2012/10/07

ブルゴーニュ エピヌイユ 2003 ジャン・クロード・ミショー (ブラインドテイスティング:外す)

ブルゴーニュ エピヌイユ 2003 ジャン・クロード・ミショー
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・エピヌイユ:03)\2580
(2)テンプラニーリョ(スペイン:DOラ・マンチャ:11)\1250
(3)モナストレル100%(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:11)\1150
(4)シラー、グルナッシュ、カリニャン(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:11)\980
(5)ネグロ・アマーロ(伊:プーリア州:DOCサリーチェ・サレンティーノ:09)\980
(6)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCモルゴン:10)\980

の6本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:厚い
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:熟成感がある、濃いながら深い透明階がある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:血液、なめし革、ブラックチェリー、ドライフルーツ、ミネラル、硫黄、ヴェジェタル
香りの印象:弱め、やや閉じている?

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:フレッシュで、やや強め
バランス:ライトで細身
タンニン分:突出した強さで、後味に強く残る
アルコール度:やや弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(スリムな)

【評価】
ライトで、スレンダー。 やや頼りない感じ。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
やや熟成感があって、深い透明感。
これは2003年、ブルゴーニュの可能性あり。

香りは弱め。
少しケミカルな印象とスパイシーさがあって、果実感は少ない。
なめし革の印象はちょっとピノ・ノワールっぽいが、弱々しくて、これは低価格な印象。

飲み口もライト。
深みがなく、細身。
余韻もとても短い。
イタリア、ネグロ・アマーロかガメイあたりだが、ちょっとオレンジっぽい独特の色調は熟成というよりは品種固有の色かも。

ファイナルアンサーで、ネグロ・アマーロ
で、ブー

なんと、2003年ブルゴーニュ。。

【総評】
ブルゴーニュ エピヌイユ 2003 ジャン・クロード・ミショー
Bourgogne Rouge Epineuil 2003 Jean Claude Michaut

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

町田の蔵家さんで、2580円で購入。

我が家的には、2580円は高級ワイン。
期待していた1本でしたが、第一印象は大ハズレ。

でも9年寝てたワインなので、これから開いてくるかも。

いっそデキャンタージュしてみようか、などと考えてみるけど、もう少し様子をみてみます。

グラスに入れて、だいぶ時間が経っても、あまり良くなってきません。

カミさんに、2003年ブルゴーニュだけど、いくらだと思う?と聞いたら、1480円。
確かに飲んだ印象は、2000円を超えるような感じじゃないんですよね。

ちょっと冷やしてみたら、飲みやすくなったけど、さらにカジュアルな印象に。

ライトで、嫌味の無い飲み口なので、スイスイ飲んであっという間に無くなってしまいそうなので、我慢して、ちょっとづつ飲んでます。

あー、でも何だか、フランクな気さくな印象でも、体にすーっと馴染んでくるような感じは、安いワインにはなかなか無い良さですね。

今日の晩御飯は、ロールキャベツ。
9年熟成のブルゴーニュにはちょっともったいないメニューです。

でもこのワインは、軽めなのと、主張が少ないのもあって、とても良く合いました。
チーズをふったりするとさらに良く合います。

なんだかもったいないと思いながらも、良い感じで合います。

飲み進んでみると、このワインは相当いいですね。

とても軽くて、香りも弱いので、価格に期待するパワーとかボリューム感とかはありませんが、軽くて上質な、熟成したブルゴーニュを飲みたい時にはベストかも。

9年経ってますけど、まだまだ若々しい感じです。

時間とともに、軽くて優しい、上質な味わいになってきましたね。
後味もとってもいい。

カミさんも、ちょっと高いけど、このワインは美味しい、と言ってました。

予算に余裕があれば、また飲んでみたいと思わせるワインです。

■ブルゴーニュ・エピヌイユの特徴
フランスAOCワイン事典より

エピヌイユ村は、シャブリ村の東、トネールという町を中心とする、トネロワ地区に位置する小村。
中世から修道院によってワイン生産が行われ、ヨンヌ川を利用して水路でパリに運ばれた。
アンリ4世が好んだというこのワインは、当時「トネール・ワイン」と呼ばれていた。
フィロキセラで壊滅したが、1970年の終り頃に再生の運動が起こり、1993年にブルゴーニュ・エピヌイユという呼称で、AOCに認定された。
エピヌイユはロゼにより名声を得ている。ピノ・ノワール種とピノ・グリ種で、しなやかで生き生きとし、溌剌さを発揮しつつ品が良い。
同じ村で、ブルゴーニュ・トネールというAOC(AOP)の白ワインも造られる。
赤は、木イチゴ、チェリー、赤スグリなどの赤い果実、桑の実、ブルーベリーやカシスなどの黒い果実の香りで構成される。
胡椒の香りを伴い、軽くなめらか、タンニンの構成は心地よく、ビロードのようでバランスに優れ、肉づきがよい。燻した香りを感じることもある。
赤のブドウ品種は、ピノ・ノワール、セザール、トレッソ。15%以下で、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、シャルドネが使用できる。
土壌はシャブリ地区に良く似ていて、白い小石で満ちた、中生代ジュラ紀後期のキンメリッジアンの石灰質、またはオックスフォーディアンの粘土石灰岩に覆われている。


大きな地図で見る

■楽天ショップへのリンク

ジャン・クロード・ミショー ブルゴーニュ・ルージュ エピヌイユ [2003]

※サイトより引用
ジャン・クロード・ミショーはフィロキセラで全滅した畑を見事開拓・再生した、まさにエピヌイユ生みの親とも言える存在。
ミショーのワイン造りの哲学は、「セカンドアロマまで発展した、ピノ・ノワール本来の実力を引き出したワインを造りたい!」というもの。樽とタンクを使い、ACブルゴーニュでは異例である、一年半以上もの間ワインを熟成させ、さらにさらに、数ヶ月間、瓶熟させなければ出荷はしないというこだわりよう!!
香りは華やかな香りの中に複雑な香りも潜み、飲み手をそそります。ラズベリー、チェリーのチャーミングな印象からすぐに革や土、ジビエなどの複雑な印象へと変わっていき、余韻がとても楽しめる仕上がりとなっています。

0 件のコメント:

閲覧数の多い記事