2012/08/24

シャトー・ド・ヴィルクール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009 (ブラインドテイスティング:外す)

シャトー・ド・ヴィルクール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
(1)グルナッシュ70%、シラー30%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:10)\1575
(2)シラー100%(仏:コート・デュ・ローヌ地方:AOCコート・デュ・ローヌ:10)\1480
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(南ア:コースタルリージョン:パール地区:08)\1365
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\1080
(5)メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド10%(仏:ボルドー地方:AOCメドック:09)\880

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:弱め
色調:落ち着いた色調の、やや濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:わずかに熟成感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ブルーベリー、チェリー、干しプラム、イチゴ、メントール、赤い花、グリーン系のハーブ
香りの印象:熟成感がある、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:円みのある、しっかり効いている
バランス:流れるような、心地良い
タンニン分:緻密、心地良い
アルコール度:やや弱め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(熟成感のある)

【評価】
ミディアムボディで、程よい熟成感がある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
少し落ち着いた外観からは、2008年のカベルネ・ソーヴィニヨンが候補。

香りはチャーミングな果実香が中心で、ほどよく熟した印象。
カベルネ・ソーヴィニヨンっぽくはなく、どちらかというと、メルローやグルナッシュ。

味わいは、ミディアムボディで、熟成感のあるまろやかな味わい。
このへんもメルローやグルナッシュっぽい感じ。

2009年メドックあたりが候補で、2010年のローヌもギリギリ入る?

少し時間が経つと人工的な香りの印象が出てきて、結構お化粧されてるイメージがある。
ガムみたいな香りを感じる。

全体的な口あたりの良さも、ニューワールドっぽいかも。
そうなると、最初の候補だった、2008年の南アフリカのカベルネ・ソーヴィニヨンに戻る?
アルコール臭が出てきて、全体的にギクシャクしたまとまりになってきた。

ファイナルアンサーで、南アフリカのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

何と、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨン。

【総評】
シャトー・ド・ヴィルクール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
CHATEAU DE VIRECOURT CABERNET SAUVIGNON 2009

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 100%

町田の蔵家さんで、1080円で購入。

ネタバレしてみると、確かにボルドーの印象があります。
飲み口のまろやかさと後味の辛さがボルドーっぽいのかな?

ただ、価格が安いこともあって、グローバルワインって感じのまとまりですね。

ボルドーでカベルネ・ソーヴィニヨンの単一品種って珍しいですが、このワイン、全然カベルネ・ソーヴィニヨンって感じがしないんですよね。
何か不思議。

カミさんに価格感を聞いたら、780円。
何か食べ物が欲しくなる、という感想です。

レトルトのモッツァレラトマトパスタに合わせると、とても良く合いました。
バジルをかけて、香り付けをしてあげるとさらに合います。

ボルドーだけど、お肉よりもパスタくらいがいいですね。

温度もちょっと低めで、気軽に飲むようなタイプ。
少し冷やした方が、素直な味わいになります。

カニ玉もあったので、ダメもとで合わせてみると、これが意外と大丈夫。

あまりプライドのないボルドー?
というか、フレンドリーなボルドーなんですね。

週末だったので、カミさんもたくさん飲んで、あっという間に残りわずか。。。
あまり気負わずに家庭で、気軽に飲めるボルドーという点ではとても良いですね。

低価格なボルドーの中では、まとまりが良い方だと思います。
しかも飲み進むとだんだん良くなってきますね。

フルーツ感があって、飲みやすいのですが、気品というか上品さも兼ねてます。
そこはニューワールドとは違う点でしょうか。

このワインオススメですね。

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シャトー・ド・ヴィルクール カベルネ・ソーヴィニヨン[2009]

※サイトより引用
高品質かつ値頃にという信念の下、ワイン造りを行う、ボルドー地方の家族経営のシャトー ≪シャトー・ド・ヴィルクール≫。
1858年にシャトー・デ・コンブを所有していたデュクール家が、アントゥル・ドゥ・メールの小さな村であるLadaux(ラドー)に拠点を移しました。
1885年にベルナール・デュクール氏の祖父であるピエール・デュクール氏と父のルイ・デュクール氏が、9haの畑でワイン造りを始めました。
その後、1951年にアンリ・デュクール氏が加わり、ルイ・デュクール氏の息子達と様々な挑戦を行い、その品質を高めていきました。
現在、デュクール家は新しい世代が、受け継がれてきた伝統を大切にしつつ、たゆまぬ改革を行い続けています。
平均樹齢20年。土壌は粘土石灰質。
ステンレス・タンクにて醗酵、熟成(8~12ヶ月)
エッジに紫を帯びた明るいルビー。
若々しい色合い。
アセロラやクランベリー、カシスなどの果実や、
真っ赤なバラをイメージした香り。
口当たりはなめらかで、後からアルコール感もしっかり感じられ、フルーティながら飲み応えのある赤ワインです。

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