2013/02/24

シャトー ブルディコット 2009 (ブラインドテイスティング:外す)

シャトー ブルディコット 2009
(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱い
特徴:硫黄の印象、チェリーのような果実香、なめし革
香りの印象:香りが非常に弱く特徴がつかめない

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め
酸味:フレッシュ、強め
バランス:芯が強い、心地良い
タンニン分:強い
アルコール度:やや強め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
濃縮し、力強い。クールでドライ。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
香りが弱いので小ぶりで十分だが、ワインの濃さで考えると中ぶりのグラス

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり濃い外観で、若々しい。
普通だとピノ・ノワールは無いが、最近のニューワールドのピノ・ノワールはとんでもなく濃いものがあるので、外せない。
それに色味の感じからは、2011年くらいのイメージ。

香りはほとんどしない。
花粉症のせいかといろいろ嗅いでみるが、一応嗅覚は活きているので、ワインに香りが無いみたい。
温度が極端に低いせいもある。
ボルドーでこんなに香りが無いのも考えられないので、ここはピノ・ノワールか。

味わいは、濃いながらも、クールな印象。
タンニンがかなり強めだけど、後味には残らない。
アタックで甘みを感じるタイプで、やはりニューワールドの印象。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ブー

おっと、ボルドーでした。

【総評】
シャトー ブルディコット 2009
Chateau Bourdicotte 2009

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック

町田の蔵家さんで、1280円で購入。

ちょっと警戒しすぎましたね。
さすがにこんなに濃いピノ・ノワールは無いだろうって感じ。

ネタバレして、少し温度が上がってきたら、カベルネ・ソーヴィニヨンらしい、スモーキーなグリーン香が出て来ました。
タンニンもしっかりしているのですが、濃厚で甘みがあるせいか、ニューワールドテイストなんですよね。

このワイン、シュペリュールで、ちょっとアルコール度が高く、そのせいもあるかもしれません。
でも、飲んだ時のヒンヤリしたクールな印象は、伝統産地らしさを感じて、好印象。

香りは極端に弱いですが、全体のバランスはいいですね。
アルコール度も、14%もあるように感じません。

2009年で4年熟成なのに、まだまだ全然若々しいのは、アルコール度の強さのおかげでしょうか。

安いワインですが、10年くらいは熟成できそうなポテンシャルを感じますね。
もう少し寝かせて、落ち着かさせてから飲んだほうが美味しそう。

寝かせることで、香りがどのくらい出てくるかは分かりませんが。

今日の晩御飯は、鶏のじゃがいもの煮もの。
完全に和風です。

さすがに合わないかと思ったら、このワイン、意外と大丈夫。
香りが弱いからかも。

ワインの持っている甘みと、煮汁のみりんの甘みが、うまくシンクロする感じですね。

焼き鳥とか、甘みのあるタレだと、よく合いそうです。

ココアパウダーのかかった生チョコトリュフに合わせると、とても良い感じで合いました。
ワインがすーっと入っていきます。
この取り合わせはいいですね。

時間がたっても香りはあまり立ってきません。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしい、グリーン香が強めです。

カミさんに聞いたら、「このワイン、濃いんだけど、バランスが良くない。 1380円くらい?」という感想。
高めに感じたようですが、あまり好みではないみたい。

女性にはこのアルコール度の高さがネックになるかも。

全体的なバランスもイマイチ感がありますが、コストパフォーマンスは悪くないと思います。

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シャトー・ブルディコット 2009年Chateau Bourdicotte 2009
濃厚で複雑、エレガントで、肉厚な赤ワイン。
デカンター誌で、3.5ッ星獲得!
ボルドーコンクール2011 金賞受賞!!
イギリスで最も権威あるワイン専門誌“Decanter”(デカンター)で、
高評価を受けた2009年ヴィンテージのシャトーです。
赤ワイン 中重口
カシスやブラックベリーといった黒い果実にスパイシーさが感じられる濃厚で複雑な香り、エレガントで肉厚ある果実味が魅力です。

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