口赤ワイン。ポテンシャルが高く、濃い熟成型の赤ワインを数多く産出するドウロ地方独自のブドウ品種をブレンド。甘いデザートワインとして知られるポートワインに使われるブドウと同じ品種で出来ているので濃厚な味わいのワインに仕上っています。
修道院を意味する「アバディン」は、昔ヨーロッパの美味しい食べ物、ワイン、 ビールなどすべてが修道院で作られていたことに由来しています。
赤い果実のアロマ、スパイスの香りも。エレガントでバランスのとれた酸味がワインに心地よい爽やかさをワインにもたらします。
ソフトで丸い印象の味わい。 お肉料理やチーズと合わせてぜひお楽しみください。

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