2013/11/03

オックスフォード・ランディング シラーズ 2011

オックスフォード・ランディング シラーズ 2011
(1)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン20%(仏:ボルドー地方:AOCグラーヴ:09)\1190
(2)メルロー、タナ(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPコンテ・トロザン:11)\1050
(3)シラーズ(豪:南オーストラリア州:11)\1000
(4)シラーズ100%(オーストラリア:GIサウス・イースタン・オーストラリア:12)\850

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:黒っぽい紫色の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強い
外観の印象:若い印象ながら、ちょっと落ち着いた色調で、ツヤと輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱い
特徴:ミネラル、なめし革、ややケミカル、グリーン系スパイス、黒い果実、ヴェジェタル、ガリーグ
香りの印象:最初閉じた印象だったが、時間とともにハーブ香が強くなる

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:サラサラした、キメ細やか
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
心地よい爽やかなフルーツ感があるが、後味はやや辛め

【供出温度】
11-14度、15-18度
※温まってみないとわからない

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
外観は、若々しいものの、ちょっと落ち着いた色調で、深い透明感をもっている。
輝きも粘性も強めで、力強さがある。
深い透明感がある感じは、オーストラリアのシラーズではないかも。

香りは、最初閉じた印象だったが、時間が経つと、南仏のガリーグのようなハーブ香が出てきた。
グリーン系の香りが強めで、カベルネ・ソーヴィニヨンのイメージ。
ちょっと生木っぽい印象もある。

味わいは、スムーズで、フレッシュな酸味があり、タンニンは優しい。
若干甘い印象もあって、ボルドーって感じではないかも。
そうなると消去法で南仏になるが、優等生的な果実感はメルローっぽくて、香りは南仏の印象なので、ドンピシャ、のはず

ファイナルアンサーで、メルロー、タナ
で、ブー

なんと、オーストラリアのシラーズ

【総評】
オックスフォード・ランディング シラーズ 2011
OXFORD LANDING ESTATES SHIRAZ 2011

オーストラリア:南オーストラリア州
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラーズ

リカーランドトップで、1000円で購入。

最近、伝統産地とニューワールドの差が少なくなってきて、分かりにくくなってますよね。(言い訳)
若干品種の個性が弱めに出ているような感じですが、上品なまとまりで、ニュージーランドのワインみたいでもあります。

外観は、落ち着いた色調で、底光りするような輝きがあって、とてもキレイ。

香りは、弱めで、グリーン系の印象とハーブの印象が強め。
シラーズって、よくカベルネ・ソーヴィニヨンと間違えるのですが、この生木っぽい感じはブドウじゃなくて「梗」の残し方なのかもしれません。

味わいは、ニューワールドらしいサービス精神のある感じで、スムーズで心地よいフルーツ感があります。
ボリューム感はあまりなく、酸味が支配的に広がってさわやかな印象で、フィニッシュはややアルコールの強さもあり、辛い後味です。

ワインだけで、どんどん飲んでしまうタイプですね。

今日の晩御飯は、自家製の和風ハンバーグ。
このワイン、食事に合わせると、やや強めに主張します。

もうちょっと強い食事じゃないと合わないですね。
辛く感じるので、もう少し肉感があった方がいいみたい。

食事が終わってワインだけになっても、やっぱりちょっと辛さが気になるかも。

でも良いワインだと思います。

■ジェロボーム株式会社のサイトより
http://www.jeroboam.co.jp/wine_maker/oxford_landing.html

※サイトより引用
1958年、南オーストラリア、マレー川の川岸にオックスフォード・ランディング・エステートが誕生しました。50年に渡る革新的で色鮮やかな歴史があり、サステイナビリティ(持続的発展性)の運営、恥じることなくこの特別な土地を愛する堅実な人々、そしてオックスフォード・ランディング・エステートの畑の魅力と自然で快活な味を閉じ込めたワイン・コレクションなど、様々な特徴があります。今日、オックスフォード・ランディング・エステートはオーストラリアで最も革新的なブドウ栽培を行うワイナリーとして、テロワールの持つ個性を忠実に現すワインを生み出しています。
発酵は静止・回転両方の機能を備えた発酵機械で、暖かい気温のもと6日間行います。これにより骨格に必要な適切量のタンニンを抽出することができると同時に、果実味とアロマを残します。深い赤紫色、プラム、ベリー系果実、アメリカンチェリー、かすかにスミレや白コショウが香ります。味わいは黒スグリなどのダーク・ベリー系果実、プラムを連想させ、ソフトでしなやかなタンニンと、少量のチョコレートとスパイスがうまく支えています。ほのかなオーク、明るい果実味と長く続くジューシーなフィニッシュが特徴です。

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