2012/09/29

パラッツォ・ヴェッキオ キアンティ 2010 (ブラインドテイスティング:外す)

パラッツォ・ヴェッキオ キアンティ 2010
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・エピヌイユ:03)\2580
(2)テンプラニーリョ(スペイン:DOラ・マンチャ:11)\1250
(3)モナストレル100%(スペイン:地中海地方:DOフミーリャ:11)\1150
(4)サンジョヴェーゼ主体(伊:トスカーナ州:DOCGキアンティ:10)\848
(5)メルロー50%、テンプラニーリョ50%(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:11)\832

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:落ち着いた色調の、やや濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感がある、色付きの良い

【香り】
豊かさ:最初はしっかりと感じられる、その後弱くなる
特徴:すみれ、燻製肉、干しプラム、いちごジャム、タバコ、シナモン
香りの印象:酸化熟成の段階にある

【味わい】
アタック:やや弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):セック
酸味:柔らかい、なめらか
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:弱め、サラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
熟成感がある

【評価】
濃縮感があり、熟成感がある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし、飲む寸前

【判定】
やや落ち着いた色調で、濃いルビー。
2003年ピノ・ノワールか、2010年サンジョヴェーゼあたりが候補。

香りは、華やかさがあり、熟成感がある。
ドライフラワーやなめし革の印象は、ピノ・ノワール。
やや硫黄香もある。

味わいは、ドライでマイルドで、流れるような口あたり。
質のいい、ブルゴーニュ、って感じ?

でも9年経ってる熟成感じゃないところがやや気になる。

ただ、この神経質な味のバランスが、やっぱりブルゴーニュっぽい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ブー

おおっと、キアンティでした。

【総評】
パラッツォ・ヴェッキオ キアンティ 2010
PALAZZO VECCHIO CHIANTI 2010

イタリア:トスカーナ州:DOCGキアンティ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ主体

イオンで、848円で購入。

ものすごく、フランスワインっぽい、キアンティですね。

サンジョヴェーゼって、紹興酒のような、鳥小屋のような、印象がある(と勝手に思っている)のですが、これはフローラルで、なめし革の香り。

いわゆるサンジョヴェーゼっぽさが無いんですよね。
もう少し飲み進むと変わってくるかも。

第一印象は、かなり良いですね。
ワンランクもツーランクも上のイメージです。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン、キアンティっぽくないね。でも美味しい。980円くらい?」という評価。
ブルゴーニュっぽくない?って聞いたら「それはない。」という素っ気ない答え。。。

今日の晩御飯は、なすのミートグラタン。
自家製バゲットのガーリックトーストもついてます。

このワイン、ちょうど良く合いました。
ガーリックトーストにもピッタリ。

軽めの感じがうまく裏に回って、しかも、しっかり支えるような感じ。
ガーリックトーストとの相性もいい。

グラスに残り少なくなっても、しっかり香りが残ります。
木樽のニュアンスですが、嫌な印象ではありません。

ワインだけになると、やや素っ気ない印象はありますが、でも魅力がありますね。

フルーティさも控えめで、ドライで、シンプルな味わいなので、ニューワールドタイプが好きな人にはちょっと味気ないかもしれません。
でも、伝統的な辛めのタイプが好きな人には、受け入れられるタイプじゃないでしょうか。

ワインだけでも美味しいですが、何らか食事があった方が活きるタイプですね。
ガーリックトーストくらいがちょうどいいので、シンプルなピザとか、軽めの肉料理が良さそう。

ちょっと地味めで、飛び抜けて良いわけではありませんが、マジメに美味しい印象です。
個人的には好きなタイプですね。

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