2014/05/05

シャトー・レ・フェルメント 2012

シャトー・レ・フェルメント 2012
シャトー・レ・フェルメント 2012
Chateau Les Fermenteaux 2012

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン5%

DSKワインの通販で、6本セット4743円、1本あたり791円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少し落ち着いたルージュの、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:落ち着いた穏やかな色調、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ややケミカルで酸化した印象、干しぶどう、メントール、樹脂、ヴェジェタル、ミントのようなハーブ
香りの印象:最初閉じている印象だったら、すぐに開いてハーブ香が強くなる

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:シャープな、ややギスギスした印象
タンニン分:きめ細やか、サラサラした
バランス:ドライで固め、スレンダー
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
アロマオイルのような揮発性のあるハーブ香

【評価】
やや酸化しているのか、ちょっと傷んでいるのか、というやや難ありな味わい。
とげとげしい酸の強い印象と、後味に強めの苦味が残って、全体的にドライで痩せていて、キツ目の味わい

【供出温度】
15-18度
少し温度高めの方がワインのアラが目立ちにくいと思われる

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、やや落ち着いた色調で、深い透明感と輝きがあり、健全な印象。

香りは、最初ケミカルで、酸化した印象があり、少し時間を置くと、干しぶどうのような果実感に、揮発性のある、ミントのようなハーブ香、グリーン系のスパイス、カラメルの要素が出てきました。

味わいは、やや軽めのアタックながら、荒れたギスギスした印象の酸味が広がり、ボディは弱く痩せた印象で、タンニンはサラサラと綺麗に溶けた印象ながら、強めの苦味が残って、後味は良くありません。

第一印象は、ハズレワイン。
ちょっと別のワイン開けようかな、ってくらいです。

食事と合わせると変わってくるかもしれないけど、ワインだけだと、あたりが強くて飲みにくくて、ちょっと残念な感じ。
飲んでて楽しくないタイプですね。

キャップシールもちょっと破れてて、なんだか印象が悪かったんですよね。
だいたい通販のワインセットには外れワインが入ってますが、それに当たってしまったかも。

と、文句言いながらも地道に飲んでると、おっと、体が慣れてきた。
気が付くと普通に飲んでますね、人間の順応性は素晴らしい。

なんというか、香草の入っているリュールのような癖があるけど、なれると美味しい?、みたいな感じです。

傷んでるわけではなさそうなので、これは個性ととらえるべきでしょうね。
でもまあ、これが美味しいと思うのは、かなり狭い、一部のワインマニアじゃないでしょうか。
あるいは、相当大人な味覚の持ち主ですね。

今日の晩御飯は、ミートボールのトマト煮込み。
合い挽きのハンバーグがトマトソースで煮こまれてる感じのメニューです。

このワイン、香りが華やかで強めなのと、苦味が料理にフィットしません。

香りはともかく、この苦味をカバーしてくれる食事ってなんでしょうね?

案の定、ピスタチオも苦味がケンカしてダメ。

食事が終わって、ワインだけになったら、苦味がやや気にならなくなってきました。
香りはアロマオイルのような強い揮発性のある香りがあります。
何か混ぜてない、ってくらいに強い感じなんですよね。

でも味わいはマイルドになってきて、飲みやすくなってきました。
最終的には納得できる味わいになったのかな。

いろいろな変化を見せるこのワインに、まだまだ知らないボルドーの奥深さを感じました。

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