2013/07/18

カーサ・アンヘル ガルナッチャ・ティントレラ NV

カーサ・アンヘル ガルナッチャ・ティントレラ NV
カーサ・アンヘル ガルナッチャ・ティントレラ NV
CASA L'ANGEL GARNACHA TINTORERA NV

スペイン:バレンシア州:DOバレンシア
アルコール度:14%
ブドウ品種:ガルナッチャ・ティントレラ

セブンイレブンで、798円で購入。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若い、よく熟した、色づきが良い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、チョコレート、タバコの葉、赤身の肉、スパイス、カラメル
香りの印象:開いている、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:なめらか、やわらか、しっかり強い
タンニン分:サラサラした
バランス:心地良い、まろやか、甘みが強い
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
フルーティ

【評価】
残糖が多め、やわらかく飲みやすく、濃縮感がある。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
若々しくて濃い外観。
ほぼ真っ黒で、液面は艶があり、粘性は強め。

香りは濃縮感たっぷり。
ちょっとプルーンくらいの濃厚な果実と、チョコレートやタバコの葉などの焦げ系の香り、やや硫黄の印象がある。

味わいは、飲んでビックリ、甘いですね。

どのくらいかというと、養命酒?
ポートワインとまではいきませんが、かなり甘く感じます。

口に含んでそれほど膨らまず、甘い印象から、しっかりした酸味が続いて、アフターはスッキリした感じ。
少しえぐ味が残るものの、後味はジューシー。

このシリーズ、白ワインがマスカット・オブ・アレキサンドリア種を使った、かなり個性的なタイプでしたが、赤ワインは一般的な品種のガルナッチャ・ティントレラ。
あれ意外と普通なの?って思ってたら、やはり個性的な味わいでした。

辛口ワインが全盛の中で、甘口の赤ワインって、かなりの冒険ですよね。

フィニッシュに甘さが残らずに、ベタベタしないスッキリした感じの赤ワインって、以前試飲会で飲んだことありましたが、それがコンビニで買えるってことがすごいです。

このシリーズ、テーマは「しあわせ感」ですね。
甘いのに濃厚で、口あたりも良く、ワインだけで、どんどん飲めちゃいます。

普通に辛口のワインを期待して買うと、人によってはがっかりするかもしれませんが、飲んでみると意外と美味しい、って思うのではないでしょうか。

今日の晩御飯は、コンビニのカレー。
でも黒毛和牛をつかった、ちょっと高いやつ。
カレーが濃厚でちょっと甘めで、デミグラスソースみたいな感じ。

このワインを合わせると、「甘み」がつなぎになりますね。

カレーも濃厚、ワインも濃厚なので、フォローしあうって感じじゃなくて、手を取り合って、深みに落ちていくような印象?
ややクドイ取り合わせです。

あー、このワイン、食事に合わせるには、やっぱりちょっと甘いかも。
フィニッシュが、ワインの甘さで落ちるので、食事の余韻が消えるみたいですね。

飲んだ時の気持ちが上がる感じはあるので、平日に夜リラックスするときに、ちょっと飲むってのはいいかも。
赤ワインとチョコレートを一緒に食べてる感じなんですよね。

トルティアチップスのアボカド味に合わせると、ちょうどいい感じです。
スナック系は良さそうです。

甘いワインをちびちび飲むような飲み方が好きな人にはOKだと思います。

個性的で魅力のあるワインだと思いますが、コストパフォーマンスは測りがたいですね。

ただ、甘い赤ワインってなかなか手に入らないので、こういったタイプがコンビニで買えるってのは、時代が変わったって感じがします。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

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