2013/02/02

ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010 (ブラインドテイスティング:外す)

ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010
(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280
(3)ティンタ・デ・トロ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ:11)\1190
(4)サンジョヴェーゼ(伊:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ:10)\1080
(5)ガルナッチャ・ティントレラ65%、シラー35%(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOアルマンサ:09)\1040

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きが良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:すみれ、赤身の肉、茎っぽいグリーン香、ブラックベリー、やや水っぽい感じ
香りの印象:華やかさがあるが、やや控えめ

【味わい】
アタック:やさしい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:やや強め、サラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)

【評価】
柔らかな口あたりと華やかな香り

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若さがあるが、少し落ち着いた印象の外観。

香りはフローラルで華やかさがある。
カベルネ・ソーヴィニヨンのようなグリーン香もあって、ボルドーの印象。

飲みくちはなめらかで優しい。
上質なボルドーって感じ。

これだけボルドーっぽかったらやっぱりボルドー?

可能性としては、スペイン。

ティンタ・デ・トロはテンプラニーリョ。

疑ってみると、ボルドーにしては、やや動物香が強めかも。
ちょっと重い感じも気になる。

おっと、この優しい果実感はグルナッシュだな、きっと。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ・ティントレラ、シラー
で、ブー

なんと、サンジョヴェーゼ。

【総評】
ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010
DI MAJO NORANTE SANGIOVESE 2010

イタリア:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ
アルコール度:13%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、1080円で購入。

これだけ濃いとさすがにサンジョヴェーゼは候補に入りませんね。

サンジョヴェーゼってちょっと紹興酒っぽいオリエンタルスパイスみたいな印象がありますが、これはボルドーっぽい、華やかな香り。
でもそれは最初だけで、すぐに地味な印象になります。
ボルドーっぽい香りが、添加されてるって感じ??

時間が経つと、だんだん地味な感じになってきますが、じわっと旨味があって、これはこれで美味しいですね。

厚化粧でキレイにみせてるけど、実は化粧を落としても、素朴で可愛い女性、みたいな感じでしょうか。

今日の晩御飯は、野菜のたっぷりはいったミートローフ。
お肉の部分にはよく合いますが、さすがに野菜には合いません。

おつまみの堅揚げポテトに合わせると、塩気と渋みが強くなって合いません。

合わせる食事はちょっと気を使いそうですね。

このワイン、時間とともにサンジョヴェーゼらしさが出て来ました。

最近は、ピノ・ノワールでもサンジョヴェーゼでも、とても濃いワインが増えてきましたね。
いままでの印象とまったく違う方向にいっている場合が多いので、ブラインドテイスティングではなかなか当てられません。

はたしてそういうワインが、ブドウ品種の個性を活かせているのか、って疑問はちょっとありますが。

カミさんに感想を聞いたら、あまり美味しくない、という評価。

グラスに入れて、ちょっと時間が経つと、酸味が立って、角がたった味わいになってきました。
これは、我が家的にはリピートしないタイプですね。

■関連リンク

ディ・マーヨ・ノランテ ファランギーナ 2010

■楽天ショップへのリンク

サンジョヴェーゼ・サン・ジョルジョ [2010]年 ディ・マーヨ・ノランテSangiovese San Giorgioモリーゼからサンジョヴェーゼ100%のワイン

※サイトより引用
ディ・マーヨ・ノランテは、州都でもあるカンポバッソ県で1800年代からブドウ栽培に従事している生産者です。1960年にラミッテロ地域で見事に復活し、以来モリーゼ州で最も重要な生産者として世界に知られています。
ディ・マーヨ・ノランテのワインは、バートン・アンダーソンの「ワインアトラス オブ イタリィ」やヒュージョンソンの「ワールドアトラスオブ ワイン」 ヴェロネッリの「ヴィニ ディ ヴネロッキソ」等「ヴィニディ イタリア」でも高い評価を得ています。(’99年2グラス)’98年からはエノロジのリッカルド・コタレッラの指導を受け上り調子の造り手です。リカルド・コタレッラが指導を始めた味わいが素晴らしい。
美しいルビー色すみれや野生のベリーの香り。素晴らしい濃縮された果実味、バランスのとれたタンニンがあり、トスカーナ以外では最も印象深いサンジョヴェーゼといえます。ガンベロ・ロッソ「アルマナッコ・ベレベーネ2002」でモリーゼのオスカー「ヴィニ・デ・イタリア」で '00年が2グラス '01が1グラスロバート・パーカー「アドボケイト」で '98 '97連続86点獲得。

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