2014/01/01

ルイ・ラトゥール シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ 1999

ルイ・ラトゥール シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ 1999
ルイ・ラトゥール シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ 1999
Louis Latour Chassagne-Montrachet 1er CRU Morgeot 1999

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCシャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

町田の蔵家さんで、5380円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、ゴールドイエロー
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:成熟度が高い、艶のある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:バター、シナモン、ユーカリオイル、エーテル、カリン、リンゴ、パイナップル、これから多分開いてくる
香りの印象:木樽からのニュアンス、濃縮感がある、成熟している

【味わい】
アタック:マイルド
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:豊かな、しなやかな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:厚みがある、力強い
アルコール:強め
余韻:長く続く

【フレーヴァー】
成熟感のある、木樽の印象

【評価】
成熟度が高く、豊か、濃縮し、力強い

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸、大ぶり

【総評】
お正月なので、ちょっといいワインを開けてみました。
我が家的には高級ワインです。

外観は、14年の成熟を感じさせる、レンガに近いオレンジがかった色調で、濃く、ゴールドの輝きがあります。

香りは、バターリィでコッテリ系。
揮発性のあるユーカリオイルのような印象と、複雑なフルーツ香、樽で熟成させた蒸留酒のような、厚みのある、力強い香りです。
フレッシュ、フルーティなワインが好きな人にはダメかもしれませんが、とても良いコンディションみたいです。

味わいは、ふわっとマイルドなアタックから、力強い味わいになり、しっかりした酸と、豊かな樽の影響のある香りが広がり、フィニッシュはキレイで、余韻がとても長く残ります。

最近は、フレッシュでフルーティな味わいが好まれる傾向にありますが、これはウィスキーとかに近い、熟成感と樽由来のフレーバーを楽しむようなタイプ。
家庭の食事に合わせるのは相当難しいですね。

熟成感が素晴らしいのですが、我が家的にはこの樽香はダメかも。
カミさんに飲ませたら、やっぱりこのタイプはダメでした。

食事前に、スモークチーズと、貴腐ワイン漬けレーズンチョココーティング、という、ウィスキーに合いそうなおつまみに合わせたら、これはバッチリ合いました。

ナッツも合いそうなので、アーモンドに合わせると、これもバッチリ。
でも、ちょっとウイスキーみたいで、飲み方ちょっと違うかも。

ワインがあまり活きてないですね。
水割りでいいじゃん、って感じ。

チーズが一番ワインの良さが引き出されますね。
ワインだけだとあまり感じない、チャーミングなフルーツ感が顔を出します。

時間が経つと、このワイン、だんだん美味しくなってきました。
食事が入るとグッと良さが出てきます。
果実感も良くなってきました。

フレッシュでピチピチしたワインも美味しいけど、やっぱり熟成したワインも美味しいですね。

白ワインで、10年を超える熟成に耐えるワインって数少ないと思いますが、さすがにルイ・ラトゥール。
5000円を出す価値のあるワインです。

14年熟成なので、さすがにちょっと酸化した印象が出てきますが、ワインがしっかりしているので、ギリギリセーフ。
でもまた、このギリギリ感が、ワインの魅力でもありますね。

樽の印象もだんだんやわらいできて、素直な印象になってきて、リンゴやシードルのような味わいに変化してきました。

いろいろ楽しめるワインです。

少し残ったワインを次の日に飲んでみたら、さすがに酸っぱくなってました。
14年熟成で力を使い果たして、さすがに一晩の酸化には耐えなかったみたい。

でもまた、こういった熟成した白ワインを飲みたいですね。
高いけど。。

■楽天ショップへのリンク

【蔵出し熟成ブルゴーニュ】ルイ・ラトゥールシャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ モルジョ [1999] Chassagne-Montrachet 1er Cru "Morgeot"

※サイトより引用
ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手。
ブルゴーニュ2大白ワインのひとつといわれる「コルトン・シャルルマーニュ」の生みの親としても広く知られています。
今やコート・ドールでは最大のグラン・クリュを所有し、プルミエ・クリュ(村名畑)を加えると60haにもおよぶ[コルトンの帝王]と称されています。
◆コメント◆
近隣のムルソーやピュリニ・モンラッシェに負けない芳醇かつトロピカルフルーツの果実味にあふれ、余韻も華やかで豊かです。

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