2013/02/16

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2011

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2011
(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)ファランギーナ(伊:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ:10)\1180
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:11)\990
(5)シャルドネ(豪:南オーストラリア州:11)\788

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、色味の強いイエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや厚い
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、強い輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:香水のような華やかな印象、白い花、ヴァニラ、カリン、リンゴ、爽やかなハーブ
香りの印象:開いている、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:しなやかで、豊か
バランス:厚みがあり、溌剌としている
苦味:深みを与える
アルコール:強め
余韻:長い

【フレーヴァー】
フルーティで、フローラル、華やか

【評価】
濃縮感があり、力強い

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸、大ぶり

【判定】
ギラギラと輝く力強い外観。
ちょっと高めの印象。

香りは、とても華やか。
フローラルな印象と、ちょっとグリーンっぽい果実香。
グローバル品種では無い感じ。

味わいは、口当たりはライトだが、その後厚みとボリューム感が出てくる。
後味は爽やか。
木樽の印象も強い。
ボルドーブランっぽいイメージ。

最初はグローバル品種では無いかと思ったが、これは完全にボルドーブランの味わい。
香りはすべて樽からの影響だと思われる。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

これはいかにも、バロン・ド・レスタックです。

【総評】
カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2011
BARON DE LESTAC BORDEAUX BLANC 2011

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

リカーランドトップで、990円で購入。

ボルドーブランって、リンゴの印象というか、シードルのような、ちょっと酸化したような印象があるワインが多いですよね。
そこに樽の印象が加わると、木酢液のような感じになって、ボルドーブランの判定の一つのポイントにしています。

このワインは、ボルドーにしては、ソーヴィニヨン・ブランの酸味が強めで、とても特徴のある酸味。

以前飲んだ、2009年のビンテージでもやはりポイントは酸でした。
ちょっと酸化したような味わいで、樽香強め、家庭料理にはまったく合わない、と記録が残ってますが、このワインもやっぱりそんな感じかな。

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2009

セミヨンとの比率は分かりませんが、何となく増えてそうな感じ。

今日の晩御飯は、和風ハンバーグ。
生地に豆腐が入ってて、タレはかつおだしベース。

完全に和風のハンバーグなので、さすがに合わないだろうと思っていたら、そうでもありません。
香りが料理の邪魔をするかと思ってたけど、そうでもない。
ワインだけで飲むと、家庭料理には合わせにくい印象がありますが、食事が入ると、ちょっと印象が和ぎますね。

水菜とワカメのサラダにもそこそこ合いました。

ただ、樽香嫌いなカミさんには、そうとう不評。
このワイン、傷んでない?ってくらい。

おつまみで、ドライマンゴーに合わせると、ワインが素直になって、美味しく飲めます。
この取り合わせはいいですね、樽香を緩和してくれます。

ピスタチオはよりワインの個性が活きる形で合いますが、後味の苦味がやや気になる。

ベルギー産の生チョコ・トリュフに合わせると、生クリームのところだけ、微かにフィットする感じ。

基本的には、しっかりした、コストパフォーマンスの高いワインだと思います。
ただ、強い樽香と、酸化したようなイメージは、やっぱり気になるかな。

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カステル バロン ド レスタック ボルドー ブラン

※サイトより引用
「バロン ド レスタック」は、ヴューパープ、カンブラスというテーブルワインの2大ブランドを所有する「フランスNo.1のワイン会社」カステル社が社命をかけて生み出したAOCボルドーのワインです。
“LESTAC”とは、カステル“CASTEL”の社名のアルファベットを逆さから読んで命名されました。1995年に初めて1994年のヴィンテージを発売しました。
カステル社の創設は1949年。フランス、ボルドー地方のワイン商としてスタートし、その後わずか半世紀で、ヨーロッパ最大、世界でもナンバー3という巨大ワイングループに生長しました。現在フランス全土に6つのボトリング工場をもち、アルザス地方を除くほぼ全域のワインを取り揃え、また、ヴァン ド ターブル(テーブルワイン)クラスでは、フランス国内でも圧倒的なシェアを誇っています。
1960年代からは、ボルドーでシャトーの経営も開始し、現在13シャトーを所有。そのうち3シャトーがブルジョワ級に格付けされています。さらに1997年には、北アフリカのモロッコに1500ヘクタールの広大な葡萄園を購入。2000年には中国北京郊外にボトリング工場を完成させるなど、その活動はますます国際色を強めています。
「バロン ド レスタック」は、フランス国内では非常に身近なブランドでボルドーAOCワインの中では売上No.1です。(IRI Secodip '05.1月データより)そして、パリ市内では多くの広告がみることができ、まさにフランス人から愛されつづけているブランドです。
<テイスティング>
ソーヴィニヨンブラン由来の柑橘系の爽やかな香りとすっきりした酸味、セミヨンならではの厚みに、オーク樽での発酵によるバニラの香りが心地よい調和のとれた白ワインです。幅広い料理と合わせてお楽しみいただけます。
<備考>
2010年ヴィンテージが【バリューボルドー2011】に選ばれました。
『男子食堂』国別グランプリ フランス白部門1位! ('12年NO.11“家呑み極旨ワイングランプリ”)

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