2015/01/11

シャトー・ムーラン・ローズ 1998

シャトー・ムーラン・ローズ 1998
シャトー・ムーラン・ローズ 1998
Chateau Moulin Rose 1998

フランス:ボルドー地方:A.O.C.コート・ド・カスティヨン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー80%、カベルネ・フラン20%

リカーランドトップで、税抜き1380円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:少し熟成感があるが、まだまだ若さを感じる色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強い
外観の印象:熟成感がある、深い透明感がある、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>ドライフルーツ、プルーン
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>なめし革、腐葉土
<化学物質>還元的な印象
香りの印象:まだ閉じている印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:ちょっと酸化の印象、はっきりした
タンニン分:サラサラした、心地良い
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ちょっと酸化した印象の、熟成感のある果実感

【評価】
すっきりとクールな印象ながら、ちょっと酸化したすっぱい味わい。

【供出温度】
10-13度、ちょっと酸っぱいので、温度を上げるとすぐに飲めなくなりそうな印象

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
香りは閉じた印象ながら、ボディが軽くてすでに酸っぱいので、デキャンタージュしたらあっという間に飲めなくなりそう

【総評】
外観は、熟成感はあるものの、17年前のワインとは思えない若さがあり、深い透明感と輝きもあります。

香りは、還元的な印象と硫黄の印象があり、まだ閉じた感じで、ドライフルーツやドライフラワー、なめし革や腐葉土のような印象もあります。

味わいは、すっきりクールで爽やかさのあるアタックながら、ちょっと酸っぱい味わいで細身のスレンダーなボディ、軽い上品なタンニンを残して、少し乾く印象のフィニッシュ。

17年前のワインですが、シャトーの蔵出しなので傷んでいるようなことはありません。
ただやはり、ボディが軽めなこともあり、ちょっと酸っぱい感じがありますね。
それでも、すっきりクールで、まだフレッシュさも残っていて、全体的には悪くありません。

飲み進んで、良い方向に開いていくか、どんどん酸っぱくなっていくか、そこがポイントですね。

今日の晩御飯は、豚しゃぶ。
ゴマだれに「かぼす胡椒」をつけて合わせました。

お互いに邪魔せずに、なんとなく寄り添うような合い方。
ピッタリフィットはしませんが、悪くありません。

熟成したワインは和食にも合わせやすいですよね。

食事が終わって、ビーフジャーキーに合わせると、ワインが完全に消えてしまいます。
普通だと少しは何かしら残るものですが、ホントに水を合わせたような消え方をします。
すーっと馴染んで飲み込まれるみたいな。
そういう点では合ってるのかも。

ワインを開けて、10時間を過ぎるとかなり酸化が進んで、ちょっと飲めない状態になってきました。
さすがにこの価格帯で17年熟成は厳しいものがありますね。

この価格帯で17年熟成は貴重な存在ですが、もっとフレッシュで美味しいワインを買った方がいいかも。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ムーラン・ローズ[1998]

※サイトより引用
■大変状態の良いカスティヨンの熟成ワインが入荷!
飲み頃であるのはもちろん、カスティヨンならではの元来からのボリュームある味わいがこなれ、複雑で奥行きのあるリッチな味わいになっています。98年はメルローの当り年なので、それだけに、このシャトー・ムーラン・ローヌのクオリティの高さが光ります。
シャトー・ムーラン・ローズは、カスティヨンにあるプチシャトーで、斜面にある8haの区画を所有。平均樹齢も35年と高く、しっかり熟した葡萄が収穫されています。
熟成はあえて、樽を使用しておらず、葡萄本来の味わいがしっかり楽しめるようにステンレスで熟成。今回、1998年の入荷ですが、これは蔵出し品で、そのためトップショルダーも高く、15年近く経過したヴィンテージですが、非常に良い状態のものです。
【産地】フランス/ボルドー
【格付】A.C.コート・ド・カスティヨン
【使用品種】メルロー80%、カベルネ・フラン20%
【平均樹齢】35年
【発酵】セメントタンクによる伝統的な醸造法
【熟成】ステンレスタンクにより、長期間熟成
【タイプ】赤ワイン・ミディアムへヴィ
【ティステイングコメント】
色合いは15年近く経過していますが、まだ若さも感じさせる色合い。
香りは、開けた直後はインクの硬い印象を想わせましたが、すぐに濃厚な果実に変わり、熟したベリー、ヨード、キノコ、カラメルのような柔らかな香りがあります。
含むと、丸みを帯びた果実味があり、ボリューム感も十分で、じんわり染み渡るような感覚。粘度の高さを伺わせる、口の中で広がる果実の味わいと、熟成によるこなれたタンニン、酸。
緻密な味わいですが、満足感も高く、余韻は緩やかに長く続きます。

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