2015/01/13

ヴィラ・モリーノ ロッソ NV (2015年購入)

ヴィラ・モリーノ ロッソ NV
ヴィラ・モリーノ ロッソ NV
VILLA MOLINO ROSSO NV

イタリア:ヴェネト州:ヴェローナ県
アルコール度:11%
ブドウ品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ80%、ロンディネッラ20%

グルメシティで、税込み597円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:黒っぽい地味な色調の、淡いルビー
濃淡:淡い
粘性:弱い
外観の印象:色付きが弱い、透明感がある、落ち着いた色調

【香り】
豊かさ:最初鼻を突く印象だが、時間とともに弱くなる
特徴:
<果実>赤い果実
<花・植物>ドライフルーツ
<香辛・芳香>なめし革、茎っぽいグリーン香
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:弱い、人工的

【味わい】
アタック:極端に軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):変な残糖の甘み
酸味:弱い、頼りない
タンニン分:弱い
バランス:か弱くてバランスが悪い
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的な果実感で収斂性がある

【評価】
極端に軽い味わいで、全体的に弱々しくバランスが悪い

【供出温度】
7度以下 極端にボディが弱いのでキンキンに冷やして飲んだほうが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし、やったらワインがすぐに飛びそう

【総評】
外観はかなり淡く、底がしっかり見えるくらいの透明感で、黒っぽく地味な印象です。

香りは、最初鼻をつくケミカルな印象で、時間とともに弱くなって、人工的な果実感やなめし革、茎っぽいグリーン香があって、あまり良くありません。

味わいは、極端に軽くて水っぽい飲み口から、頼りない酸味が足をひっぱり、さらに変な収斂性が出てきて、もう何だかダメダメな感じでフィニッシュ。

あー、久しぶりにハズレを引いてしまった・・・という感じです。
でも頑張って、もうちょっと飲み進んでみます。

後味に、変なゴムっぽいケミカルな印象が残って、飲んで平気だろうか??という印象も・・・

「えーい、やけくそだ!」って感じで、ガブガブ飲んでみましたが、アルコール度が低くて軽いのでそんなに酔わなさそうですね。

このワインはアルコール度数11%ですが、アルコール度13%のワインと比べると。

750ml×0.13%=97.5ml (アルコール度13%のワインのフルボトルあたりのアルコール量)
97.5ml÷0・11%=886.3ml (アルコール度11%が13%と同じアルコール度だった場合のワインの総容量)
886.3ml-750ml=136.3ml (11%と13%で同じアルコール量を取った時のワインの量の差)

136mlというのは、やや多めのグラス1杯くらいは違うってことですね。

やけくそな気持ちで飲んでたら、このワインに妙に親近感が湧いてきました。
お互い頑張ろうな的な。慰め合う感じ?

ダメな奴と飲んでる時の、あの独特なアイロニーというか、ちょっと悲哀を感じるワインです。
そんなものを感じるためにワインを飲んでるわけではありませんけどね。

でもひょっとしたら食事に合わせると変わってくるかも。

今日の晩御飯は、和風ソースの豆腐ハンバーグ。
このワイン、わびさび的な独特の哀愁で、何ともしっとり合わせてくれます。
和風ソースに使っている粉末の「あごだし」がかなり魚介の印象を加えていますが、このワインは大丈夫ですね。

付け合せのポテトサラダにも擦り寄るように合いますね。
ダメダメなやつかと思ったら、結構「したたかもの」です。

ワインじゃなくて、新しいカテゴリのアルコール飲料って雰囲気になってきました。
多分、ワイン好きにはまったく認められないタイプだと思いますが、これはこれでアリですね。

食事が終わっても、ワインが軽すぎて、何か食べ物が欲しくなります。

いろいろな種類が入っている「おせんべい」に合わせてみると、普通の赤ワインだとまったく合わない、エビ風味のせんべいでも問題ありません。
赤ワインとしてのプライドがありませんね、これは。

海苔が巻いているせんべいは磯臭さが出てしまい、これはさすがにアウト。
海苔と赤ワインはダメな取り合わせの代表格ですね。

その他の、カレー風味とか甘いやつとか塩せんべいとか、まったく問題ないですね。
マカダミアナッツのおかきにはとても良く合いました。
ナッツとの相性は良さそう。

バームクーヘンをチョコではさんだお菓子に合わせると、ワインはまったく消えて完全に裏方に回るけど、邪魔はしません。

これはなかなか侮れないです。
家庭料理との相性は抜群かも。

最終的には、このワインを援護してあげたくなりました。

人に例えると、まったくダメダメなヤツなんだけど、なんだか応援してあげたくなる、悪気のない素直な男子、みたいな?

ワイン好きにはまったく認められないタイプだと思いますが、最後まで付き合うと、意外と良い奴ってって感じのワインです。

でも、ちょっと人に勧めることは出来ないかも。。。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


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