2013/08/18

テッレ・デル・バローロ ピエモンテ バルベーラ 2010

テッレ・デル・バローロ ピエモンテ バルベーラ 2010
(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・ガメイ:11)\1680
(2)バルベーラ(伊:ピエモンテ州:DOCピエモンテ・バルベーラ:10)\1050

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:少し落ち着いた、黒っぽい色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:落ち着いた色調、深い透明感がある、ツヤがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:チェリー、赤い果実、すみれ、ドライフルーツ、赤身の肉、なめし皮、グリーン系のスパイス、ややヴェジェタル
香りの印象:華やかな印象で、酸化熟成の段階にある

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽め
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:弱い、サラサラした
バランス:シンプル、流れるような、アルコールがやや浮き気味
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
シンプルでソリッド、やや単調な印象

【供出温度】
11-14度、15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
少し落ち着いた色調は、2010年のバルベーラが候補。
液面にツヤがあり、粘性も高いので、ちょっと高めの印象もある。

香りは、動物系の香りが強く、そこにフローラルが混ざる。
バルベーラの特徴は把握していないが、少なくともガメイっぽくはない。
もっと野性的な感じ。

味わいはシンプルで膨らみはなく、辛口で硬質な印象。
やや単調でもある。

勝手な印象では、イタリアのローカル品種のイメージ。

ファイナルアンサーで、バルベーラ
で、ピンポン

ジビエに合いそうな、野性的な味わいです。

【総評】
テッレ・デル・バローロ ピエモンテ バルベーラ 2010
Terre Del Barolo Piemonte Barbera 2010

イタリア:ピエモンテ州:DOCピエモンテ・バルベーラ
アルコール度:13%
ブドウ品種:バルベーラ

リカーランドトップで、1050円で購入。

落ち着いた黒っぽいルージュで、深い透明感のある外観。
液面のツヤと、粘性が強めで、ちょっと期待感があります。

香りは、最初に動物香。
赤身の肉とか、なめし皮の印象。
そこからフローラルの華やかさが出てきて、グリーン系のスパイスの印象が現れます。
全体的には、何というか、妖艶な感じというか、ちょっと香水のような華やかさを持っています。
それもちょっと悪女系というか、悪臭成分を多めに含んでるような、深みのある華やかさですね。

味わいは、軽めのアタックで、シンプルな味わい。
でもアルコール度は強めに感じます。
ボリューム感はありませんが、直線的に延びる力というか、はっきりした主張を感じます。
個性がしっかりしてるというか、ブレがない感じ?

ニューワールドや南フランスあたりの、カジュアルなワインとは、ちょっと世界観が違いますね。

夏場よりは、秋から冬にかけて飲みたい感じ。
しかもちょっとクセのある肉料理と一緒に。

何というか、このワイン、エロいです。
媚薬的な要素を感じますね。何でしょう、この妖艶な感じは。

たまにこういうタイプに当たると、やはりワインの奥深さを感じますね。

今日の晩御飯は、和風ポークソテー。
醤油ベースですが、マスタードを添えると、このワインにも良く合いました。

香りが華やかで独特なので、和食には難しいかと思いましたが、シンプルな味わいなので、食事をあまり選ばないかも。

でも本当に活きるのは、ジビエとかでしょうね。
ラベルがイノシシですが、ぼたん鍋とか合うのかな?

鹿肉とかは合いそうな気がします。

食事が終わってワインだけになると、何か合わせるものが欲しくなりますね。

ワインだけだと、ちょっと辛い。
というか、食事のイメージが浮かんで、おなかが減ってきます。

コストパフォーマンスも高く、面白いワインだと思いますね。
これから寒い時期にオススメ。

■稲葉さんのホームページより
http://www.inaba-wine.co.jp/search/product/detail.php?id=I483
畑はアルバ市周辺のランゲの丘にあります。仕立てはグイヨー式、土壌は粘土質の石灰。収穫された葡萄は、除梗し柔らかくプレスして、温度管理の下7~8日間発酵と醸しを行います。色とアロマを抽出するため、日に2回以上はポンピングオーバーを行います。マロラクティック発酵は冬の終わりには完了し、タンクに置かれから瓶詰めされます。濃い赤色、しっかりとしていながら、フレッシュな果実味も感じられ、重すぎず、おいしさがストレートに伝わってくるワインです。

■楽天ショップへのリンク

ピエモンテ・バルベーラ[2010]年・テッレ・デル・バローロ元詰・D.Oピエモンテ・バルベーラPiemonte BARBERA [2010] Terre del Barolo DO Piemonte Barbera
畑はアルバ市周辺のランゲの丘にあります。仕立てはグイヨー式、土壌は粘土質の石灰で、収穫は10月1~15日の間に行われました。
除梗し柔らかくプレスして、温度管理の下7~8日間発酵と醸しを行います。色と香りを抽出するため、日に2回以上はポンピングオーバーを行います。マロラクティック発酵は冬の終わりには完了し、タンクに置かれから瓶詰めされます。
濃い赤色、しっかりとしていながら、果実味も感じられ、重すぎず、おいしさがストレートに伝わってきます。
『バルベーラの2010はバランスと成長も安定し葡萄の熟しも理想。糖もアルコールも高く、色フェノールもよく、力強さ、たくましさ、(ブラックチェリー、ストロベリーの)フレッシュさもある。』(テッレ・デル・バローロの担当者のコメント)

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