2014/05/03

シャトー・メイネイ 1968 マグナムボトル

シャトー・メイネイ 1968 マグナムボトル
シャトー・メイネイ 1968 マグナムボトル
CHATEAU MEYNEY 1968 1500ml

フランス:ボルドー地方:A.O.C.サンテステフ
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド

15年前くらいに町田の蔵屋さんで、10,000円くらいで譲ってもらい、我が家のワインセラーの主(ぬし)だった、マグナムボトルです。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:落ち着いたレンガ色の、濃いルビー
濃淡:少し明るい
粘性:弱め
外観の印象:熟成しているが、透明感と輝きがあり、傷んでる様子はない

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:スミレのようなフローラル、プルーンや干しぶどう、やや酸化したワインビネガーのような印象、オリエンタルスパイス
香りの印象:デキャンタージュしたときは、華やかな香りが広がったが、時間とともに酸化した印象が出てきた。

【味わい】
アタック:やや軽めでソフト
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:やや酸化が進み、酸っぱい感じ
タンニン分:滑らかに溶けている
バランス:まろやか、流れるような、スムーズ
アルコール度:やや強め
余韻:長く続く

【フレーヴァー】
ワインビネガーのような酸の印象が残るが、味わい深い

【評価】
成熟が進み下り坂に入ってるが、深い味わいがある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
大ぶり

【デカンタージュ】
飲む直前にデキャンタージュして、長時間楽しむ

【総評】
うちで40年以上熟成したワインを開けるのは初めてなので、準備期間含め慎重に進めました。

床下収納に1ヶ月以上立てて澱を沈めておいたものを、なるべく揺らさないように取り出して、シールを切るときもボトルは動かさないように注意します。

シールキャップはすべて外して、コルクの状態が分かるようにして、突き出さないように注意してスクリューを挿していきます。
コルクの状態はよく、とてもキレイで、スムーズに抜くことができました。

デキャンタはフルボトルの容量のものが1つしかないので、ガラス製のコーヒーサーバーも用意。

ライトを下から当てながら、澱が入らないように慎重にワインをデキャンタに移していきます。
澱はしっかり下に沈んでいたので、マグナムボトルの下2cmくらいだけ残して全部移せました。

外観は、しっかり熟成したレンガ色をしていますが、透明感と輝きがあり、傷んでいる様子はなく、とても美しい外観です。

香りは、デキャンタージュしているときから華やかな香りが部屋に広がりました。
ボルドーらしい、スミレのようなフローラル、やや酸化が進んだちょっとビネガーっぽい印象、オリエンタルスパイスやドライフルーツのような熟成感があって、複雑でとても楽しめます。

味わいは、やっぱり酸っぱくなってました。
マグナムボトルなので、長期熟成もいけるかと思ったけど、さすがに45年の熟成には耐えられなかったみたい。

でも、なんというか、美味しいです。

スムーズでふんわりとソフトなアタックから、やや酸化した印象が広がりますが、控えめで柔らかいボディとじわっと広がる旨味、なめらかなタンニンと長い余韻があり、さすがに長期熟成のワインならではの味わい。

でも飲み進むと、やはり酸の印象がどんどん強くなってきて、ちょっとゴムっぽい感じが出てきました。

やっぱりダメみたいですね。

開けて、約1時間で、ほぼ飲めない状態になってしまいました。
もうちょっと早い時期に開ければ良かったかな~、残念です。

今日の晩御飯は、オージービーフのステーキだったのですが、しっかり肉の味のするオージービーフに合わせると、ワインが急によみがえる感じで、しっかりサポートしてくれました。
ワインの文化を感じさせてくれる、素晴らしい組み合わせですね。

機会があったら、別のビンテージを飲んでみたいと思います。

■楽天ショップへのリンク

[1996] シャトー・メイネイ / サン・テステフ フランス ボルドー / 750ml / 赤【楽ギフ_包装】

※サイトより引用
ブルジョワ級の中でも最高峰
9銘柄しかないクリュ・ブルジョワ・エクセプショネルへの選出
「ボルドーラヴァーが密かに愛する秘密のシャトー」
クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル
シャトー・メイネイはジロンドの河岸、シャトー・モンローズのすぐ隣にあります。
美しく手入れの行き届いたシャトーで見る者の目を奪います。
格付けは、オルム・ド・ペズやフェラン・セギュール、グロリア、ソシアンド・マレなどと同じくブルジョワ級ですが、実力は格付けシャトー級と言われています。
この1996年のヴィンテージ当時は、247あるブルジョワ級の中で9銘柄しか選ばれていない、クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルにも選出されていました。
そんなシャトー・メイネイですが、なぜかワイン誌ではあまりとりあげられることがありません。
しかし、実際のところは現地のワイン商や生産者、インポーターの間で非常に評判の良い銘柄。
本当に美味しいものを知っている人たちがこっそり自分のお気に入りとしてストックしているワインなのです。
1996年は言わずと知れた超ビッグヴィンテージ。
ボルドー地方では、収穫量が格別に多く、長命なカベルネ・ソーヴィニヨンがふんだんに含まれたワインは、熟成向きとなるヴィンテージです。
そして、サン・テステフ・アペラシオンはパーカーポイントで96点を獲得しており、ボルドーの中でも特に高く評価されている優良年なのです。
熟した果実のアロマに、コーヒーやチョコレートの香りスパイシーなニュアンスが豊富に感じられます。
優しくも厚みがある味わいで、16年の熟成を経たことにより、ドライフルーツやなめし皮のような風味が出てきています。
タンニン・酸・アルコールのバランスがよく、口当たりはとても滑らか。
様々なニュアンスの味わいが溶けだし、甘く複雑な味わいを醸し出す絶妙な美味しさ。
「自分だけのお気に入りにして、他の人に知られたくない」
ボルドーラヴァーが本当に愛するワインです。
飲み頃を迎えた超グレート・ヴィンテージ!
是非、この機会にご堪能下さい!!
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 70%、 メルロ 25%、 カベルネ・フラン 3%、 プティ・ヴェルド 2%

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